いのちの記録～大川小津波裁判を闘った人たち～
ドキュメンタリー映画 制作支援プロジェクト

監督の寺田和弘です。開始から42日目で、目標額の97％に達することができました。皆様がメーリングリストやSNSなどで広めていただいていることが、その原動力になっています。本当にありがとうございます。引き続きご支援よろしくお願いします。

ご支援いただいた大墻敦監督のドキュメンタリー映画「スズさん～昭和の家事と家族の物語～」を観てきました。上映していたのは横浜・伊勢崎町のレトロな雰囲気の「横浜シネマリン」。平日の上映にも関わらず、多くの方が観に来られていました。

ある家庭の生活から昭和の時代を「記録」し「伝える」物語で、とても素晴らしい作品でした。特に圧巻（という表現が正しいかは自信がありませんが）だったのが、横浜大空襲の様子を出演者の小泉和子さんが克明に記憶し、語っているところでした。昭和8年生まれということなので当時12歳頃だと思いますが、体験者にしか語れない迫力がありました。子どもの「体験」と「記憶」はとても正確で、貴重な証言だと感じました。

また、小泉和子さんが母「スズさん」とともに記録した「家事」の記録は、小泉家のファミリーヒストリーとも重なり、主婦が家族のために働いた昭和の生活を見事に蘇らせていました。

横浜シネマリンでの上映は明日8月13日（金）までとのことなので、もし明日午前中、観に行ける方がいらっしゃいましたら、とてもお勧めです。

私も遺族の方々が撮り続けてきた「記録」を、多くの方に観ていただける「作品」にするように、引き続き頑張っていきます！