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TRAILをクラウドファンディングで実現!
このプロジェクトは、映画『TRAIL(トレイル)』の東京・渋谷ユーロスペース(6/29(土)~7/19(金))の公開を皮切りに、大阪・十三第七芸術劇場(年内公開予定)など全国劇場公開における配給・宣伝費の一部の協力をお願いするものです。
この映画は当時山陰での先行上映という状況の中で、映画芸術誌・2013冬号「2012日本映画ベストテン&ワーストテン」においてベスト38を獲得するという、まさに謎の映画としてこれからの東京・大阪での公開を迎えようとしています。
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河野竜也 1976年富山県生まれ。 東京理科大学卒業後、多摩美術大学に入学。在学中は短編映画の制作に携わる。 大学卒業後、初長編映画『TRAIL』(監督:波田野州平)のプロデューサーとして映画を支える。同時に、製作・配給母体として、ソングライン・ピクチャーズを立ち上げ、その代表をつとめる。『TRAIL』が初プロデュース作品となる。
このプロジェクトは、映画『TRAIL(トレイル)』の東京・渋谷ユーロスペース(6/29(土)~7/19(金))の公開を皮切りに、大阪・十三第七芸術劇場(年内公開予定)など全国劇場公開における配給・宣伝費の一部の協力をお願いするものです。
この映画は当時山陰での先行上映という状況の中で、映画芸術誌・2013冬号「2012日本映画ベストテン&ワーストテン」においてベスト38を獲得するという、まさに謎の映画としてこれからの東京・大阪での公開を迎えようとしています。
映画『TRAIL』は、多摩美術大学を卒業した映画作家の波田野州平とプロデューサーの河野竜也の2人によってスタートしました。鳥取県倉吉市出身の波田野は、これまで撮り続けてきた短編映画のほとんどを故郷・鳥取県内で撮影してきました。彼の初長編となる本作は、鳥取県の助成金や地元NPOや個人の皆様の協賛、自治体や地域の方々の協力のおかげで、完成へと至ることができました。2012年3月25日鳥取県倉吉市未来中心ホールでの完成披露上映は250人以上の観客を集め、地域の方々に惜しみない拍手をいただきました。また、同年6月1日~4日鳥取・島根県の山陰上映では、「何かが移り変わっていく時間をこんなに堂々と見せられると、体の中の時間の流れまで変わってしまう気がします。」「とても自由な映画でした。それは人間が作り上げたに過ぎない、『時間』という概念から解放された自由でした。」といった、この映画の持つテーマである「時間」の存在について強く感じてくださる方々や、「森の神秘性、危険性、歴史性、そして大自然の圧倒的なエネルギーを感じざるを得なかった。」という、自然豊かな鳥取県内で全編撮影された本作に相応しい、自然に対する敬意と畏怖を再発見していただきました。そしてこの映画は当時山陰での先行上映という状況の中で、映画芸術誌・2013冬号「2012日本映画ベストテン&ワーストテン」においてベスト38を獲得するという、まさに謎の映画としてこれからの東京・大阪での公開を迎えようとしています。
今後の全国での劇場公開に向けて、配給・宣伝会社に興行をお願いすることもひとつの選択肢としてありました。しかし自分たちの手で観客に届け、最後まで責任を持ちたいという想いから、私たちはこの映画を自主配給していくことに決めました。名もない私たちが持ち込む映画をリスクを承知で上映を決めてくれた、東京・渋谷ユーロスペースと大阪・十三第七藝術劇場での興行を成功させ、全国での劇場公開へと繋げていくために、私たちは地道な宣伝活動をしていくことになります。しかし、宣伝活動をするにも、チラシやポスター、劇場予告編や特別鑑賞券の作成といった宣材にかかる費用や、宣材へのデザイン料、試写にかかる費用や上映期間中の劇場利用費などを合わせると、制作費に匹敵するほどになります。1日1回の上映が3週間続くとしても、制作費の回収すらできずに興行が赤字で終わってしまう可能性も十分にありえます。
そこで私たちは、東京での自主配給を成功させ、大阪から全国へと『TRAIL』の上映を繋げていく方法の一つとして、クラウドファンディングを活用したいと考えました。今回のプロジェクトが達成することによって、配給・宣伝費の一部を補うことが出来れば、上映を決断してくれた劇場側にも利益を残すことが出来ます。その結果、これまでインディペンデントの映画上映に踏み切れなかった劇場が、その門戸を広げてくれることにも繋がり、今まで劇場公開に辿り着けなかった作品にも公開のチャンスが与えられることになることでしょう。映画を作り、劇場で公開できるということは、作り手にとっては大きな喜びであり、作り続けていくモチベーションへと繋がります。
