メンバー紹介 その2 クリエイター 中村理彩子
vol. 2 2020-08-20 0
「あたらしい内子座はじまる」プロジェクトでは、内子座の「のぼり旗」を再利用して洋服をデザインした、ファッションデザイナー・中村理彩子をご紹介します。
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中村理彩子(1994-)日本生まれ。幼少期をアメリカで過ごす。祖母が茶道裏千家の教諭・中村宗知。和柄や伝統工芸から、色使いや、素材感の着想を得た作品を制作している。
金箔をあしらい、漆で固められた、刺繍入りのネックピース(左).
Life In Layers 2018 (by photographer Hide Watanabe and Designer Risako Nakamura.) STARBUCKS 池尻大橋店にて作品展示.
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漆芸家や漆工房との合作も発表。ボタンなどの、洋服に取り付けられるアクセサリーを漆で制作。
漆のボタンが取り付けられたコート。
漆芸家Chen Bowen との合作.
漆のフリンジやボタンを、コートやバッグに、あしらった作品。
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2019年はクマ財団の奨学生としてショー "cava” (powered by KUMA foundation)で、漆や和柄をあしらった作品や衣装のコレクションを発表。
和花のオリジナルプリントを幾重にも重ねたドレス。
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KUMA exhibition で展示した4体の衣装『暗黒大陸』は、ヒトの知らない、未踏の地の生き物を着想に、素材には、木材や漆を用いて、作られている。(risakonakamura.com)
木材で制作されたスカート(暗黒大陸,2019)
乾漆で作られたバストピース付ドレス.ChenBowenとの合作(暗黒大陸,2019)
工芸や和柄をあしらいながらも、制作手法にデジタルファブリケーションや、CNC機器を扱いながらコンピュテーションを用いた作品を製作する。
こちらの 「人工の木目」から作られてたバストピースでは、中村理彩子によって、青色のMDFと集成材をボンディングした木材を、3Dモデルをコンピューター制御で切削して、制作。
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作品のテキスタイルに、自身がアレンジする和柄や和花があしらわれていることも、多い。
こちらは、和花のオリジナルプリントと、チェック柄のオリジナルプリントを重ね合わせて作られた、ミニワンピース。
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和柄や工芸を制作に取り入れることを好む、クリエイター・中村理彩子氏の近年の作品を、ご紹介しました。
今回は、彼女にとっても「のぼり旗」という、新しい和のマテリアルを用いて作られた作品が、商品化されました。
この機会に是非、皆様の手にとっていただけることを、一同心より願っております。