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映画「セブンガールズ」製作から3年、もう一度下北沢から世界へをクラウドファンディングで実現!

映画「演者」製作プロジェクト┃
映画「セブンガールズ」製作から3年、もう一度下北沢から世界へ

劇団で映画を製作して世界に持っていくという「セブンガールズ」プロジェクトから3年。もう一度、奇跡を起こすために舞台作品を映画化するプロジェクト。ご支援お願いいたします。

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このプロジェクトは、目標金額2,000,000円を達成し、2021年1月15日23:59に終了しました。

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179
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残り日数
0

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このプロジェクトは、目標金額2,000,000円を達成し、2021年1月15日23:59に終了しました。

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劇団前方公演墳所属、制作、HP管理、チラシデザインなど ショートフィルム企画を劇団で立ち上げる経験あり 他、舞台制作多数 「セブンガールズ映画化実行委員会」を立ち上げる。 映画「演者」の製作を開始する

その勇気が一歩になっていく

vol. 82 2020-12-08 0

81日目終了。
本日も着実に増えた。
ご参加ありがとうございます!
いよいよ大台まであと少しです。

昨晩、Mr.やぶれかぶれとして連載していたあちらのアップデートを一旦終了した。
ジャスト十か月間、連日の更新だった。
起きるとたくさんの言葉が届いていて今日は一日中、感動的だった。
思い出したのはあちらのクラウドファンディングの最終日の最後の数時間。
火祭りと称して、タイムラインが真っ赤になっていったこと。
確かにあの日から一気に撮影へと動き出した。
本当は勇気をもらっていたのは僕なのだと改めて思う。
感謝の言葉が届くけれど、本当に感謝をしているのは僕です。

こちらでは、僕個人で自分の責任で始めているから。
脚本も、撮影も、作品も、全てで悩んで、全てで苦しんでいかなくてはいけない。
どちらが重いというよりも、想いの質が違う。
気付けばクラウドファンディングの期間も3分の2を超えていました。
ここからさらに大きく飛躍していかなくちゃいけない。
自分の力でどこまでやれるのか、ここからが本当の勝負なのだと思う。

でももう僕は知っているのです。
僕個人で企画すると言いながら、並走してくださる方が勇気をくれることを。
もう無理だ、さすがに難しい、万事休すか、そんな時。
自分一人で闘う何倍もの力をいただくことが出来るのだと。
無頼を気取った方がかっこいいなんて思っていたこともあったけれど。
僕は僕の責任で約束を果たしていけば、たくさんの共感が集まっていくのだと知っていて。
だからこそ、そっと始めるんじゃなくて、あえてこうしてスタートを切ったのだと。
改めてもう一度、思っているところです。
不安に襲われるのは今もしょっちゅうなのだけれど。

何かを為すことに必要なものは一つしかない。
それは、強い意志。
それさえあればきっといつか届く。
僕はずっと芝居が好きで芝居が好きで、芝居だけやっていたいなぁと思っていた。
売れる売れないとかも二の次で、出来れば芝居以外の事をしないで済むようにならないかなと。
そんなことばっかり思っていた。
だから、自分が願っていたことはほぼ叶っていたのだと思う。
ただやっぱり周囲を見渡せば、売れなくちゃだめだという競争がそこにはあって。
僕はいつも少しだけ焦っていたような気がする。
もっと自分も売れるということに真剣に取り組まなくちゃいけないのかなぁ?と。
でもそこで芝居をさせてもらえるのかな?本当に、って思ってた。
目の前に芝居があればそれについて考えて悩んで、自分の芝居を見つけることに集中してしまった。
他のことはあんまり気にならなくなっていった。

ここ5~7年。
何かを為さなければ、芝居も出来なくなるぞと思うようになった。
僕から何かが芝居を奪い取ろうとしていると感じていた。
あと何年このままでもつんだ?という声が聞こえていた。
僕は、自分の願いを拡張しなくてはならなかった。
いや、拡張なんかしていない。
結局は、芝居をしたいというだけなのかもしれない。
芝居をし続けるためには。
その第一歩が、初めての映画製作だった。
結果的に初めての映画製作をして、芝居が出来るようになったかというとそうでもなかった。
芝居にならなかった。
ならばどうするのか。
もう一度、やり直すしかない、そう思った。
芝居をしたいという意思はこれまでずっと叶っていた。
初めての映画製作だって、奇跡を繰り返して公開することまで叶った。
もう一度なんかじゃない。
強い意志のまま進んでいくしかないということなんだと思う。

こういうことを書いているだけで多くの人はきっと勘違いしてしまう。
僕が真面目な奴でストイックに芝居に打ち込んでいるような人間だと。
でも実際はそうじゃない。
稽古場ではとにかく面白いことを探して笑ってる。
ふざけすぎて悪乗りすることもある。
暗いシーンや、重いセリフほど、明るく軽くしようとする。
いわゆる演劇青年という固定観念があって、すごく繊細で傷つきやすくて尖っててみたいな。
全然、そういう感じではない。
ある意味では体育会系だし、追及するのはいつも面白いという方向だ。
少しでも真面目くさい固い雰囲気が出たら演技的に潰していく。
芝居はやればやるほど楽しいもので、追及すればすれば笑えるものだ。
眉間に皴を寄せて創っても、面白いものにはならない。
もちろん客観で全体を見て、演出を考える時はシリアスにもなるけれど。
基本的には、どこか遊んでいるような雰囲気で僕は進んでいる。
そして、そういう芝居を続けたいと願っている。

