最初の熊野
vol. 3 2025-10-27 0
熊野古道 中辺路 岩神王子~湯川王子
熊野に初めて訪れたのは、2017年秋。熊野本宮大社周辺のリゾートバイトを探し、決めたのが三重県津市の温泉。土地勘がなく「隣の県だし!」くらいの感覚で決めたけれど、下道で4時間、高速を使っても3時間…この遠さに驚き!なかなかハードでした。
ある日、熊野本宮大社前に車を停め、古道歩きをスタート。大日越→赤木越→発心門王子→熊野本宮大社と周回する予定が、湯の峰温泉にある赤木越の入口が閉鎖。
「土砂崩れの為通行止め」と貼紙。
まだ1つしか峠を越えていないのに…途方に暮れていると、近くの建物の前にに女性が!
8年前は、今ほどインバウンドもいなく、平日の温泉街は静か。だから人に会えたからには、帰る方法を聞かなきゃ!って感じでした。
交通手段を教えてもらったのですが、後ろの窓にミシンが見え、洋裁をするのか尋ねてみました。「オーダーを受けたり、時にはバザーで販売したりする」と彼女。
こんな山深い場所でも、洋裁で収入を得ることが出来るんだ!なんて事を考えていたら…
「"よばれた"って言うのかな〜」って彼女の口から。
へ〜、って!「ご縁なんだな〜」って感じでした。
彼女のセリフが印象深く、その後時々友人に「よばれる」って感覚あるんだ〜!?なんて話していました。
つづく…