6月29日から始まるユーロスペースでの3週間の上映から、大阪へと繋ぎ、今後の全国での劇場公開へと広げていくためにも、このプロジェクトへの1人でも多くの方のサポートをお願い致します。
この『TRAIL』という映画のこと、またこの映画に込めた気持ちを理解していただいた上でご支援いただきたいと思い、長くなりますが私の想いをお話ししたいと思います。最後までお付き合いください。
まず私は『TRAIL』が完成した時、従来の映画からあまりにもかけ離れた仕上がりになったことに、「いったい誰がこの映画を観たいのだろう?」と途方に暮れました。と同時に「でもこの映画を一刻も早くスクリーンに解放してあげないといけない。」という、手のつけられない獰猛さを持った映画に対する使命感を感じました。この相反する印象を併せ持った映画『TRAIL』をある観客の方は「こんなのは映画じゃない。」と評され、ある方は「映画というものの底知れなさを感じた。」と評されました。
『TRAIL』はいわゆる劇映画のように、観客が人物の感情や関係性の変化を手引きに映画を追いかけるのではなく、観客が一歩も二歩も映画の中に踏み込んで、先導するように観てほしいと思っています。そのため多くの部分を観る側の解釈に委ねています。人によっては曖昧模糊としたつかみ所の無い映画と映るかもしれません。しかし人によっては大きく想像力を羽ばたかせられる映画になると思います。それは映画を観ることがただの鑑賞ではなく、体験と呼ぶに相応しいものになります。その体験は私たちの中に傷跡を残し、一生忘れられないこともあります。この『TRAIL』という映画は、映画を越えていつまでも私たちの中に居座り続ける、そういう大きなスケールと熱量を持った映画です。
しかし、私はこういう映画は減ってきているように感じます。減ってきているのか、作られているにもかかわらず上映の機会が無いだけなのかは分かりませんが。このことは『TRAIL』に寄せられた「今の時代に逆行した驚くべき映画。」という感想が端的に言い表しています。
映画というのは一本でこの世界のすべてを描くことはできません。密林のようにいろいろな種類や手法の映画が集まって、やっと世界の輪郭が掴めるような、映画というのはそういうジャンルだと思います。だから映画は作られ続けるし、私たちは映画を見続けるのでしょう。そしてその中には、観たことも無い映画、どうやったって分からない映画というものもあります。
私にとって、分からないものがあると知るのは歓びです。見たことのないものが見たいと思っています。それはこの世界はまだまだ知らないことだらけで、広大なんだと感じさせてくれるからです。少なくとも私は、決して共感できるわけではなく、分かりやすくもないけれど、驚きを体験させてくれる映画に感動してきたから、今こうして映画を作っています。
しかし残念なことに、そういう映画はなかなか観客が集まらず、興行がうまくゆきません。配給会社も劇場も敬遠し、上映さえできないこともあります。実際、私たちも今の現状の中でこの『TRAIL』をどう売り込んだら良いのか困りました。自主上映という形も模索しましたが、こういう映画だからこそ、今、映画館で上映することが大きな意味を持つと思い、自主配給という形で劇場に直接持ち込みました。そして幸運なことにユーロスペースや第七藝術劇場、その他リスクを負うことを厭わない劇場の方々に出会いました。ちなみに上記した「今の時代に逆行した驚くべき映画。」という感想は、日々たくさんの映画に携わっておられる劇場の方の言葉だけに説得力がありました。
本当は「分からないことを知る歓び」は、私だけの特別な感覚ではないはずです。それは誰にでもある感覚、皆が求めている感覚だと思います。この映画は失われつつあるその歓びを、再び私たちに呼び起こしてくれるでしょう。 私たちが自主配給という形をとった大きな理由は『TRAIL』という、「今の時代に逆行した」小さくとも戦っている映画を埋もれさせたくないという一点です。そして無謀にも同じように逆行した映画を作り続けているひとたちにとっても、このクラウドファンディングというのは、とても有効で、とても大きな意味を持つものだと思います。なぜなら『TRAIL』の上映を皆様のご支援で成功させることは、ほかの小さくとも戦っている映画にまで大きな勇気を与え、扉を開くことに繋がるからです。『TRAIL』の劇場公開、及び全国公開を皆様の手で後押しして下さい。よろしくお願いいたします
