どうして公演VOICEなのか?監督白井公演への想い
vol. 6 2019-02-03 0
みなさんこんにちは!
監督の白井です。
私は昨日、公演のプロモーションもかねて、京都のイベント「Pechakucha Night Kyoto 」に出演してきました。
昨日のpechakucha nightにて、真ん中にいるのが白井
クリエイターのプレゼンテーションイベントだったのですが、
踊ってもいいよとオーガナイザーの方にいってもらい、踊りとVoice公演について宣伝を行ってきました。
そこで自分を表現するために行った「詩×ダンス」
芸術は本能/ Art is Instinct
動画は見に来てくれていた方の一人が、撮ってくださっていて、わざわざ私に送っていただきました。ありがとうございます。
私が信じている、
ダンス(芸術)というのは自分の本能から作り出されるものである。
という言葉から詩を作ってもらったので、それで踊りました。
「○○ダンス」、「○○アーティスト」と、カテゴライズされる世の中になってきたからこそ、本能、自分だけのカラーを忘れないことが大切なのだと思っています。
ちょっと、本番はスライドと、詩がずれてしまっていたので、ゆっくりとArt is Instinct(芸術は本能)の詩を楽しみたい方の為に、Aimee(詩の作家)とコラボレーションした時の映像も
つけておきます。
さて、そのイベントで質問されたのが、
どうしてこの公演をしようと思ったのか?というきっかけです。
きっかけにはいくつかの出来事が重なってはいます
2018年
私自身、自主公演を絶対今年2019年、行おうと去年の2月に思いつき、ふわふわとアイデアを考えていました。その時は、テーマ、コンセプトはなく何か作りたいと考えていたのです。
その後6月にダンスの恩師に会いにニューヨークへ行った時に、
そのNYの芸術の豊かさ、アーティストがイキイキと自分を舞台に載せている姿に大いに気持ちを揺さぶられました。
その時恩師に、君も日本で作りなさい!何も気にせず、作って表現しなさい!と言われ、その時に自主公演を2019年の春に実施することを決意しました。
6月から作品制作に打ち込み、11月に今回の公演でも披露させていただく、
「社会の狭間で」「秩序の中の無秩序」の二つを京都市で行われたユスカル!にて発表しました。
その時にどのように自主公演を進めていくかというアイデアはなかったのです。
ソロ公演にしようとも考えていました、、何個か作りたいアイデアああったので、、ですがまだアイデアは固まらずという感じでした。
しかし、10月に行った広島へたまたま仕事で訪れた時に、人間の魂と声をテーマにした作品を作ろう!
と決意しました。
2018年の10月、私は仕事で広島の平和記念公園を訪れました。
戦争の悲惨さ、原爆の怖さ、人間の愚かさや、その怖さをしることはもちろん。私は国立広島原爆死没者追悼記念館で企画展「星は見ている 全滅した広島一中一年生・父母の手記集」を見て、若くして亡くなった被爆者の最後の言葉が入った、資料動画を見て、胸にこみ上げる思いがありました。
小学生という短い生涯の最後に自分の名前を叫んだもの、父親を呼んだもの、痛みと最後までたたかったもの、彼らの最後の言葉とは魂がすでに機能していない肉体を離れる前に放つ最後の魂の叫びなのだと私にはみえたのです。
多くのものが、自分がいた存在を示そうとしているように私には見え、
生き物とは自分がいたという証拠を残すという魂の使命をもっているのではないかと思ったのです。
それが、普通だと子孫繁栄であったり、名声、芸術家だと作品などであるのだが、被爆した幼い子供たちは自分の存在を最後になんとか名前や、両親の名前を叫んだり、校歌を歌うことでなんとか残してこの世を去っていったのである。
その時私は
「もし、今日、死んでしまうとしたら最後に私の魂は何を叫ぶのだろう?」
私のこの公演でのメッセージは私の魂の声はなんだろうということなのであります。
現在の日本社会は比較的平和であり、健康な肉体がある私たちは、魂とどう向き合うべきなのであろうか。私にとって、たまに、現代社会に生きる若者にそれほどの熱を感じないことがあります。何のために生きているのだろう?本当のあなたは誰?と感じてしまうことがたくさんあります。
私の本当にしたいことは、みんな一人ひとりが持っている、自分の魂が世の中に残したいこと、それを私だけで終わらせず、ほかのみんなの声も入れて、社会に届けたいと思いました。
その帰りのバスでみるみる構成、公演内容、コンセプトが進み、
走るようにこのプロジェクトが動き出した!というわけです。
今回クラウドファンドを行っているのも、私たちだけで終わらせるのではなく、多くの人々に見に来てほしく、私とまだ関係のない人々の目にも止まるのではないかと思い、これからも発信し続けていきたいと思います。
ぜひ、公演に来ていただきたく思います、
最後までどうぞよろしくお願いいたします。
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次回もお楽しみに!