応援コメント第5弾!
vol. 9 2024-08-28 0
みなさま、こんにちは。竹の祭典の発展と継続を目指して頑張っている、クラウドファンディングも、残すところあと3日の挑戦となりました!ということは、9/1の竹の祭典のキックオフイベントももう目前です。皆さんからの応援、本当に嬉しく思っています。良いものを、意義のあるものを作り続けていくことができるように、頑張りたいと思います。
さて、今日はいただいた応援メッセージの第4弾をご紹介させてください。
「世の中から“関係ない”をなくす」をミッションに、エンターテイメントの「楽しい」を通じて、世界中の魅力、ありのままの美しさを共に届け、つなげたい、と活動される WORLD FESTIVAL Inc. の皆さんからの力強い応援のメッセージです!今年の3月に、竹の祭典を2015年から主催しているエドガーさんの故郷カリンガまで足を伸ばしてくださいました。エドガーさんの人となりや、何を大切にしている人なのか、なぜ竹の文化なのか、皆さんの文章から伝わってくる気がします。
これまでの竹の祭典も、今年の竹の祭典も、カリンガ族の暮らしの知恵と文化にインスパイアされた、未来に向けた芸術祭として企画してきました。少しでもその魅力や、私たちEDAYAが何をしようとしているのか、伝われば嬉しいです!応援メッセージの最後に、映像のプロである皆さんが撮ってくださった、エドガーさんと彼の故郷カリンガの写真も掲載しています。ぜひ最後まで応援メッセージ、読んでいただけたら嬉しいです。そして、ぜひ、応援 & シェアなどよろしくお願いします!
代表 近藤祐希さん
EdgarとAyakaさん率いるEDAYAとの出会いは2015年。なんと10年近く前。僕が経営するWORLD FESTIVALがフィリピンで、学校にいけないdrop out層やスラム街の子供達を対象に、職業体験含めより広い世界に触れてもらうことを目的としたお祭りを実施した際、EDAYAがブラカン州にある田舎まで、何時間もバスにのってきてくれました。カリンガ族の文化は、山岳地域の少数民族であることもあり、フィリピンの中でも実は知らない人も多い。彼らの竹楽器を通じた考え方、生き方、文化を継承する一つの取り組みとして、現地の子供たちに、実は自分たちの国にもまだまだ知らないけどとっても魅力的なものがあるんだというイントロダクションとして、とっても力強いパートナーとして参加してくれました。何時間もバスにのって疲れているのにみんな心からの弾けるような笑顔で、子供達と接してくれた姿、そして自国にある普段接することのない世界と身近になっていける体験を届けてくれたことに、当時とても感動したことを覚えています。
そんな彼らとはその後もずっとご縁があり、なんと10年近くの歳月を経て、ようやく今年の3月にEdgarの親戚たちが暮らすカリンガのマキシーライで、うちの会社のメンバー数名でホームステイをしながら、日常や文化、暮らしの撮影をさせてもらいました。1週間程度の滞在でしたが、どんな人も笑顔で、コーヒーいる?と家にあげてくれて、小さい村だけど、お互いが常に相手を気にかけ、誰でもいつでも家にはいってくるオープンな家で、心底「本当の幸せ」とはこういうことなんだろうな、と噛み締める体験をさせてもらいました。
カリンガは、それまで僕が知るフィリピンとはまるで違う国のような感じでした。本当にこれがフィリピン?山側と海側ここまでカルチャーが違うことに驚きました。まるで「となりのトトロ」のような世界で、田園風景は日本の美しい景色ととても似ている。人々はちょっとシャイで、なんだかいつも謙遜している。自分を前に出そうとしないかんじなどもとても日本人っぽい。だけど、その謙遜した奥底には力強さとたくましさに溢れている。
なんだかタイプスリップしたみたいな感覚。
日本にもこういう豊かで自然的で、お互いを助け合い、関わり合い、日々のちょっとしたことを生きる力と幸せに変えて生きていった時代があったんだろうなと、初めて来た場所なのに、なんだかとても心地よく、懐かしく、温かい気持ちになりました。
なにより好きだったのは各家にある「縁側」。朝になると縁側でゆったりコーヒーを飲みながら、朝日を浴びて、黄昏る。朝は忙しいという感覚ではなく、もちろんやることはたくさんあるが、ちゃんとゆったり過ごす時間を大切にしている姿に、憧れを覚えました。昼間や夕方も、縁側を介してみんなが家の中なんだか外なんだかわからない雰囲気で談笑したり、一緒に時を過ごしたり。本当の「贅沢」とはこういう時間と空間のためにある言葉だと噛み締めていました。
そんなカリンガの中でも、カリンガ文化や伝統はすごいスピードで消えていこうとしている現状も理解しました。多くの人がEdgarの竹楽器作りや演奏のワークショップをお願いするのです。子供はもちろんですが、大人たちが。中には老人もいます。子供や若者は教育や仕事を求めて外に出てしまう現状もありました。滞在しながら、EDAYAやEdgarがいなければ本当にこの文化はなくなってしまうのかもしれないと感じました。そして、EDAYAがその想いを10年もの間ずっと持ち続けてきて、日本を含めた海外でも伝え続けていることが、どれだけ貴重で価値のあることなのかと心底気付かされました。
欧米などの影響でカリンガ = 「タトゥ」の印象が元々強いですが、現地にいくと見えるのはそれは本当にある視点から見た一部のことであり、彼らの本当の魅力や美しさは内面的な部分や、その暮らしの中にある行動や考え方、そして中でも、それらの表現の一つとしてある竹と共にある音楽文化が特に重要であることも、生活させてもらう中で感じました。
Edgarの存在のおかげで、村の子供達も竹楽器をポコポコ地面に叩きつけながら、踊りながら演奏する姿をよく見かけました。Edgarの演奏シーンの撮影をしようと、彼が演奏し出すと周りの子供達がわーっと集まってきて、次第にEdgarを子供達が囲むようなかんじでのアンサンブルが始まりました。シンプルなリズムを奏でているだけなのに、どうしてこんなに人々の距離が縮まり、そのビートに心地よさと高揚感を覚え、みんなが笑顔になっていくんだろう。現代に住む多くの人がおそらく学ぶべきことが、楽器や文化だけではなく、暮らしや日常の中のちょっとしたことも含めて、たくさんあります。
今回のクラウドファンディングが実施されることの意義はとっても高いです。このカルチャーや日常にある幸せをより多くの人に知ってもらいたいと思い、彼らと共に行動をしていく一人の人間として、心よりこのプロジェクトがより多くのの人に届くことを願っています!!
