撮影終了!③(竹田役・藤家矢麻刀さんからのメッセージ★)
vol. 7 2024-11-15 0
こんにちは!西崎です。
今回は、2024年版『よそ者の会』での新キャラクター・竹田を演じてくださった藤家矢麻刀さんから、皆様へのメッセージをお預かりしました!
藤家さんが演じる竹田は、多様なバックグラウンドを持つよそ者の会のメンバーたちの中で、物語の展開やメンバーそれぞれに大きな影響を与えます。難しい役柄ではあったと思いますが、藤家さんの誠実な姿勢が、作品に重要なアクセントを加えてくださいました。
藤家さんが撮影を通して感じたことや考えたことを文章にしていただいたので、このメッセージが映画をイメージする一助となれば幸いです。
ぜひ、藤家さんの素敵な文章をお読みください!
(以下、藤家さんからのメッセージです)
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『よそ者の会』創作の思い出し
初めまして、『よそ者の会』にて俳優部として竹田役で参加しました、藤家矢麻刀と申します。
まずは、クラウドファウンディングにご助力いただいたこと、本当にありがとうございます。
皆様のおかげで、風通しの良い現場であったと感じています。
羽美さんに、日誌みたいなものを皆さんも良かったらぜひと言われて、じゃあ日誌つけるかあと考えていたのですが、結果いつも通りのメモ書きに成り果てたので、代わりに撮影を思い出すことを、演技について考えながら書いてみようと思います。
羽美さんって良い名前すぎません?すごい良い。
リハーサルで初めてお会いした時から、現場の空気が既に最高でした。竹田はパイロット版にはいないキャラクターなので、当然僕もそこにはいないんですが、それでもスッと馴染めたのは羽美さんをはじめとする座組の皆さんの懐の大きさが故だと思います。
本読みで、言葉のスピードとニュアンスについて言及があったことをまず思い出します。
この映画のベースというか音のリズムが本読みによって出来上がっていって、その歩の進め方にとても安心しました。
句読点を守りつつ、ゆっくりと言葉が伝わるというよりは、音として理解されていく。
俳優としては、常に回転して運動し続ける感覚を余儀なくされて、それがとても信頼できました。僕ができていたかは別ですが、、、
それから、準備をして、撮影日。
竹田がなぜ追加されたのか、どういうレイヤーでよそ者なのかをずっと考えていた期間だと思います。
わたしは同じではあり得ないけれど、遠くから見て同一のわたしたち、あなたたちとされることもしばしば。
それでもよそ者の会の中で、個を獲得しようともがけていたらなと思います。
とあるシーンで、身体のノイズが「生」になりすぎていたことで、本読みで積み上げたこの映画のリズムが崩れないかと西崎さんに相談したことがあった。
軽くもなく重くもなくちょうどよく相談に乗ってくださったことも、すごい良かった気がします。
それ以降はもう自分が考えるより先に身体が動いていたように思います。
やっぱり、「その場」の居やすさは自分にとってリラックスするために必要なんだなと思った。
まだ完成を観てはいませんが、この映画がどう変わっているのか、彼らがどう社会に立ち会っているのか、僕自身見るのがとても楽しみです。
いつこれが読まれるのか分かりませんが、この映画の時間が楽しい時間でありますように。
駄文失礼しました、藤家矢麻刀でした。
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次回は、映画祭のレポートと、それを通じてのうれしいご報告をお届けする予定です!
それでは、次回のアップデートでお会いしましょう!★
(撮影中の藤家さんと私のツーショットを添えて...)
西崎