【応援メッセージ】鹿子木美(Mima Kanokogi)さん(イラストレーター)
vol. 41 2019-02-21 0
鹿子木さんとは、過去に一度、グループ展で一緒に展示したことがあります。その後共通の知人も出来、保護猫の里親探しなどでも協力していただきました。とてもスタイリッシュな作品を制作し、数々の受賞経験や様々な仕事にも繋がっています。
もやい展主催の中筋さんの広島での写真展に訪れたことを知り、東電原発事故に対し関心があるのだな…そう思っていたところ、実は震災を機に、当時小学生の息子さんとともに、生活の拠点を東京から広島に移したということを知りました。
同様に、東京から沖縄や名古屋へ転居したイラストレーターの知人が何人かいます。こうした“目に見えない避難者”は、一体どれだけいるのだろう。原発事故によって影響を受けた全ての人に、もやいを届けたいと思います。
鹿子木美さん、応援メッセージありがとうございます!!
(鈴木)
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生物は体といのちを繋げて来ました。
自己の細胞を繋げ育つこと
次の世代に命を繋げること
それは本能そのもの
気が遠くなるほど、長い長いリレーです。
でも放射線はそのリレーを断ちます。
ヒトの感知できない無味無臭の針で細胞を貫き、変形させてしまう
これまで長きにわたって紡がれ続けて来た糸を断ち切ってしまう
こんな迷惑なものをなんで使うのか
誰が得をしているのか
日常生活の中で原発事故について探ろう、語り合おうとすると「キニスルナ」というまじないが聞こえて来ます。
美容に熱心な人
肥満を気にする人
掃除好きな人
そんな日常の関心事と同じように、より健康でありたいね、ゴミはどうする気なんだろうねと話したいだけなのに。
もやいという言葉の下に集う人々が観客の気持ちを繋げ、見えない壁を柔らかく溶かすことを願っています。
そしてご参加の方々はこの展示にあたり、大変な労力と精神力を要してここまで来られたことと推察致します。
敬意を持って感謝申し上げます。
ありがとうございます。
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もやい」それは、荒縄の強固な結び。3.11から8年、福島原発事故と向き合ってきたアーチスト達の個々の表現が金沢21世紀美術館で結ばれます。絵画、彫刻、写真、生花、造形、詩歌……福島の現実と命の輝きがあなたを包みます。
一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただくために、引き続きのご支援・そして周りの方への拡散を、何卒よろしくお願いいたします。
https://motion-gallery.net/projects/2019moyai_kanazawa
★もやい展スケジュール★
場所:金沢21世紀美術館 ギャラリーA(石川県金沢市広坂)https://www.kanazawa21.jp/
日時:2019年3月5日(火)〜10日(日)
5−7日/10時~18時 8−9日/10時〜20時 10日/10時〜17時
入場料:100円(各種免除規定あり)