コメントが届きました。
vol. 27 2019-05-21 0
映画『ずぶぬれて犬ころ』にコメントが届きました。
・顕信の人生と俳句に出会い、私の人生は大きく変わった。あなたの人生もきっと変わる。「生きづらさ」を抱える人にこそ見てほしい。
ーーー香山リカさん(精神科医)
・本作では傍若無人に顕信が描かれているが、男の魅力は狂気だ。句作に没頭する顕信の様子がいい。狂気は純粋な才気でもある。苛められっ子があてられるのも当然だ。哀しいまでに才気に魅かれ合う犬ころたちのエレジー。
ーーー北大路翼さん(俳人/『アウトロー俳句 新宿歌舞伎町俳句一家「屍派」』)
・岡山出身の俳人・住宅顕信という人物を、岡山出身でありながら僕は知りませんでした。彼の句は今生きている実感を胸に灯してくれます。とても儚く消えてしまいそうな彼の言葉を僕らはいくつキャッチできるでしょうか…。
ーーー前野朋哉さん(俳優)
・顕信俳句では「ずぶぬれ」た状態への共感が詠まれ、映画では「ずぶぬれ」た敗北状態からの立ち直りを強調している。このずれが面白い。
ーーー夏石番矢さん(俳人)
・二十代で何かをなそうとする同世代に、冷ややかな目を注ぐ二十代であった僕は、五十を過ぎて同い年の本田孝義監督が、まさに生き急いだ若者を今なぜ描こうと決意したのか、なんとなく分かるような気もする。本田さんは実に真摯なドキュメンタリストである。その真摯な姿勢が、劇映画を作っても決してブレないことに感慨を覚えた。
ーーー七里圭さん(映画監督/『眠り姫』)