オンラインイベントまで残り22日 メンバー日記13
vol. 26 2021-02-27 0
こんにちは、本日は今ちゃんのメンバー日記です。
今回、緊急事態宣言を受けて、当初の目的だった東北への被災地訪問は叶いませんでした。そこで、私たちぼうさい委員会は震災にゆかりのある神戸の土地を見て廻り、阪神淡路大震災があった場所の当時と今を見比べるため、神戸市灘区を歩きました。
私は神戸市北区に住んでおり、北区は震災の被害が他に比べてあまり大きくなく、震災にまつわる慰霊碑やモニュメントなどが他の区に比べると少ない土地です。しかし、今回灘区へ訪れた際、とても細かい場所に震災の爪痕が残っているのだと思いました。少し歩いたところに震災にまつわるものがあるのだと知り、より震災を身近に感じました。
震災の被害を受けた酒蔵や商店街の当時の写真と見比べると、当時の写真はとても悲惨なもので、あのボロボロな状態から今のここまで復興してきたのだと、改めてそう感じました。特に商店街は壁や地面はひび割れ、看板は落ちて、瓦礫はかなりの高さで積んでありました。しかし、今はそんな面影は何1つなく、人が行き交う姿に少し驚きました。そんな商店街ですが、実のところ震災当時から残っている看板がまだあります。多少は修復された痕跡がありますが、震災が起きてから約26年もの間、その商店街に存在していると教えてもらい、素直に凄いことだと思いました。
翌日は、人と防災未来センターを見学しました。ここは震災関連の資料や当時の被害を再現したジオラマや当時の資料や写真、映像などがあります。写真や映像を見ると、震災の悲惨さがより伝わります。26年という数字は歴史全体から見れば、小さな数字かもしれませんが、その短い間に様々なことがあったのだと思いました。今では神戸はとても綺麗な街で、観光客も多く訪れる場所ですが、震災当時は本当に酷かったことが分かりました。多くの人の助けがあり、今の神戸があると改めて感じることができ、それを忘れてはいけないとより一層思いました。
また、今はコロナ禍の環境で人と防災未来センターの多くの体験ができるアトラクションなどが体験できない状況です。しかし、コロナ禍も収まり今までできなかったアトラクションなどができるようになれば、また訪れたいと思います。
そして、3/21に行われる防災イベントはオンラインということもあり、どこでも参加できます。2月中旬、東北で大きな地震が起きました。幸いにも亡くなった人はほぼいませんでしたが、それでも大きな被害を生みました。そして、これから南海トラフ巨大地震や首都直下型地震など今まででは考えられない規模の地震が起きるとされています。その際、知識があれば状況を変えられます。今回の防災オンラインイベントで、少しでも知識を増やし、今後に活かしてくれたら嬉しいと思います。