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アンデス先住民を描き続けるボリビアの映画製作集団ウカマウ全作品一挙上映をクラウドファンディングで実現!
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1960年代より南米アンデス先住民を題材に映画製作を続けているボリビア・ウカマウ集団の作品を1980年の『第一の敵』を皮切りにこれまで短編2本長編10本の全作品を日本に紹介してきました。 また『地下の民』(1989)『鳥の歌』(1995)は、共同製作という形でも関わっています。 2025年4月、新作2作品を含んだ全作品上映を約10年ぶりに開催します。
1960年代よりアンデス先住民の視点に立った映画を模索し製作し続けているホルヘ・サンヒネス監督を中心としたボリビアの映画製作集団ウカマウ。
2025年4月の新作2本を含む全作品一挙上映のため宣伝費等を募ります。
1966年最初の長篇映画『ウカマウ』はラテンアメリカ映画界のみならず、変革を求める世界中に大きな衝撃を与えました。それから50年以上、ホルヘ・サンヒネス監督とウカマウ集団は、社会の変革を生み出しながら、今もラテンアメリカおよび世界に訴えかける映画製作を続けています。そして、今回の企画発案者である日本人スタッフは、1975年に彼らと出会い、以来協働者として映画製作をサポートし続けているのです。2025年はボリビア独立200周年の記念年であり、また日本との協働が始まって50周年となります。それらを記念し、2025年4月の新作2本を含む全作品一挙上映を企画しました。今回、この企画を1人でも多くの方に見てほしいと願い、宣伝費等を募ります。ぜひご協力ください。
この映画は、人々を行動に動員する要因になりうるものだ。
【ジャン=リュック・ゴダール(映画監督)『コンドルの血』評】
スペイン人征服者たちの到来以前からアメリカ大陸に住む人々の中で育まれ制作された、真のラテンアメリカ映画がついに誕生しつつあることを、この注目すべき作品は示している。
【ジョルジュ・サドゥール(映画批評家)『ウカマウ』評】
私はもうずっと以前から、ホルヘ・サンヒネスの映画にとても憧れていた。(夢が叶い、出演してみて)ウカマウ集団は、まったくすばらしく、印象に残ることがいっぱいだった。きわめてプロフェッショナルな仕事ぶりだった。『鳥の歌』に出演できたということは、世界でも最も偉大な監督と仕事を共にしたことを意味していると思う。私の出演作品一覧を見ながら、ホルヘ・サンヒネスが欠けている、と思ってきたものだった。
【ジェラルディン・チャップリン(女優)『鳥の歌』出演について】
日本の映画人からのコメント
https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau/14_Insurgen/page/koe.html
目次:
1. ウカマウ集団について〜ウカマウ集団とは/歴史/フィルモグラフィー・旧作解説
2.今回のプロジェクト[2025年4月新作2本を含む全作品一挙上映]について
3.日本との協働50年・プロジェクト企画者よりご協力のお願い
4. 初公開『女性ゲリラ、フアナの闘い ーボリビア独立秘史ー』『30年後 ーふたりのボリビア兵ー』解説
5.プロジェクトスケジュール
6.リターンについて
7.想定されるリスクとチャレンジ
8.最後に
ウカマウ集団とは
https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau/about.html
長編第1作『ウカマウ』オリジナルポスター
ウカマウ集団の歴史
https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau/rekishi.html
ウカマウ集団フィルモグラフィー・旧作解説
https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau/sakuhin/itiran.html
