ツリメラ映画化にいたるまで
vol. 4 2014-04-19 0
ツリメラのプロデューサーの小林タクシーさんからツリメラ映画を作る経緯を教えていただきました!
小林タクシーです。
まもなくツリメラ主演映画のクランクイン。
ツリメラ映画をつくることになった経緯を少しお話したいとおもいます。塩出さんと出会ったのは昨年10月の東京国際映画祭の会場にて。あがさが出演した「死神ターニャ」のプレミア上映を観に六本木の映画館に伺ったところ、むこうから声をかけてくれました。映画の上演前、チケット販売所のところで。
塩出さんはその前月、9月にやったツリメラのライブに来てくれていて、ツリメラがいま凄く気になっているんだと、願わくば自分もツリメラの映像を撮りたいと熱っぽく語ってくださいました。PVですか?と聞いたら、いや、撮りたいのは映画です、と。この時点で僕は彼の作品をまだみてなかったので、見てから考えさせてもらってもいいですか?と告げ、そして観ました。ターニャを。
びっくりした
超おもしろいわ!!
この画像みただけでも、彼の作品にかける意気込みは伝わるとおもうのですが(特殊メイク・CG等、日本人の若者の自主映画作品と聞いて想像されるものは軽く凌駕してます)、最大の魅力はどのシーンも気持ちよく繋がってると感じることでした。役者さんの間合いなのか、編集の技術なのか、機材のよさなのか、自分は映画の専門的なことについてはわからないのだけど、とにかくシーンがブツ切れになるようなストレスが一切なく、心地よく物語に没入ができたんですね。自主映画作品をみてこんな風に感じたのははじめてのことかもしれません。
なるほど
なるほどね
演技なのか技術なのか機材なのかと言ったけれども、一番大きいのは彼の選球眼・審美眼な気がします。心地よい匙加減。映画制作の現場はまったくみていませんが、すごく現場主義なひとな気がします。ライブの生っぽさを大事にするひとなんだろうなあと。そしてそれに呼応する俳優さんが塩出組には集まっているのだなあと。
で、ツリメラ映画お願いしますとお返事するまでにはもう少し時間がかかったのですが(このあと葛木さんとムックさんに映画をみてもらい説明する必要があったので)、この六本木での上映の直後、内心僕のこころは決まっていました。塩出さんにツリメラ映画を撮ってもらおう、と。そしてこうも思いました。この映画については僕はできるだけ口をはさまないようにしよう。おそらく現場でぽんぽん生み出される彼の自由なイマジネーションの妨げにならないようにしよう、と。
現在公開されている映画の脚本の一部(※後述するモーションギャラリーのサイト内で読むことが出来ます)には「ツリメラは最初5人だった」「音楽はしょぼい感じ」等、これまでツリメラはかくあるべしと思って僕がやってきたこととは異なる世界観でこの映画がつくられることを予兆する内容が書かれています。もしかしたらプロデューサーとしてツリメラを守り、ぶれないブランドを確立するというのも僕の仕事なのかもしれません。でもそれ以上に塩出さんには彼が肌感覚でおもしろいと感じるものをつくってもらいたいという気持ちがありました。なのでこの脚本も、面白くなるなら全然そのほうがいいとOKしました。
誰でもOKするわけじゃありません。塩出さんだからOKしたのです。
つまり塩出さんにはこの映画をおもしろい作品にする義務があります笑。で、ひいては彼に映画制作をお願いした僕にも大きな義務がのしかかっています。
いまこちらのサイトでツリメラ映画の制作資金をつのっているのですが、こちらで支援をいただいた多くの方々に対しても僕らには義務があります。
https://motion-gallery.net/projects/tsurimela
というわけで映画「ロード・オブ・ツリメラ」は絶ッッ対おもしろくなきゃいけません。おもしろくなってもらう義務があります。
そしてお約束します。この映画はきっとおもしろいです。僕は口は出しませんが、塩出監督のことを信頼しています。
もし同じように期待を寄せてくれるかたがいらっしゃったら、こちらの支援サイトで応援いただけたらありがたいです。決して安いとは言えない金額。CDやビンタなどの特典もありますが、何よりのお返しはこの映画をおもしろい作品にすることだと思います。そのためのお金なので。
自分はお金じゃなくて気持ちで支援、ことばで支援ということでも勿論嬉しいです。「いいね!」してくれるだけでも喜びます。伝わります。
期待と信頼と応援と。どうぞ皆さん、よろしくお願いします。