「カフェ潮の路」に焙煎機がやって来ました!
vol. 1 2017-02-28 0
2月24日にスタートしたキャンペーン「ホームレス経験者が働く自家焙煎カフェを作りたい!」は、一週間も経たないうちに目標額の約80%を達成することができました。
皆様のご協力に感謝申し上げます。
「カフェ潮の路」は4月のオープンをめざして、現在、改装作業が進んでいます(今回のキャンペーンで集まった寄付金は改装費用ではなく、カフェに必要な物品購入費に充てる予定です)。
リフォームに並行して、2月吉日、コーヒーの焙煎機が「カフェ潮の路」にやってきました。NPO法人自立生活サポートセンター・もやいから中古のガス式焙煎機を売却していただいたのです。
もともと、この焙煎機はNPO法人もやいの「こもれびコーヒー」の事業で使われていたものです。長年お世話になっている業者さんが大きな焙煎機を丁寧に運び入れ、設置作業をしてくださいました。
新しい居場所に移ってきたのは焙煎機ばかりではありません。
その焙煎機でコーヒーを焙煎してきた「こもれびコーヒー」メンバーたちも、NPO法人もやいを退職し、「潮の路珈琲」として再出発をすることになりました。
「潮の路珈琲」メンバーの皆さんをご紹介します。
★井上栄祐さん
コーヒー焙煎チーム一番の古株で、心優しきリーダー。公園時代から共に暮らす愛猫パー子は今年19歳になります。今年77歳になる井上さんは生き字引き、特に昭和の事件史は見てきたかのように記憶しています。皆さんも聞きに来てください。
★おおくぼさん
子どものような屈託のない笑顔を見せたと思えば、老成した横顔でコーヒーを啜っていたりする不思議な人。「動物を飼ってもし死んでしまったら、自分も生きられないから動物は絶対に飼いません」と、ペットに対してはものすごい先取り不安をしています。
★横内真人さん
ダンスチーム「ソケリッサ」の中心メンバーでもある横内さんは、歌手の寺尾紗穂さんの全国ツアーに同行し、果てはブラジルでもその踊りを披露したアーティスト。大きな体をしておりますが、「潮の路珈琲」では誰より腰の低い気配りの人。口癖は、「それで丸くおさまるなら」
★福島雅巳さん
実直で誠実な福島さんはコーヒーメンバーでは一番のルーキー。実は凝り性で、自発的にコーヒーの勉強をし、淹れ方などを追及しています。毎日朝起きると、まず家の掃除をするキレイ好き。純粋で好奇心いっぱいです。夏になると「飯田産業」と大きくプリントされたTシャツを着ています。
焙煎機の搬入が終わった後、実際に豆を焼いてみました。これまで通りの焙煎を無事におこなうことができました。
今後は、つくろい東京ファンドのシェルターを利用された人たちにも、焙煎やカフェの仕事に関わっていただこうと考えています。カフェができたら、ぜひメンバー達に会いに来てくださいね。(小林美穂子)
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