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映画「セブンガールズ」製作から3年、もう一度下北沢から世界へをクラウドファンディングで実現!

映画「演者」製作プロジェクト┃
映画「セブンガールズ」製作から3年、もう一度下北沢から世界へ

劇団で映画を製作して世界に持っていくという「セブンガールズ」プロジェクトから3年。もう一度、奇跡を起こすために舞台作品を映画化するプロジェクト。ご支援お願いいたします。

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このプロジェクトは、目標金額2,000,000円を達成し、2021年1月15日23:59に終了しました。

コレクター
179
現在までに集まった金額
2,501,600
残り日数
0

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このプロジェクトは、目標金額2,000,000円を達成し、2021年1月15日23:59に終了しました。

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劇団前方公演墳所属、制作、HP管理、チラシデザインなど ショートフィルム企画を劇団で立ち上げる経験あり 他、舞台制作多数 「セブンガールズ映画化実行委員会」を立ち上げる。 映画「演者」の製作を開始する

2020年最後の一か月が始まった

vol. 75 2020-12-01 0

74日目終了。2020年11月終了。
目標だった100名にはわずかに届かず94名だった。
けれど一気に目標まで87%を超えた。
100名に向けて午前中からどんどん増えていった。
本日ご参加いただいた皆様ありがとうございました!
たくさんの勇気をいただきました。

まだ新型コロナウイルスが上陸するはるか前に。
僕は映画を創らなくてはいけないとずっと考えていた。
それはセブンガールズでやり残したこと、そして継続を考えて。
始めたのに、その上映を繰り返すだけではどこにも行けないと考えていた。
通常上映期間が終わった中で、リバイバル上映だけが続くことは徐々にスクリーンの中と実際の俳優の年齢差を広げていくだけで風化していってしまう。
継続する中で特集上映などで復活上映をするということがベストだと思っていた。
ただ新しい映画に向かうにしても、何が重要でどこにテーマを持つのかずっと考えていた。

今日も映画ニュースで、劇団が映画の製作というニュースが流れた。
5年前に僕がセブンガールズのプロジェクトを立ち上げた時はそんな映画はなかった。
かろうじて劇団の作品が原作の映画が、キャストや監督を変えて映画化するにとどまってた。
でも作品を一番理解しているのは演出家であり、その劇団の俳優であることは間違いないと思った。
なぜキャストが変わらなくてはいけないのか?
それはつまり観客動員であるし、そもそも映画の企画を立ち上げた時に製作費が集まらないという理由だけだった。
だからこそ、クラウドファンディングで劇団を応援してくださる方の力だけで映画製作が出来ないのかと企画した。
3年前に完成して、2年前に公開して、今、劇団製作の映画が生まれてきている。
僕は間違いなく「セブンガールズ」がその元祖だと思っている。

そんな大きな演劇の映画化という流れを目指していたのに。
ただ続けるために新しい映画を創るというのは余りにもテーマ性が低かった。
そして劇団製作の映画はすでにいくつか生まれている中で珍しくなくなるだろうと思った。
それでも新しい平野に僕たちは進まなくてはいけないし、あれほど情熱を注いでそこで立ち止まるなんてことが出来るわけもなかった。
だからと言ってあのパワーの残りで、慣性の法則のように進むのも違うと思っていた。
僕なりに新しい場所に行くために、様々な人と出会って、交流を重ねて、学び続けた。

そんな中でやってきたのが新型コロナウイルスだった。
演劇と音楽は自粛警察の攻撃の対象になった。
そのまま緊急事態宣言となって、劇場もライブハウスも映画館さえ閉鎖された。
否応なく僕たちは、演劇の新しい可能性を考えなくてはいけない状況に追い込まれた。

想像していた通り二つの流れが生まれた。
リモートによる演劇と、配信による演劇。
それが演劇なのか、舞台なのか、様々な意見が生まれた。
ステイホーム期間限定なのか、その後も続くことになるのか。
生で観劇するからこその演劇ではないのか。
でも利点もあるんじゃないか?
僕は何人もの人に逢って、話をして、その結果を聞いた。

配信は演劇の裾野を広げるチャンスになるんじゃないかとはじめは考えられた。
劇場に行かずに気楽にネットで演劇を楽しめるのであれば新しい顧客層が増えるかもしれないと。
でも結果はそうではなかったという。
配信を観るのは殆どが元々のファンか、前から知っている、あるいは遠くに住んでいる人たち。
それに合わせて、配信をすることで実際にチケットを買って観に来るお客様が減ったという団体もあった。
ネットで観れるのであれば、なるべく移動したくないという層も確かに存在した。
新しい演劇ファンを増やせない理由は簡単だった。
ちゃんと撮影して、ちゃんと編集された、ドラマや映画に勝てるわけがないのだ。
元々知っているお客様はもちろん喜んでくださるけれど。
たまたま2時間空いた人がみるものは、映画と舞台配信であれば映画になってしまう。
だとしたら無観客にして劇場でちゃんと撮影したものを創った方が良いんじゃないかと思った。
新しいお客様に触れるという目的だけならばそちらの方がいい。
これまでのお客様に楽しんでいただくのであれば、バランスをみて配信も悪くない。
そういうことなんだなと教わった。
リモート作品に関しては、僕は残念ながらどれもあまり楽しむことが出来なかった。
中にはクオリティの高いものも見かけたのだけれど、演劇の裾野を広げたとは感じなかった。
多分、Youtuberの生配信と同じぐらいのレベルに到達できれば御の字ぐらいなんだなと思った。
創作はそんなに甘いものじゃない。

