映画『この日々が凪いだら(旧題:ゆうなぎ)』劇場公開日決定!
vol. 14 2021-11-11 0
映画『ゆうなぎ』は、昨年から映画祭や劇場公開に向けて様々動いておりましたが、万全の体制で単独劇場公開に向かうべく今年2021年に本格的に展開していく事を決定しました。
今作はMOOSIC LABで上映されたものから海外セールス会社とのコラボレーション(契約)を経て、映画『この日々が凪いだら』("Drifting Flowers, Flowing Days”)として一新し、劇場公開へ向っていました。
この度、劇場公開日程が決定しましたので、この場を借りてご報告させていただきます。
【2022年2月25日(金)新宿シネマカリテほか全国順次公開】となります。
以下、詳細です。
公開にあたってのコメントも掲載しておりますので、ご確認いただけますと幸いです。
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<イントロダクション>
変わりゆくものと、変わらないもの──大きな時代のうねりのなかで、日々、翻弄される私たち。そんな私たちの不透明な日常に、そっと光を当てる一つの映画が誕生した。“ 映画×音楽 ” の祭典「MOOSIC LAB 2019」にて好評を得た『ゆうなぎ』が、海外セールス会社 Asian Shadows との契約を経て一新し、『この日々が凪いだら』と名を変え、満を持して単独劇場公開が決定。
短編映画である『なみぎわ』(2018)や『Female』(2019) が各映画祭で好評を博してきた常間地裕監督の初長編作となった本作は、さまざまな〈変化〉に向き合う若者たちによる群像劇を繊細な筆致で描き出したものだ。サトウヒロキ、瀬戸かほ、山田将ら期待の俳優たちが主演として物語の中心に据えられ、まるで鏡越しに見るような私たちの日常を体現。さらに、藤原季節、山之内すず、川瀬陽太といったプレイヤーが作品に強度を与えている。
また、本作に欠かせないのが、オルタナティブロックバンド・羊文学による主題歌『夕凪』と、挿入歌『サイレン』。作詞・作曲を手がけた塩塚モエカは劇中音楽も担当しており、若者たちの日々に寄り添いながら、物語を叙情的なものにしている。本作は、“ いま ” を生き、〈変化〉を余儀なくされる私たちへと向けられた贈り物のような映画である。上映期間中は、キャスト・監督による舞台挨拶も予定されている。
<あらすじ>
故郷を捨てるように上京してきた宮嶋大翔(サトウヒロキ)。建設現場で働く彼は、花屋で働く望月双葉(瀬戸かほ) と出会い、いつしか恋人同士の関係に。時代は平成から令和へと変化するも、二人の日々は穏やかに流れ、このまま何も変わらないかに思えた。しかし、住居の取り壊しや身近な人の死によって、彼らは変化を余儀なくされる──。
<公開にあたってコメント>
◎サトウヒロキ(本作主演 ) コメント
世の中が大きく変わっていき、窮屈な気持ちが平常心になりつつありました。色んな事を胸に隠して、僕の友達はみんな笑っていました。大切なことは山の頂上や海の先ではなく、足下や隣にあったりしました。今、この映画を公開出来ることをとても嬉しく思います。少しずつ変わっていく未来の事を美しく思える、そんな映画だと思っています。是非、映画館でご覧下さい!
◎瀬戸かほ(本作主演 ) コメント
撮影が終わってから久しいのですが、今も私はこの作品の延長線上にいる気がしています。2 年の間で世の中の状況も自分自身も変わっていきましたが、相変わらず日常は続いていて、毎日を一生懸命生きているところです。大翔や大吾、双葉たちにスクリーン越しに会えることがとても嬉しいです。どうかこの作品がひとりでも多くの方の心に届きますように。
◎常間地裕(本作監督 ) コメント
こうして本作の公開をお知らせできること、大変嬉しく思います。撮影をした当時 (2019 年 ) から現在に至るまで、様々な物事が変化しました。してしまったと言えるかもしれません。それでも私たちの生活の中には、「変わらないもの」が確かにあったと思います。あってほしいと思います。本作は、そんな刻一刻と変化する日々に呑まれながらも、変わらない「日常」を生きる若い男女を描きます。劇場を出た後、あなたの見る景色に、少しでも光が差しますように──。
◎羊文学 塩塚モエカ ( 本作主題歌・挿入歌)コメント
『夕凪』は不思議な曲です。監督から届いた脚本を、夕方のベッドにもぐって読みました。読み終えてギターを手に取ると、イントロのフレーズが浮かび、どこか夢心地のまま一息に書き上げました。そんな風に曲が生まれたのは始めてでした。何かがとても揺らいでいた平成と令和の狭間で起きた、日々の記憶の延長線上にあるようにも思える若者達の話。この映画と過ごした、2019 年の透き通る夏のことを、今も時々思い出します。
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引き続き何卒よろしくお願い致します。
映画『この日々が凪いだら』製作委員会