2023.9.19 返礼品を作って下さる人たち② 積丹グリーン
vol. 11 2023-09-19 0
返礼品を作って下さる方々、ご紹介する二組目は、レンタルアートスペースに掲示するネームプレートを作っていただく森田信道さんと運野淳さんです。
森田さんは、2021年から後志の積丹町にある21ヘクタールの森を管理する積丹グリーンの代表。もともとはサラリーマンでしたが林業で生計を立てようと独立し、森の保全のための間伐や笹刈、車道や遊歩道の整備やアウトドアイベントの企画など、誰でも気軽に山の自然に親しめるような環境作りに励んでいます。その活動の一環として白樺の間伐材を使ったウッドコースターを制作、販売していますが、これをネームプレートにしてみたら、と教えてくれたのが、森田さんと一緒に積丹グリーンで活動している運野さんでした。
運野さんは小樽市銭函に木製品の工房、AU・AUを構えて約30年。様々な木の特徴を活かしたおもちゃや小さな家具、レリーフなどを制作しています。私たちは以前イベントでご一緒したことがあり、ネームプレートの制作について相談したのでした。白樺は小樽市の木でもあり、ひとつひとつ表情が違う木を使ってネームプレートにすれば間伐材の有効利用にもなり、支援していただいている方にも喜んでもらえるのではと感じました。
札幌にある森田さんのご自宅のガレージでウッドコースターを作る過程を見せていただきました。
コースターに使う白樺の間伐材の直径は約8センチ。輪切りにした後十分乾燥させ、表面にやすりをかけて滑らかにします。
パソコンで作ったデータを元にレーザー彫刻機で表面に文字や絵柄を刻印します。今回は試しに「裏小樽モンパルナス」と入れてもらいます。文字が木のサイズに収まるように、また中心がずれないように位置決めをするのがなかなか大変なのだそうです。
位置が決まったらスタートボタンを押して約3分。オリジナルコースターの完成です。
実際のネームプレートにはもう一回り大きな直径10センチ程度の白樺を使う予定です。レンタルアートスペースの雰囲気に合うような特製の大きなフレームをひとつ運野さんに制作していただき、フレームの中にネームプレートを配置した上で壁に掲示する計画です。ネームプレートコースをお選びいただいた皆様には掲示した写真の他に、掲示したものと同じ10センチのネームプレートと、イラストをデザインした8センチのコースターをお送りします。どうぞお楽しみに。
森田信道さん(左)と運野淳さん。