1962年以降創作活動を続けているウカマウ集団(ホルヘ・サンヒネス監督)の 初公開作2本を含む全作品(長編12作+短編2作)の一挙上映を2025年4月より全国で実施する企画です。2025年はボリビアがスペインからの独立を果たして200年という節目の年であり、ウカマウ集団と日本との協働が始まって50年という記念すべき年です。アンデス先住民の価値観で映画を作るという革命的な映画製作に挑んできた彼らの映画を展観し、その映画がボリビアに中南米に、世界に与えてきた影響を再確認するとともに、この先の一歩へのきっかけとなる特集上映になるよう考えています。長編10作+短編2作は、40年有余のあいだ行なってきた自主上映によって各地で上映されてきました。それに 新作2作『女性ゲリラ、フアナの闘い ーボリビア独立秘史ー』(2016年)、『30年後 ーふたりのボリビア兵ー』(2022年)が初公開されます。2014年以来10年ぶりの全作品上映です。10年前に快く上映に踏み切ってくれた新宿のK’s cinemaが、今回も東京会場となります。東京での上映の後には、全国での上映も募っていきます。
10年前の特集上映の様子
http://www.facebook.com/ukamautokyo
ご覧いただいている皆さま、この企画を進めているメンバーのひとり、太田昌国です。編集者兼評論家です。映画には素人なのに、ボリビア映画の自主上映と共同制作にハマッテしまったお話です。1960年代から70年代にかけてのラテンアメリカにおける政治的・社会的・文化的な胎動に刺激を受けて、現地を見なければと思い詰めて出かけたのが1973年半ば。連れ合いの唐澤秀子と一緒でした。現地の人びととの縁に恵まれ、仕事にも就けたりして、振り返って見れば、30歳前後の3年半の月日をメキシコからアルゼンチン、チリにまで至る大陸部の過半の地域で過ごしました。バックパッカーの先駆けだったと思います。
さて、エクアドルの首都キトに着いて間もなく、ある映画との決定的な出会いが生まれたのです。散歩中に、壁に貼られたポスターが気になって近寄ってみたら、【『コンドルの血』、ボリビア・ウカマウ集団1969年製作、ホルヘ・サンヒネス監督】とあります。先住民の青年の顔がポスターの真ん中にあって、それだけでも大きな驚き。社会の周縁部に押し込められている先住民が映画の宣伝ポスターの前面に出ることなどあり得ない時代だったからです。映画を観ました。米国が「低開発」のアンデス地域に派遣した「平和部隊」の医療チームが、迫りくる人口爆発と食糧危機を防ぐために、産児制限をしないアンデス先住民の女性たちに、同意を得ないままに不妊手術を施している実態を描いた、優れた映画でした。日本を出る前、ボリビアとペルーの政府が「平和部隊」を追放したとの記事を読んでいました。実話に基づいた映画だったのです。見慣れた日本映画とも欧米の映画とも異質な、独特の雰囲気を湛えていて、とても心に残りました。
『コンドルの血』オリジナルポスター
たまたま製作者たちがキトにいて、すぐ会えました。監督のホルヘ・サンヒネスと、プロデューサーのベアトリス・パラシオスです。映画の感想を伝え、自分たちの旅のことを語り、先方も自分たちの映画のこと、監督のホルヘは白人で、ベアトリスはメスティーサ(混血)ですが、ボリビアがとんでもない人種差別の社会であること、自分たちはそんな社会のあり方を変えるために映画を作っていること、その際、欧米中心主義の世界観・歴史観を離れて先住民社会に生き永らえている自然哲学や人生観・世界の捉え方に深く学んでいることなどを語ったのです。
1976年メキシコ・テオティワカン遺跡にて
左から、ベアトリス・パラシオス、唐澤秀子、太田昌国、ホルヘ・サンヒネス
彼らとはその後も、双方の旅程をやりくりしてコロンビアやメキシコで何度も会い、彼らの旧作をすべて見せてもらい、結局『第一の敵』という1974年製作の16ミリフィルムを一本預かって帰国したのでした。
日本では商業公開を計画しましたが、1980年当時はまだミニシアターもなく、小国の無名の監督の作品を公開する壁はとても高く、自主上映の道しかありませんでした。自力での字幕翻訳、完成試写会、マスコミへの働きかけ、公開劇場探し――映画界に疎いながらなんとか手を尽くしました。『第一の敵』は、地主に痛めつけられる先住民貧農と都市からやってきたゲリラとの共同闘争の物語。しかもボリビア発の作品だと知れば、誰もが、つい13年前にボリビアでのゲリラ闘争で死んだチェ・ゲバラを思い起こす時代。東京上映は2週連続で金・土に計6回上映し、入場者2000人。信じられないほど多くの人びとが詰めかけたのです。
1980年『第一の敵』初上映 チラシ
この成功に押されて、翌年からウカマウの旧作品を次々と輸入し、新作もすぐ届いて、80年代初頭から後半にかけては文字通り「ウカマウ・ブーム」といった感じでした。
1981年ヤワル・フィエスタ=『革命』『落盤』『ウカマウ』『コンドルの血』『ここから出ていけ』
1983年『人民の勇気』 1985年『ただひとつの拳のごとく』 各チラシ
ウカマウに送る入場収入も増え続け、ウカマウからは次回作を共同製作しないかとの呼びかけがあったのは1985年。実現には時間がかかりましたが、1989年 『地下の民』完成、同年のサン・セバスティアン国際映画祭ではグランプリを獲得しました。