カメラマン Takaさん
2024年3月末、EDAYAのエドガーさんに同行していただき、カリンガの村に10日ほど滞在させていただきました。
そこでの時間は絶対に死ぬまで覚えているでしょう。度肝を抜くほど濃密でピュアな文化がそこにはあり、普段日本で生活している自分にとっては衝撃の連続でした。
エドガーさんがしきりに言っていたことを思い出す。「文化を継承するには、単に表面的なことを真似するのではなくて、生活に根ざした本当の価値を伝える必要がある」
世界的に少数民族の文化は衰退しているが、カリンガも例外ではない。
でも僕は本当に、なんとかして、カリンガの文化が継承されていってほしいと思っている。社会的意義があるとか、サステナブルだからとか、そういうことももちろんあるのだけど、本当にあまりにも魅力的だから。だから、いつまでも残っていってほしい。そしてより多くの人に、カリンガの文化を体験してほしい。
人間にとって大切なことが、たくさんたくさん詰まっています!
映像クリエイター 中澤由莉香さん
私がEDAYAのEdgarさんAyakaさんと初めてお会いしたのが、2017年3月。私たちが出展するイベント内で、カリンガ族伝統打楽器セッションワークショップをやっていただいた時のことです。小さい子どもから大人まで、竹楽器に夢中になる姿が印象的で、私自身も「いつかカリンガ族の村に行ってみたい」と思うようになりました。大学時代に、文化人類学を学んでいたこともあり、伝統的な文化やマインドが、現代の人々の生活とどのように密接に関わっているのか、とても興味関心を持っていたからです。
そして、初めての出会いから月日が流れ、2024年3月に念願のカリンガ族の村を訪れることができました。初めて来た場所なのに、村の人たちが「お帰り」と行って出迎えてくれるような、あたたかさがありました。夏休みに、田舎のおばあちゃんの家に遊びに行くような、そんな感覚に近いかもしれません。彼らの生活をずっと観察していると、自給自足の生活は私がイメージしていたものよりも、はるかに人間と自然の境界線がシームレスで、とても自然体に感じました。東京に住んでいると、自分が地球や自然の一部であることを忘れてしまう。でもカリンガの村では、他の人たちと協力しなければ生きられないし、常に自然や動物の命に「自分が生かされているんだ」と感じることが沢山ありました。これまでなんとなく言っていた「いただきます。ありがとう。」その言葉の重みを感じました。
カリンガの村では、彼らの伝統や文化、スピリットを垣間見れる瞬間があります。一方で、現代の便利な暮らしや、ライフスタイルの多様化によって、失われている伝統文化も多いと聞きます。そんな中、とても印象的だったのが村の人たちがEdgarさんに「竹楽器の作り方を教えて欲しい。」「村でワークショップをしてほしい」とお願いをしていたことでした。ワークショップでは、大人だけでなく子ども達も真剣な眼差しで、自分達の伝統文化と向き合っていたのです。村の人たちがここまで、守ろうという意思があるならば、カリンガの文化や伝統の未来は明るいし、何より彼らをここまでの気持ちにさせたのは、10年間活動をし続けたEDAYAの存在があるからだと感じています。
フィリピンのカリンガ族に限らず、日本も含めて世界中には価値のある文化や伝統が沢山あります。そこから現代の私たちが学べることも多くあります。でも、次の世代に繋ぐためには、教科書や文献だけでなく、実際に体験し、心が動く瞬間が大切だと身をもって感じています。
今回のクラウドファンディングが成功し、多くの方が、カリンガ族の文化に触れるきっかけが生まれることを心から願っています!!