オンラインイベントまで残り20日 メンバー日記14
vol. 27 2021-03-01 0
みなさま、こんにちは!
今日はシンディのメンバー日記です~
2月19日から21日までの二泊三日は宮城県に訪問する予定でしたが、新型コロナウイルスの影響を受け、このプログラムを行うことができなくなり、すごく残念です。
その代わりに、土曜日の20日と日曜日の21日は神戸で現地調査を行いました。
20日は街歩きで、21日は「人と防災未来センター」に見学に行って参りました。
私は中央区と兵庫区を歩きました。
皆様もご存知の通り、1995年1月17日に阪神・淡路大震災が発生し、神戸市中央区は甚大な被害を受けました。今まで26年間経って、神戸市では、復旧・復興に向けて様々な事業を取り組んできました。その中に、震災の経験と教訓をいつまでも忘れないように、街の中に被災した状況をそのまま保存した遺構があり、復旧過程などを記録した映像、写真パネルなども展示されています。
土曜日の20日、私たちはコベリンを利用し、3時間くらい中央区と兵庫区を走り回りました。
私が印象に残った3か所をご紹介させていただきます。
まずは、東遊園地です。私はルミナリエで行ったことがありますが、慰霊と復興のモニュメントが設置されていることは知りませんでした。この機会にモニュメントの地下を訪ね、震災で亡くなられた方のお名前を刻んだ銘板を見ました。たとえ震災を経験したことがない外国人であっても、震災の苦しみや悲しみを感じ取ることができました。
次は、神戸港震災メモリアルパークです。こちらは阪神淡路大震災によって被災したメリケン波止場をそのままの状態で保存した岸壁があり、地震の迫力が感じられ、震災の恐ろしさが伝わってきました。
最後は、みなとのもり公園です。この公園は神戸震災復興記念公園であり、公園遊びができるだけではなく、たくさんの防災施設が設置されています。例えば、非常用トイレは62基あり、非常用自家発電施設、防災備蓄倉庫などがあります。私たちは土曜日に行ったため、公園で遊んでいる家族連れの親子の姿を見て、地域の元気を感じ、楽しかったです。
そして、日曜日の21日、私たちは「人と防災未来センター」に見学に行きました。
「人と防災未来センター」では、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、いくつかの展示が見学できませんでしたが、阪神・淡路大震災を再現した映像が見られて、良かったと思いました。迫力があり、リアルな映像であるため、恐怖感がありましたが、被災者のように震災の凄まじさを感じました。
そのあとは地震直後を再現した街も通り、地震の怖さをもう一度感じました。今まで経験したことがない体験がこちらでできてすごく良かったと思います。また、東日本大震災の復旧・復興映像も拝見いたしました。そこで、被災者の声を直接聞くことができ、すごく良かったです。
コロナが収まって、すべての展示が再開すれば、また訪れたいです。
自然災害が少ないマレーシアから参りました留学生である私は「防災」ということに対してあまり深く考えたことがありませんでしたが、今回の街歩きと人と防災未来センターの見学で「防災」とは何だろうと考え始めるようになりました。
今まで私が考えた防災は自然災害を防止することでしたが、残念ながらそれは不可能です。
しかし、災害による被害をできるだけ「ゼロ」にするため、日頃から災害への備えはできます。
それが「防災」です。
では、また次の記事でお会いしましょう^o^
引き続きよろしくお願いいたします。