地図から消えゆく津島からのメッセージ⑥
vol. 15 2020-05-02 0
志田昭治さん
郷土芸能「津島の田植踊(たうえおどり)」を後世に残すため、昨年11月、震災後に初めて披露されました。
披露したのは、神楽と田植え踊りの役あわせて14人を赤宇木郷土芸術保存会のみなさん。黄金の男根を振りかざして踊った、鍬頭(くわがしら)の志田昭治さん、映像で残す会のメンバーのひとりです。
「8年以上も踊っていないから、無理かなと思っていたけど、体が覚えてた。前はもっと体を反ったり、足を高く上げたりできてたんだけど、もうできないね。」
1日限りで踊りを復活させ、映像をカメラに収めました。
「観に来たくれた人には、馴染みの顔がいっぱいいるわけよ。顔を見ただけで、ちょっと「うるっ」と来た。最後の方で、やり方を間違ったんです、自分でも『ちょっと違ったな』と思ったら、会場から笑いが起きてた。みんな分かってたんだな」
映像の一部は、現在編集中の「ふるさと津島」ダイジェスト版にも収録予定です。
「今は動物が飛び跳ねてるけど、いつの日か、ふるさとに戻ってやりたいですね」