ロケ地のご紹介3(夕張の真谷地炭鉱跡)
vol. 7 2021-08-26 0
ロケ地紹介3回目は、夕張の真谷地炭鉱跡です。夕張市は2006年に財政破綻しました。炭鉱が盛んだった時は10万人を越えていたものが、国の政策で炭鉱が相次いで閉山になり、今は8000人台まで落ち込んでしまいました。閉山になってから炭鉱遺産を使った観光や冬のスキーなどでのリゾート地を目指しましたが、うまくいきませんでした。
しかし、その過程で1991年から「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」が開催されるようになり、私も毎年必ず参加していまして(数人しかいない初回からの毎年連続参加の一人です)、多くの映画人や観客の皆さんなどのたくさんの友人を作ることができました。その映画祭も深津修一さんがプロデューサーを引き受け、なんとか継続していこうと夕張の皆さんと一緒に頑張っていますが、新型コロナで、今年も9月にオンライン開催になりますが、ぜひ少しでもご参加いただけるとありがたです。https://yubarifanta.jp/news/2021date/
さて、ロケ地に戻りますが、その夕張映画祭事務局が新しく拠点にしたのが閉校になった学校で、実は国道からこの真谷地炭鉱へ向かう入口にあります。夕張フィルムコミッションを担当している高橋君が、撮影に全面的に応援してくれたのですが、トイレタイムなどでこの事務局を使わせていただいたりもしました。そして真谷地炭鉱跡ですが、2003年の紹介ページ では、その姿が少し見れますが、今は原野です。映画のシーンではありませんが、平原さんは撮影前に自然に戻ったこの跡地の人々の生活の痕跡や空気を感じとろうとたたずんでいました。
もう一つは、助監督でスタイリストの橋場さんが、昼食用に作ってくれた五目ご飯です。映画のロケで食事はとても大切ですね。どうしてもコンビニ弁当になりがちなところを手作りの橋場めしに感激でした。