1990年『地下の民』チラシ
東京・渋谷『てなもんやコネクション』(山本政志監督)上映のための仮設映画館 TANK2 でロードショー
以後も、機会あるごとに全作品を上映。自主上映開始から20周年の2000年にはホルヘ・サンヒネス監督を日本に招請、東京・木曽・名古屋・大阪などで、上映+討論の集いを開き、監督は大勢の観客との討論を行いました。
2000年 ホルヘ・サンヒネス監督来日イベント チラシ
その後も作品を作り続けている監督は、今年87歳。いまも次回作の準備に取り掛かっています。日本の私たちも、彼が製作を続ける限りは、それを背後で支え続けるのです。当初は「第一の敵上映委員会」を名乗り、後年「シネマテーク・インディアス」という名の任意団体として活動を続けてきました。
1999年『鳥の歌』 2005年『最後の庭の息子たち』 各チラシ
ウカマウ集団の作品をすべて上映できるのは、世界的に見てもとても貴重なことです。それは、ボリビアの製作集団と日本の私たちとの間には、40年有余に及ぶ協働関係が成立しているからです。上映収入の確実な還元、ウカマウ映画に関係する冊子・理論書・シナリオ集・2003年に早逝したベアトリス遺稿集の刊行、ウカマウ集団が2000年ラパス市に「アンデス映画学院」を設立した際には彼らが希望した日本メーカーの映写機材をスタッフが届けて贈呈するなど、多岐にわたる協力関係を築いてきました。それには、何よりも、劇場に来られた観客の皆さんの熱い支援・協力が支えでした。
2014年『叛乱者たち』ほか全作品特集上映チラシ
2014年全作品上映の予告編 ↓
さて、この40年間有余、上映する劇場に来てくださいというお願いは一貫して行なってきました。自主上映の呼びかけもしてきました。1985年『地下の民』共同製作の提案がウカマウからきた時には、制作資金の捻出のために、このときだけはカンパのお願いをしました。完成・上映の際に使用できるチケットと引き換えに、という形にしました。その時は、500万円以上も集まったので、映画完成のための大きな力となりました。しかし今回、皆さんにご協力をお願いしたいのは製作資金ではありません。日本から毎年送金している上映収入が次回作の製作資金になっています。
今回のお願いは、日本国内で全作品上映を行うに当たっての諸経費、とりわけ「上映宣伝費」です。
皆様からご支援ただいた資金は以下で活用させていただきます。
「新作2作品の日本語字幕作成費」
「新作2作品のマスコミ試写会場費」
「特集上映の予告編作成費」
「特集上映のチラシ作成費」
「特集上映のホームぺージ作成費」
「特集上映パンフレット作成費」
「特集上映時のトークショー経費」
ウカマウ映画は一貫して、民族・植民地問題、人種差別、貧困と格差、そして上下の権力関係のない水平的な社会の在り方などをテーマに映画を作ってきました。アンデスが地元なので、歴史的な背景はそこにあります。しかし、ラテンアメリカ地域は、コロンブスの大航海と「地理上の発見」の時代を契機に、世界史上初めてヨーロッパ列強によって植民地化されたために、そこの歴史を描くことは日本にも世界にも通底するものをもっているのです。先ごろも、日本の人気バンドが製作した「コロンブス」というミュージック・ビデオの人種差別的な内容が問題となり、公開が停止されました。エンターテインメントの業界も、歴史や世界をどう正確に把握して表現するかが問われる時代なのです。
世界は、いま、問題だらけです。深刻化するばかりの民族間の抗争、今なお根絶できていない人種差別、内向きに自民族・自国の枠に閉じこもり異民族・異文化への窓を閉ざす傾向――ウカマウの映画は、私たちがこれらの問題について考え、何事かをなそうとする時に、ヒントと力を与えてくれます。
「シネマテーク・インディアス」の太田・唐澤は、上映運動を始めて間もなく、出版社・現代企画室にも関わり、30数年間で、150冊以上のラテンアメリカ並びにイベリア半島関係書の刊行にも携わってきました。アンデス地域に関連する書物もたくさんあります。刊行書目を国(地域)ごとに明示した地図をここに掲げておきます。
『女性ゲリラ、フアナの闘い ーボリビア独立秘史ー』
原題: Guerrillera de la Patria Grande, Juana Azurduy|2016年|103分|製作:ウカマウ集団|監督:ホルヘ・サンヒネス|音楽:セルヒオ・プルデンシオ|出演:メルセデス・ピティ・カンポス、クリスティアン・メルカード、フェルナンド・アルセ
https://ukamau.org.bo/films/juana-azurduy-guerrill...
