【応援メッセージ】映像作家・鎌仲ひとみさん
vol. 31 2019-02-15 0
「ヒバクシャ ー世界の終わりに」
「六ヶ所村ラブソディー」
「ミツバチの羽音と地球の回転」
放射能&原発問題に関する秀作ドキュメンタリーを監督し、早くから原発問題に警鐘を鳴らしてこられた鎌仲ひとみ監督。
(監督の作品詳細はこちらへ)
湾岸戦争後のイラクで使われ放置された劣化ウラン弾からの健康被害により、目の前で亡くなっていった少女との出会いから、放射能をめぐる問題に向き合いはじめたそうです。
最近では、東日本大震災による東京電力福島第一原子力発電所事故を受けて製作した 「内部被ばくを生き抜く」(2012)、福島に留まり暮らす人々、各地に避難した人々、チェルノブイリ原子力発電所事故からはじまった子どもたちへの保養事業、施設を取材して完成した 「小さき声のカノン」(2015)と活動を継続されています。
どんな選択もその人が必死で考えて選択したのであれば、誰からも批判されるべきでなくどちらも尊重されるべき、第3の選択として暮らす場所を変えず、子どもたちが病気にならない保養を提供出来るような取り組みが出来たらいいなと精力的に活動されています。
「小さき声のカノン」
そこに登場するお母さんたちが「ダキシメルオモイ プロジェクト」の福島ではじめて描かせていただいたお母さんたちだったので、映画が完成して各地の舞台挨拶の場にお母さんたちの分身である作品を持参して応援に駆けつけさせていただきました。
鎌仲ひとみ監督 応援メッセージありがとうございました。
画家・小林憲明
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東京電力の原子力発電所が福島で事故を起こしてから
8年にそろそろなろうとしている。
なんという混乱、悲劇、怒り、苦しみ、悲しみ、そして命の危機が
この事故によってひき起こされたことだろう。
今もなお、それは終わっていない。
にもかかわらず、世間ではあたかも「終わったこと」のように
話題にあがることが少なくなってしまった。
この原発事故を語り、表現することはとてつもない困難が
伴う。それは私自身も実感していること。
今回、この「もやい展」、その困難を乗り越えたアーティスト
たちの作品群が一同に会する。
個々に表現されたことが、この捉え難く膨大な原発事故の
全貌に全体として近づいていく、画期的な試みだし、
悲惨な事故の中から明るい光がたちあがってくるような
エネルギーを感じる。
ぜひ、多くの人たちに観ていただきたいと心から願っています。
みなさん、応援してください、そして、この貴重なチャンスを逃さず
見にいきましょう!
映像作家
鎌仲ひとみ
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「もやい」それは、荒縄の強固な結び。3.11から8年、福島原発事故と向き合ってきたアーチスト達の個々の表現が金沢21世紀美術館で結ばれます。絵画、彫刻、写真、生花、造形、詩歌……福島の現実と命の輝きがあなたを包みます。
一人でも多くの方にこのプロジェクトを知っていただくために、引き続きのご支援・そして周りの方への拡散を、何卒よろしくお願いいたします。
https://motion-gallery.net/projects/2019moyai_kanazawa
★もやい展スケジュール★
場所:金沢21世紀美術館 ギャラリーA(石川県金沢市広坂)https://www.kanazawa21.jp/
日時:2019年3月5日(火)〜10日(日)
5−7日/10時~18時 8−9日/10時〜20時 10日/10時〜17時
入場料:100円(各種免除規定あり)