2023.9.13 返礼品を作って下さる方たち① Aobato
vol. 10 2023-09-13 0
私たちのクラウドファンディングを支援していただいた方々への返礼品。できるだけ特別なものにしたいと私たちなりに考えて決めました。どんな方たちがどんな返礼品を作ってくれるのか、アップデートでご紹介したいと思います。
一組目は小樽を拠点にオリジナルデザインの絵柄と布地を制作するテキスタイルブランド、Aobatoさんです。2年前からロッキで手拭いや風呂敷、ポストカードを販売させていただいていて、去年はオリジナルの手拭いも作っていただきました。そんなご縁でAobatoさんの手拭いを返礼品の一つに選びました。
Aotaboさんは、染め職人の小菅和成さんとデザイナーの岩本奈々さんのご夫婦が2017年にスタートしたブランドです。自然の素材を活かし、小樽や北海道の日常の景色をデザインした手拭いや風呂敷を一点一点手作りしています。素材の良さとあわせて手作りのぬくもりが感じられる作品ばかりです。
工房で90センチ四方の風呂敷を制作する様子を見せてもらいました。
染料は海藻のふのり等を原料にした粉末に水と染料を加えて作ります。温度や湿度によって発色が微妙に変わる繊細な作業。今回はブルーとオレンジの2色刷りです。
岩本さんが作ったデザインをもとに2つの版を作り、小菅さんが大きなへらを使って染料を生地に染み込ませます。
右から左、左から右。しっかり2往復。ドライヤーで乾かしたあと、柄が自然に連続するように版の位置を調整して染めの作業を続けます。
ブルーを染めたら、デザインのアクセントになる二つ目の版でオレンジを加えます。
とうもろこしをデザインした素敵な風呂敷が出来上がりました。
絵柄は、大学でグラフィックデザインを専攻した岩本さんがパソコンを使ってデザインします。返礼品は、梁川通りの花飾りとカモメをモチーフにしたロッキのオリジナル柄。去年作ってもらった手拭いは黒の1色刷りでしたが、返礼品は赤と黄色の2色で染めてもらう予定です。
小菅さんは大学で染色と版画を学び、札幌の染色会社に勤務していましたが、作る人の息吹きや思いがより感じられる伝統的な手作業による布地作りの可能性を追求するために独立。以来、岩本さんと二人三脚で6年。小樽から発信するAobatoさんのデザインと作品は確実にファンを増やし続けています。