フアナ・アスルドゥイは、スペイン植民地支配からの解放闘争を担った実在の女性(1780~1862年)。ラテンアメリカ諸国は、今から200年前の19世紀前半に、ほぼ今あるような国家の形で独立を遂げた。ボリビアの独立は1825年だから、来年は「独立200周年」。因みに、現メキシコにあったアステカは1521年に、現ペルー・ボリビアのインカは1532年にスペイン人に征服された。だから現代から見ると、コロンブスの大航海と植民地化から500年、植民地支配がほぼ300年続き、独立してから200年――というのが、大まかな時間の流れだ。映画は、1825年、ボリビアのチュキサカ(現スクレ)にあるフアナ・アスルドゥイの質素な住まいを、シモン・ボリーバルとアントニオ・ホセ・デ・スクレが訪ねるところから始まる。ふたりはともベネズエラの出身だが、南米大陸北部の植民地解放闘争を率いて「解放者」と呼ばれるほどの、そしてボリビアの国名はボリーバルから採られ、スクレは同国の初代大統領を務めるほどにボリビアに縁深い人物だ。夫は独立闘争の過程で斃れ、4人の子どもを赤痢やマラリアで死なせて、ひとり極貧の裡に暮らすフアナの口からは、16年間に渡ったスペイン植民地主義者に対する激しい戦いの歴史、その過程での思いもかけぬ出来事、そして彼女独自の経験などが溢れんばかりに語られてゆく。その語りに基づいて、フアナの足跡が辿られてゆく。ホルヘ・サンヒネス監督は「私の中で常に何かをかき立ててくれた人物。19世紀という時代の植民地主義者や宗教者の偏見と闘い、女性の、人間の、母親の権利獲得のためにゲリラ兵士となった。多くの女性たちに、とりわけ観てほしい」と語っている。 (解説:太田昌国)
『30年後 ーふたりのボリビア兵ー』
原題:Los Viejos Soldados|2022年|110分|製作:ウカマウ集団|監督:ホルヘ・サンヒネス|音楽:セルヒオ・プルデンシオ|出演:クリスティアン・メルカード、ロベルト・チョケワンカhttps://ukamau.org.bo/films/los-viejos-soldados/
ボリビア現代史の重要な事件・チャコ戦争(隣国パラグアイとの間で1932年から35年にかけて戦われた)で、同じボリビア軍に属していた白人で裕福な家庭出身のギレェルモと、アイマラで貧農のセバスティアンが出会う。
ギレェルモが、負傷したセバスティアンを死の縁から救ったこともあって、ふたりの間には友情が育まれる。ギレェルモは、あからさまに人種差別者として振る舞う上官に反抗して、軍事裁判に付され死刑判決を受ける。ギレェルモは兵営から脱走を図り、セバスティアンもそれに同行して、二人は奥深いチャコ地方の中を彷徨い歩く。食べ物はなく、水もなく、瀕死の逃避行だ。ようやくにして或る村に行き着いたのだが、二人はいつか必ず再会することを約束して、お互いに真逆の方向の道を辿ってゆく。そして……。 (解説:太田昌国)
2025年1月 公式ホームページ リニューアル
3月 新作2作品日本語字幕版完成
新作2作品マスコミ試写実施
特集上映予告編公開
特集上映チラシ完成~配布
4月26日~ K's cinema(新宿)にて全日上映2週間+2週間モーニング上映にて開催
K's cinemaでの上映期間中にトークショーを開催予定
以後、2025年内に順次全国での上映を予定(交渉中)
*東京以外の上映は、上映作品が全作品ではない場合もあります
返礼品として、下記をご用意しています。
【ホルヘ・サンヒネス監督からのメッセージ(日本語翻訳付き)】
87歳にして、ますます意気軒高なホルヘ・サンヒネスから、支援してくれた方々へのメッセージです。手書きレターをデジタルレターでお送りします。
【全国共通劇場鑑賞3回券】
K’s cinemaほか、2025年中に今回の特集上映をする映画館で使用できるチケットです。
*鑑賞券は同行者の方とお使いになることもできます(例:1回に3名来場で使用可)
*東京以外では全作品上映ではない場合もあります。
2024.12現在の上映予定地域=新潟/横浜/大阪/名古屋/福岡(予定は変更の場合もあります。今後の追加地域や各地域での上映作品は1月にオープンする公式HPをご覧ください)
【ポストカード10枚セット】
旧作から作成した、カラー5枚、モノクロ5枚のセットです。
【公式ホームぺージへのお名前掲載】
本上映の公式ホームページに「支援者」としてお名前や団体名を掲載します。
【オリジナル缶バッジ】
作成中ですが、下記をイメージしています。左がシネマテーク・インディアス、右が GRUPO UKAMAU(ウカマウ集団)のロゴマークです。
