東日本大震災から6年経った今、『3.11』の記憶と衝撃、関心は次第に人々の中で薄れているかもしれません。しかし、だからこそ、その出来事の記憶と記録に留める活動には、これから未来を創造する為のアクションを紡いでいく力があると思います。 今、その活動は現代芸術・映画製作・映画祭などの表現の領域においても引き継がれています。 新たな未来を創造するクリエイティブなプロジェクトに応援を。

現代美術家・宮島達男が東北に作品「時の海」を制作

東日本大震災で「亡くなられた人々への鎮魂」と、その「未曽有の大災害の記憶」を後世に残すため、巨大プールに3000個のLEDガジェットが点滅する作品を、宮城県石巻市の太平洋を望む牡鹿半島の一角に設置します。資金を提供すること自体が〝アート表現〟であるという観点を持つこのプロジェクトへの参加により、あの海を望む牡鹿半島に〝トポス〟としての「時の海―東北」を残します。

映画を通じて未来の選択肢を共有する上映プロジェクト

東日本大震災発生から時間の経過とともに報道は減り、3.11の記憶と衝撃、関心は次第に人々の中で薄れているかもしれません。しかし、私たちの「その日がこなければ考えることもなかったことを考える日々」は、あの日から確かにはじまりました。未来というまだ存在しないものを思い描き、さらにアクションへと繋げていくために始まった3.11映画祭は今回で4回目を迎えます。

海と山、自然と人間のあいだを歩む「廻り神楽」

なぜ人々はこの地に住まいつづけるのか。大災害を前に神楽はなにができるのか。 いまだ津波の余波に揺れ続ける沿岸を舞台に、いく度もの津波を生き抜いてきた神楽と人々の生活の根っこにある力強さを描く、映画『廻り神楽』は、この地の人々がどのようにして自然と向き合い、災害を乗り越えてきたのかを、未来にむけて伝えて行きます。