再び、ご支援のお礼(奥田)
vol. 21 2023-10-08 0
厚いご支援をありがとうございます。
三人之会主宰の奥田です。
みなさまのご支援のおかげで、目標金額の50%を達成することができました。
ここまで、目標金額に達することができるのか、あまりに遠すぎる目標設定だったのではないかと不安を感じる日々が続きましたが、こうしてみなさんの厚い応援をいただき、本当にお礼の申しようもありません。(まだお返事できていない方には後ほどご連絡をさせていただきます。)
三人之会は立ち上げから1年も満たないひよっこユニットです。一人でも多くのお客様に見にきていただけるよう、初回公演から学生券を設けない代わりに極力お求めやすいチケット価格の設定に取り組んできました。
初回公演では時間貸しの稽古場を転々とし、限られた人員の中、俳優や演出、少ないスタッフが何役も兼ねることでかろうじて二日間の公演を行いました。第二回公演では、技法のレベルアップを目指して多くのチャレンジを行うことになりました。本水の使用や稽古の段階から照明と舞台装置を仕込むことのできる稽古場を探したり、稽古時間を限界まで確保するため稽古場と一体型の宿泊所を利用するなど、表現の限界を超えてお客様の心を震わせることができるよう稽古環境の向上を目指しました。
しかしながら、物理的に稽古環境を向上させることは公演全体の予算を逼迫することを意味しています。その一方で少しでも多くのお客様(演劇好きの方にも普段演劇を見ない方にも)公演にきていただけるようにチケット価格を設定するのは非常に難しい決断を伴いました。
ある種自家撞着の状況ではありますが、この二つを両立させるため、今回はアーツカウンシル東京のスタートアップ助成をいただきながら、なおクラウドファンディングを実施いたしました。
まず、私と今年度の三人之会メンバー(今子青佳・田詩陽)が大学院で学びを得た京都から多くのご支援をいただいたことに、心からの感謝を伝えたいと思います。他の形態の作品とは異なり、私たちの成果をそのままお伝えすることができないことは残念ですが、懸命に作品を作り上げることがなによりの返礼になると考えています
そして、公演を実施する東京を中心に多くの友人たちからご支援をいただきました。公演にいらっしゃることのできる方、いらっしゃれない方それぞれいらっしゃいますが、残された稽古時間、へとへとになるまで出し切っていきたいと思います!
現在稽古3日目ですが、疲労はすでにピークを迎えています。演技・演出・オペレーションが同時に進行しつつ、絶え間ない会話とMT、実験を通して常に表現のフラッシュアップと検討を行っています。心・技・体全ての可能性を限界まで引き出すことで成立する公演です。どうか、より一層のご支援をいただければ幸いです。
稽古の状況については引き続き(できる限り毎日)更新していきたいと考えています。どうか最後まで見守っていただければと思います。
三人之会 奥田知叡