僕は演劇の何が好きなのか。
舞台に足を運んだ時、何を観ているのか。
今までどんなことに感動したのか。
心が震えて立ち上がることもままならないような状況にどうしてなったのか。
そしてそれはそこにあるのか。

じっくりと腰を落ち着けて考え続けた時、なんだか色々なものが見えてきた。
僕がリモートや配信を観て、演劇だと感じなかったのは、僕にとって一番大事なものが見えなかったからだ。
そして、そのほとんどが「物語性」だけで勝負しようとしていると感じたからだ。
奇をてらった物語、驚くような展開、どんでん返し。やり方。
映画もドラマも漫画も小説も、物語であれば全てに存在する面白さ。
それは僕にとっては別に演劇じゃなくてもいいものだった。
物語は重要だと思うけれど、それだけで勝負するのであれば別のものでいい。

手に汗握るという言葉がある。
スポーツ鑑賞をしていて白熱したゲーム展開に拳を握るというような意味だ。
スポーツ選手たちといつのまにか精神的にシンクロして同じように思ってる。
そういう瞬間に生まれるものだと思う。
スポーツは勝負の世界で、リアルの世界だ。
それが、虚構の世界である演劇でも起こる。
作られた嘘の世界だとわかっているはずなのに、あっ!と声が出てしまう。
いつの間にか手に汗を握ってしまう。
敵役が憎たらしくて、にらみつけてしまう。
そういうことがリアルタイムで舞台上と観客席で同時に起きること。
そんな風に感情を揺さぶられ続けることこそ、演劇であり演技なのだと思う。
そして、僕たちはそれを「空気を創る」と名付けていたはずだ。
同じ作品、同じ劇場、同じスタッフでもキャストが違えば空気が変わることを体感してきた。

そして映画には「空気が映る」のだということをたくさん勉強させてもらった。
僕が2020年に学んだのはそこだ。
僕が30年間やって来た事と一瞬でリンクした。

ある映画を思い出した。
その作品については伏せておくけれど。
いつか書くかもしれない。
まだ僕が演劇に出会う前に出会った映画だ。

これだと思った。
次のテーマはそれしかないんだとわかった。
僕たちがただ物語を演じるのではなく「空気を創る」ことにこだわりつづけたソレを。
もっとずっとピュアな形で映像にすること。
ようやく僕は次に向かう意義を見つけたのだと思う。

中野圭と小野寺隆一の目があえばそれだけで創れる空気がある。
その空気をそのまま映像化したいと思った。
目に見えない鎖を僕たちは解き放っていかなくては意味がない。

織田稚成はすでに主題歌を創り始めている。
河原幸子はすでに日本舞踊の稽古を始めている。
金子透は空気を調整する役者じゃない。空気の中でこそ最大の力を出す役者だ。
藤井直子と河原幸子と広田あきほの三人が並ぶだけで劇になる。
安藤聖と樋口真衣は空気を察知して、その中で生きることが出来る役者だ。

全て映画「演者」の中にその空気ごととじ込める。
濃密すぎる空気だ。
そんじょそこらの連中には作れない。
22年間もかけて練り上げてきた空気だ。
そしてこれこそ、世界に持っていく僕たちの最大の武器だ。
世界をひっくり返すことだって出来ると僕は知っている。

2020年が暮れようとしている。
最後の一か月がやってきた。
生と死を直接考えざるを得なかった一年が終わる。
以前のような日々が再びやってくるのかもまだまだわからない。
この一年をどう生きてきたのか、皆が問われている。
軽薄に浮足立つことなく、学び続けて、答えを探し続ける。

あと6人で100人になる。
そこからクラウドファンディングも次の段階に進むだろう。
11月中の100人は叶わなかったけれど、あと少し。ほんのあと少しだ。
共に歩んでくださる方々がびっくりするような。
震えるほどの達成感を共にするのだ。
その道の先にしかきっと答えがない。
それぞれが役者として活動し続ける道もあるけれど。
その前に僕たちは22年間で見つけたものを形にするんだ。

そしてそれはきっとセブンガールズと同じように新しい道を創れる。

これは30年間、世間という日の目に当たらなくても芝居の事を考え続けた者の闘いだ。
一歩も引く気はないし、絶対に負けるはずがないものだ。

75日目が始まる。
師走が始まる。
ここからが僕なりのコロナ禍との正面衝突だ。

待ってろ、疫病。
お前に制限されるんじゃない。
お前が浮き彫りにしてしまったんだよ。
強いものが勝ち、弱いものが負けるのがつまらないということを。

生きることを。

小野寺隆一

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