舞台版の「演者」もそうだった。
最初に読み合わせた時に、台詞のイメージでどうしても暗くなった。
しばらくは、もっと明るい感じ!っていう演出を繰り返したことを覚えている。
演技で明るくして、何も面白みのないセリフを笑えるようにすることが出来る。
むしろ、面白いシーンを面白くすることは役者にはプレッシャーに近い。
きっとそういうことをきちんと丁寧にやっていきたいのだと思う。

師匠に教わったことの一つ、演技という言葉を、演戯と書いた人がいたこと。
例えば、幼児たちのお遊戯会。
少年たちのウルトラマンごっこ。
うまいへたを越えて、感動してしまうことがある。
ものすごい本気なんだよ。
ウルトラマンごっこで怪獣役はちゃんと倒れないと大人でも怒られてしまう。
本人はウルトラマンに完全に成り切っちゃっていて。
僕の中でそれは演じることの本質なんだろうなという実感がある。
お遊戯会で必死にセリフをいう姿だけで涙が流れるのは子供だからなだけじゃない。
自分のこともじゃなくても、なんだか泣けてしまうことがあるはずだよ。

そうなってくると何が何だか掴みどころがなくなっていくと思う。
強い意志を持って、何かを為そうとしていて。
その何かを為すのは、戯れるためなのだよということになってしまうから。
そういうところを見て、それは趣味だよと聞き飽きるほど言われてきた。
当たらずとも遠からずと思っている。すでに。
若い頃は趣味じゃねぇよ!といちいち怒っていたのだけれど。
よくよく見たら、世の中の人は仕事よりも趣味の方が本気だからだ。
趣味のために仕事をしているような人だってたくさんいる。
逆に、ビジネスで芝居をするという感覚の方が僕にはピュアじゃないなぁと思えることがある。
どこかで自分が芝居を楽しめなくては、本当の意味では芝居じゃないんじゃないかって思う。

なぜなら、芝居は人が観なければ成立しないものだからだ。
そして観ている人が心から楽しんでくれるものであるべきだからだ。
言葉で楽しむこともあるし、セットや照明や、芝居以外の要素もあるけれど。
役者がやることは、お客様と心のやりとりがあって、演じることを楽しんでもらうものだ。
だとすれば、ビジネス的なアプローチでは芝居はまったく成立しなくなる。
演じている者が楽しくないものを、お客様が楽しいわけがない。
かっこいいミュージシャンのライブに行けばすぐにわかる。
良いライブはアーティストがお客様と一緒に楽しんでいるはずだから。
もし、それを趣味だというのだとすれば、趣味で結構。
芝居というものに本気になれるならどんな言われ方でも構わない。
それを楽しみに待ってくれる人がワクワク出来るならそれで充分。
それを観て、心が動く人がいるならそれが最高。
楽しい場所に行きたいに決まってる。

真面目にふざけてんだ。
強い意志を持って。

その上で誰も想像も出来ないような場所まで行けたら笑っちゃうじゃないか。
最高に痛快じゃないか。
何事かを為せるじゃないか。

芸術作品でもなくエンターテイメント作品でもなく。
演劇でもなく、映画ですらないような。
なんだか見たこともないすごいものを創りたいなぁと頭の中でこねくり回している。
脚本は文学として戯曲レベルまで高めて。
稽古場ではどんどんそれをぶち壊してしまって。
撮影ではそれを芸術レベルで収めていって。
編集でそれを再構築していく。
そしてそれは誰もが楽しめて、でもそれはなんだか説明がつかないような。
そんなところまで行きたいなぁと思っていたりする。
まったく、自分でそんなことが出来るのかよと何度も何度も思いながら。

多分、そこに演者がいる。

僕が30年間取り組み続けた芝居を。
芝居って何だよって考え続けてきた今の地点を。
映画という形にする。

ふざけているでしょう。
でも、強い意志がなければ出来なさそうでしょう。
そしてわけがわからないと思う人もたくさんいるでしょう。
だからすごく孤独だなと思うことがあるのです。
今、この作品の全てがわかっているのは多分、世界で僕一人だから。

だからこそ。
面白いものが生まれると信じてくれる誰かが。
大きな大きな勇気をくれるのです。
そして、きっと、その方が面白くなるのです。
観てくれる人がいる、待ってくれる人がいる。
それ自体がすでに作品にとってのパワーなのだと思うのです。

Mr.やぶれかぶれさんを通して、それを改めて僕は確認したのです。

82日目が始まる。
100人の大台は近い。
不安になったって強い意志で進む。

小野寺隆一

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