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ドキュメンタリー映画 「スープとイデオロギー」をクラウドファンディングで実現!
映画「ディア・ピョンヤン」「愛しきソナ」「かぞくのくに」に続き、ヤン ヨンヒ監督が新作ドキュメンタリー映画「スープとイデオロギー」(仮題)の製作を開始しました。2019年の作品完成へ向けて、皆様のご支援をお願いします。
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大阪出身のコリアン2世。米国NYニュースクール大学大学院メディア・スタディーズ修士号取得。ドキュメンタリー映画「ディア・ピョンヤン」(2005)、「愛しきソナ」(2009)、劇映画「かぞくのくに」(2012)で監督を務める。 最新のドキュメンタリー映画「スープとイデオロギー」(2021)は、韓国DMZドキュメンタリー映画祭(2021)でグランプリ、ソウル独立映画祭(2021)で実行委員会特別賞を受賞、パリのKINOTAYO現代日本映画祭(2022)でグランプリを受賞。韓国「2022年の女性映画人賞」で監督賞を受賞。 著書にノンフィクション『兄 かぞくのくに』、小説『朝鮮大学校物語』。
映画「ディア・ピョンヤン」「愛しきソナ」「かぞくのくに」に続き、ヤン ヨンヒ監督が新作ドキュメンタリー映画「スープとイデオロギー」(仮題)の製作を開始しました。2019年の作品完成へ向けて、皆様のご支援をお願いします。
綾戸智恵さん
ヤンイクチュンさん
ドキュメンタリー映画「ディア・ピョンヤン」(2005)、「愛しきソナ」(2009)、劇映画「かぞくのくに」(2012)に続き、ヤン ヨンヒ監督による最新作「スープとイデオロギー」の製作を開始しました。「スープとイデオロギー」完成で「ディア・ピョンヤン」を終えられる、とはヤン ヨンヒ監督の言葉。本作は “ヤン一家ドキュメンタリー三部作” の完結編となります。
左から安藤サクラ、ヤン ヨンヒ監督。右はヤン・イクチュン(「かぞくのくに」撮影現場)
左から井浦新、ヤン ヨンヒ監督、安藤サクラ(「かぞくのくに」撮影現場)
左から宮崎美子、ヤン ヨンヒ監督(「かぞくのくに」撮影現場)
「ディア・ピョンヤン」にも登場したオモニ(母)は、1931年に大阪で生まれ育ちました。
2018年で満87歳を迎え、大阪・鶴橋で暮らしています。太平洋戦争が終結して73年を数える今、娘であるヤン監督も一度も聞いたことのない記憶を、オモニは少しずつ語り始めました。過去作ではまったく触れていない、オモニ自身も忘れようと努めていた記憶の断片を、今、ヤン監督は拾い集めています。
1945年、大阪に対する連合軍の空襲から逃れるため、オモニは15歳のときに韓国・済州島へ疎開します。その頃、日本の植民地から独立した朝鮮には、北に旧ソ連、南にアメリカが入り、半島の政治状況は複雑混迷を極めます。
1948年4月、18歳になったオモニは「済州島 四・三事件」をその目で目撃、体験します。分断を決定的にしてしまう韓国での単独選挙に反対した民間人たちを「共産主義者」と見なし、家族までも惨殺し、家をも焼くという虐殺事件が済州島全体で繰り広げられ、その虐殺は数年間に及び続きます。
18歳のオモニは幼い妹と弟を連れて、村の道に積み重なった死体の山を見ながら、真っ赤な血に染まった川を見ながら、命からがら漁船に乗り済州島を脱出します。船底に隠れて広島の呉(くれ)港に到着したオモニは、見知らぬ日本人夫妻に助けられ、列車に乗り生まれ故郷・大阪へと辿り着きます。
2017年、韓国では文在寅(ムン・ジェイン)新大統領が誕生しました。李明博(イ・ミョンバク)大統領、朴槿恵(パク・クネ)大統領時代には不可能だった「朝鮮籍」の在日コリアンの訪韓を、文在寅大統領は即座に実現します。「四・三事件」から70周年を迎える2018年4月、オモニは70年ぶりに済州島を訪れます。
映画「スープとイデオロギー」は、そんなオモニの数奇なライフ・ヒストリーにカメラを向けながら「済州島」の歴史を紐解きます。また、母から娘への韓国料理の伝承を通じて、在日二世監督である娘と母のアイデンティティの確立と継承にフォーカスを当てます。重い歴史的事実に向き合う親子ではありますが、大阪生まれ育ちの母と娘の日常は、ユーモアと笑いにあふれることでしょう。
今まで3本の映画をつくったヤン ヨンヒ監督は、一貫して歴史のうねりの中で生きる自身の家族を見つめながら、在日と北朝鮮の関係を描いて来ました。映画「スープとイデオロギー」では、初めて在日と韓国との関係を深掘りします。
負の歴史の認知は、未来への希望に繋がると信じます。自らの家族を題材にしつつも、個人の体験記に留まることなく、世界中の観客と共有できる普遍的な物語に昇華するはずです。
皆さまからいただいた資金は、2018年4月の韓国撮影、それ以降も続く大阪での撮影のための諸経費、撮影・編集・アニメ制作・音響・音楽・翻訳・字幕作成(日・韓・英)などにかかる費用、スタッフへの人件費などに使わせてください。映画は2019年夏完成予定です。新しいドキュメンタリー映画を世界に届けるため、どうか皆さまのお力をお貸しください。なにとぞお願い申し上げます!(2018年3月16日)