【DVD4作品:『第一の敵』『地下の民』『鳥の歌』『最後の庭の息子たち』】
※10000円の方は下記から1作品を、20000円の方は下記から2作品をお選びください。
【パンフレット4作品:『地下の民』『鳥の歌』『最後の庭の息子たち』『叛乱者たち』】
【書籍:『「悪なき大地」への途上にて』ベアトリス・パラシオス著 唐澤秀子訳
2008年 編集室インディアス刊】
2003年に急逝したウカマウ集団のプロデューサー、ベアトリス・パラシオスが描く、アンデスの民の姿。新自由主義経済に喘ぐ民衆の日常を鋭くカットして、小説のように差し出された18の掌編。『悪なき大地』は、ベアトリスが自身の監督作として準備していた映画のタイトル。
【書籍:『ボリビア・ウカマウ映画伴走50年』(仮題)太田昌国著
2025年4月刊行予定 藤田印刷エクセレントブックス刊】
現在執筆中
【書籍:『アンデスで先住民の映画を撮る』太田昌国編 2000年 現代企画室刊】
ウカマウ作品自主上映を開始して20年の節目に刊行。
「映像による帝国主義論」の創造を経て、先住民世界への「越境」を試みるウカマウ集団の果敢な営為と、日本からの協働実践をふりかえる。
ホルヘ・サンヒネス、ベアトリス・パラシオス、エルネスト・ゲバラ・セルナ、マリオ・ホセ・アタパウカル、グラウベル・ローシャ、ジュラルディン・チャップリン、松田政男、太田昌国、唐澤秀子、兒島峰、平沢剛、蜷川泰司、鵜飼哲、小野沢稔彦、坂口一直 ほか
【シナリオ集:『第一の敵』1981年 インパクト出版会刊】
『ウカマウ』『第一の敵』『ここから出ていけ』シナリオ掲載
寄稿:松田政男、西沢透、小野沢稔彦、岡島尚志 ほか
【シナリオ集:『ただひとつの拳のごとく』1985年 インパクト出版会刊】
『コンドルの血』『人民の勇気』『ただひとつの拳のごとく』シナリオ掲載
寄稿:ロケ・ダルトン、船戸与一、木全公彦、池田浩士、池内文平 ほか
【サウンドトラックCD :『鳥の歌』】
【新作2作品 試写用DVD もしくは視聴リンク+プレス資料】
『女性ゲリラ、フアナの闘いーボリビア独立秘史ー』『30年後ーふたりのボリビア兵ー』のマスコミ試写用に準備するサンプルDVDまたはvimeoでご覧いただける視聴リンクです。作品解説を掲載したプレス資料とともにお送りします。
【新作2作品を含む特集上映パンフレット】
特集上映を開催する映画館で販売されるパンフレットです。
『女性ゲリラ、フアナの闘い ーボリビア独立秘史』
『30年後 ーふたりのボリビア兵ー』
新作2本を含む全作品上映は、2025年4月 新宿:K's cinema での開催が決定しています。 今回はプロダクションファンディング(All in)での挑戦になるため、もし目標金額未達となった場合でも、不足する資金は自費で補填し、ウカマウ全作品一挙上映に向けた宣伝活動および上映の開催を実現します。皆様の支援により、多くの方々にこの映画群を届けるための充実した宣伝活動を展開し、できるだけ全国各地での開催を、チャレンジしていきたい所存です。 なお、全国のなるべく多くの劇場で上映できるよう活動する予定ですが、お住まいの地域で上映されることは確約できかねますこと、並びに地域によっては全作品上映ではないセレクト作品の上映になる場合もありますことをご了承ください。
アンデス先住民に根ざしたウカマウの映画の自主上映・共同製作が40年以上も続いてきたことは、私たち自身にとっても驚きです。遠い世界の歴史と文化が、どうして、こんなにもこの社会の観客に受け入れられたのか。それを可能にしたのが映画の魅力です。2時間、スクリーンに見入れば、いままで知らなかった新しい世界に出会えるのです。40年前の昔、初見のウカマウ映画に驚いたひとは再見の機会を、まだ出会えていない若い人びとは初見の機会を、一緒につくりませんか。2025年4月、東京・新宿K’s Cinemaを皮切りに 、映画と書物を通じて「新世界」が登場します。 ぜひ、ご協力をお願いいたします。
公式ホームぺージ https://www.jca.apc.org/gendai/ukamau/ (2025年1月リニューアル予定)
5000 円
8000 円
10000 円
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30000 円
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