30年の歳月を込める
vol. 34 2019-06-22 0
写真や映画が芸術といえるかどうかは難しいところだし、個人的にはどうでもいいことだ。他の芸術に追随を許さない写真の特筆すべき特性は記録性にある。
一時疎遠な時期もあったとはいえ、30年にわたりひとつの村と関わると一本のドキュメンタリーにその歳月を込めることができる。
写真は25年ほど前に撮影したバパサンガの動画のキャプチャ(バパはミスターのような呼称)彼は体だけではなく人間も大きなラマファで皆に慕われていた。
写真下は、今年撮影した息子のステファヌス。ずっと眠っていたジャワテナ号が今年新造船として復活した。サンガも草場の陰で喜んでいるだろう。
ジャワテナの復活はサンガの遺言でもあった。
映画ではサンガのインタビューと全く同じ場所でステファンに話を聞いた。
ちなみに船の復活にはささやかながら私も協力した。