【ヤン ヨンヒ監督から感謝のサンクスメール】
支援をいただいた皆さまに、ヤン監督から心をこめて御礼のメッセージを送信さしあげます。
【ヤン ヨンヒ監督からのメールマガジン】
ヤン監督による映画「スープとイデオロギー」製作は約3年前に始まり、今も時々刻々と進んでいます。クラウド・ファンディングにご協力いただいた方には、製作進行状況や裏話、オモニ直伝の朝鮮料理レシピなどを映画完成まで定期的にお知らせします(月刊メールマガジンの予定です)。
【ヤン ヨンヒ監督のサイン本をプレゼント】
ヤン監督は2013年に著書『兄 かぞくのくに』(小学館文庫、税込669円)を、2018年3月には初の書き下ろし小説『朝鮮大学校物語』(角川書店、税込1,620円)を出版しました。この著書にヤン監督の直筆サインを入れ、プレゼントします。
【映画のエンドロールにお名前をクレジット】
高額のクラウド・ファンディングにご協力いただいた方のお名前は、映画末尾のエンドロールにお名前をクレジットします。クレジットの大きさは支援金額によって異なり、30万円以上を支援してくださった方のお名前は、最も目立つ形で掲示します。
※クレジットされるお名前については、個人名、ニックネーム、グループ名など、ご希望に添えるようにします(もちろん匿名でも可です)。
【映画のサイン入りDVDをプレゼント】
ヤン監督はこれまで3本の映画を発表してきました。そのDVD(ないしBlu-ray)にサインをつけてプレゼントします。「ディア・ピョンヤン」「愛しきソナ」(DVD版)はそれぞれ税込3,024円、「かぞくのくに」(Blu-ray版)は税込5,184円相当です。
【映画「スープとイデオロギー」前売りチケットをプレゼント】
映画「スープとイデオロギー」(仮)は、2019年秋以降の国際映画祭でワールドプレミア上映をします。その後、東京都内を皮切りに日本国内でも上映予定です。高額のご支援をいただいた方には、映画の前売りチケットをプレゼントします。
※日本の映画館では2020年の上映となる見込みです。予定がだいぶ先になり恐縮ですが、前売りチケットは必ずお手元にお届けするように手配します。
【ヤン ヨンヒ監督と美味しいスープを食べながら映画について語る会】最高額のご支援をいただいた方とは、ヤン ヨンヒ監督との個人的な食事会へご招待します。お酒を飲みながら、映画にまつわる話、家族の話など、心ゆくまで語り合ってくださいませ。
監督・脚本:ヤン ヨンヒ
2019年秋以降、海外の映画祭でワールドプレミア上映。
以後、世界各国の映画祭を巡回しつつ、日本国内の劇場でも公開します。
1964年、大阪市生野区鶴橋生まれ。コリアン2世。米国・ニューヨークのニュースクール大学大学院コミュニケーション学部メディア研究科で修士号を取得。2005年、デビュー作のドキュメンタリー映画「ディア・ピョンヤン」を発表。2009年、ドキュメンタリー映画「愛しきソナ」を発表。2012年、初の劇映画「かぞくのくに」を発表。2018年3月、書き下ろし初小説『朝鮮大学校物語』(角川書店)を出版。
ベルリン国際映画祭2012の授賞式にて
映画「ディア・ピョンヤン」(2005年、107分)
映画「かぞくのくに」(2012年、100分)
目標金額に達しなかったとしても、ヤン ヨンヒ監督が自己資金を投入して映画は必ず完成させます。2018年4月に実施する韓国ロケ(総勢7人のクルー)、その他の交通費や機材購入及びレンタル費、人件費など、映画製作にかかる総予算は1,200万円を想定しています。
▼撮影経費(交通費、機材購入及びレンタル費、人件費など。特に、2018年4月の韓国ロケは、オモニを含め日本から5名が参加、ソウルから2名のスタッフが参加し、総勢7人のクルーで撮影に臨むため、多額の経費がかかります)
▼アニメーション製作費(映画中に、アニメ動画 or 絵を入れようと思案中です)
▼編集費(2018年秋〜2019春にかけて、編集、音楽、音調整、色調整に取り組みます)
▼日本語字幕、韓国語字幕、英語字幕(日韓の言葉が混ざる上、済州島の独特な方言も入ります)
▼映画祭参加費
映画が完成してからも、多額の経費が発生します。ワールドプレミア(世界初上映)を目指す韓国の釜山(プサン)国際映画祭、さらにはベルリン国際映画祭への参加費用をはじめ、世界各地での映画祭参加費用を捻出しなければなりません。
大きな映画祭であっても、監督の渡航費や滞在費が出ないことも多いのが現実です。海外の配給会社や映画専門チャンネルのスタッフと交渉するためにも、海外の映画祭への監督の参加は必須です。
以上のような理由から、クラウド・ファンディングによって資金を募るに至りました。世界中の人々へ映画を届ける挑戦のために、皆さまのお力をお貸しください!!!
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