波田野州平
「100分をこんなふうに乱暴に構成した映画はいままでになかった。(福間健二/詩人・映画監督)」「映画というものの底知れなさを感じた。(テライショウタ/Gofish)」「今の時代に逆行した驚きの映画。(北條誠人/ユーロスペース支配人)」と観るものそれぞれの映画観を揺さぶりながら「人間の想像力への静かな愛を感じた作品でした。(寺尾紗穂/歌手)」と温かな感動を胸の内に染み渡らせ、秘かな熱狂を巻き起こしたインディペンデント映画『TRAIL』がいよいよ劇場公開されます。
監督はこれまでに発表した作品が映画誌や映画祭で注目を集め、「アンゲロプロス映画の非情でもあり天恵でもある『風景』を思い起こさせる。」と評された新鋭・波田野州平。卓越した映像表現力で自然の多様性や悠久の時間の流れを見事に描き出しています。出演は実際に活躍する画家・山口洋佑、音楽家・三富栄治、詩人・藤本徹が圧倒的な存在感で創作風景を実演しています。容赦なく過ぎ行き、すべてを飲み込む剥き出しの時間そのものが描かれる『TRAIL』を観ることは、ひとつの忘れえぬ映画体験となることでしょう。
たき火を囲み、とりとめのない話をする芸術家たち。画家の山口、音楽家の三富、詩人の藤本は、創作旅行の途中で山間の村に立ち寄る。そこで出会った赤い少女トキの案内で、空き家を借りて創作活動を始める。彼らは森を散策し、雲を眺め、時に動物とふれあうのどかな日々を送る。ある日、三富とトキが森に入ったまま姿を消す。雨の森、濁流の川、ふたりを探す山口と藤本の前に、変わり果てたトキの姿があった。それから数年の後、民話を調べる為にアルゼンチンからやってきた作家は、滞在先のホテルで悪夢を見る。そして展覧会で山口が描いた絵に遭遇したその瞬間、現在までの一分一秒という時間が堰を切り、渦巻き、作家の中に流れ込む。
原案 監督 撮影 編集:波田野州平(はたのしゅうへい)
1980年鳥取県倉吉市出身。東京都在住。
多摩美術大学在学中より映画制作を始める。
卒業制作「あいにくの日々」(2004)が京都国際学生映画祭、大阪CO2映画祭に入選し、「YALTA TALKS短編集」(2007)の一篇「音楽がながれている」が自主制作ながら「キネマ旬報」に紹介され、映画芸術の年間ランキングにもランクインする。また名古屋シネマテークでは、特集上映も組まれた。シャロン・ヴァン・エッテンやジョセフィン・フォスターをはじめミュージシャンのライブ撮影を数多く行い、ジャド・フェア&テニスコーツの日本ツアーを記録した音楽ドキュメンタリー「エンジョイ・ユア・ライフ」が只今、全国で巡回上映中。東京・立川でギャラリー・セプチマというアートスペースを運用している。「TRAIL」が初の長編作品となる。
・山口洋佑(画家役)
東京都在住。新宿眼科画廊、atelier kirigiris、などにて個展開催。Jen Beckman
galleryの運営する「20×200」にてリプリントを販売中。「In The City」(株式会社ビームス発行)など国内外の雑誌やイラストレーション、CDのアートワークなどを手がける。
・三富栄治(音楽家役)
東京都在住。ギターインストの演奏・作曲で活躍するミュージシャン。これまでにChildiscからアルバム3作品をリリース。自身の作品」の他、映画音楽の制作・楽曲提供。2011年からバンドTEASIにベースで参加中。
・藤本徹(詩人役)
東京都在住。文芸誌「ユリイカ」に詩を投稿し続け、名前を見ない号はない新鋭の詩人。詩人小池昌代氏曰く「この人は現代のブルースが歌える」今後の活躍が注目される。
・Dan Abbe(ダン・アビー)(外国人の作家役)
東京都在住。サンフランシスコ生まれ。アメリカンフォトマガジンや東京アートビートに記事を執筆する。自身のレーベルmcvmcvから若手写真家の写真集も出版している。
・時政里紗(赤い少女役)
現役の鳥取大学の学生。演技初体験ながら、物怖じせず現場では名演を連発。特技の美しい泳ぎも披露してくれた。現在はブレイクダンスに夢中。
『TRAIL』(2012/日本映画/100分/HD/カラー/16:9/ステレオ) 出演:山口洋佑/三富栄治/藤本徹/Dan Abbe/時政里紗
監督:波田野州平
プロデューサー:河野竜也
助監督:岡本侑大
録音:小山大輔
記録:勝見世界
メイキング:片岡暁 岩本貴裕 松野祐哉
スチール:小沢利佳
デザイン:牧野玲子
製作・配給:ソングライン・ピクチャーズ
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