(いまさら)イギリス日記。9月11日「キョウカガッシュク」
vol. 9 2016-10-15 0
9月11日
かなり冷え込んだ。
朝起きると、また朝焼け。
まだ6時くらいやけど、弘美ちゃんが横の部屋でストレッチしたはる。
持ってきてる服をできるだけ着込んで下に行くと、甲田くんがヘッドフォンしながらパソコンで楽曲を作ってる。テーブルの上には空っぽになったクッキーの箱が2つくらいある。
まるで熊が襲撃したみたい。
アーガの周りだけは暖かい。
朝食は昨日の通しでブリジットが作ったスコーン、
アーガで調理したベーコン、
スクランブルエッグ。
アーガの温度は低いから、何でもじっくりと火が通る。だからスクランブルエッグはふわふわで、ベーコンはカリカリになる。イギリス料理のアイデンティティーの源を確認。中華はきっと作れない。
この日は、ブリジットはローレンスの家族に日舞を披露。
青の少し透けた、夏に合う素敵な着物を着せてもらっていた。
****
ただただ稽古。英語と日本語の細かいタイミングを合わせていく。
秒で決まりを作っていくことを覚えて、なんでも秒で解決しようとして失敗する。調子に乗るのはよくない。
本番を見ることができないという、ローレンスのご両親に稽古の一部を見せる。今回初のお客さんに、全員緊張の極みでしたが、
「すごく良かった」という感想をいただいて、心底安心。
一気に体の力が抜ける。
去り際にお母さんが「なにごともハーモニーが秘訣よ。」と最後に言い去っていたのが印象的だった。
一度休憩を挟んで、もう一度通し。
スコーンがまた焼けた。
なんとかこの日は21時には終わっていたはず・・・
いつ寝たかは不明。