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原発事故から12年。被災者たちの証言を記録したドキュメンタリー映画の制作をクラウドファンディングで実現!

フクシマの証言映像を後世に伝え遺そう!

原発事故から12年。フクシマが国と社会から忘れ去られようとしてる。原発事故がもたらした現実を体験した被災者たちは、高齢化し、どんどん消えていく。今、証言を遺さなければ、間に合わなくなる!その証言を映像で遺すプロジェクト。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額3,000,000円を達成し、2023年6月5日23:59に終了しました。

コレクター
200
現在までに集まった金額
3,599,998
残り日数
0

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このプロジェクトは、目標金額3,000,000円を達成し、2023年6月5日23:59に終了しました。

Presenter
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PRESENTER
土井敏邦

1953年、佐賀県生まれ。2011年3月の原発事故直後から福島の取材を開始。2012年、『飯舘村 第一章・故郷を追わる村人たち』で「ゆふいん文化・記録映画祭/第5回松川賞」を受賞。2019年に証言ドキュメンタリー映画『福島は語る』で、文化庁映画賞 文化記録映画優秀賞を受賞。  34年間、パレスチナ・イスラエルに通い取材。ドキュメンタリー映像シリーズ『届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと』の第4部の『沈黙を破る』は、2009年度キネマ旬報ベスト・テン文化映画部門で第1位。石橋湛山記念・早稲田ジャーナリズム大賞(公共奉仕部門)を受賞。  

  • 神奈川県
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【芸術選奨 文部科学大臣賞(映画部門)・受賞に際して】

vol. 34 2025-03-04 0

           


            ―支援者の方々へのご報告とお礼―


 「芸術選奨 文部科学大臣賞(映画部門)」という思いも寄らない賞をいただくことになりました。

 吉永小百合さん、山田洋次さん、役所広司さんら、日本の映画界を代表する有名な方々が受賞されているこの賞に、無名のドキュメンタリー映画監督である私がなぜ選ばれたのか、まったくわかりませんでした。

 正直、最初は「詐欺かもしれない」と訝(いぶか)りました。まもなく、「受賞の手続きに必要なお金を振り込むように」と言ってくるに違いない、と思ったのです。やがて文化庁から、さまざまな書類が送られてきて、「どうも本物らしい」とわかってきても、どうしても腑に落ちなかったのです。

 「なぜ私なのか?」――ずっと考えていました。そして分かったことは、これは「土井敏邦」への賞ではなく、映画「津島―福島は語る・第二章―」に対する賞だということです。

 文化庁から送られてきた「贈賞理由」にはこう書いてありました。

 「大震災時の原発事故で、大量の放射性物質が降り注ぎ、100年は帰還困難と言われた福島県東部・津島の人々の記憶と感情を長期に渡って誠実に取材し、全9章、3時間を超える圧巻の秀作『津島 福島は語る・第三章』に結実させた。災禍の時代の中で、日本と世界に通底する主題を見事に提示した。その功績に敬意を表したい。」

 しかし、この映画の力は、私の力ではありません。

 ドキュメンタリー映画の“主役”は“作り手”の監督ではなく、映画に登場する人たちです。その人たちの姿と言葉を観客の前にそっと差し出す、つまり、私たちは“黒子の伝え手”です。

 2024年3月から全国で劇場公開したこの映画は、すでにご覧いただいたみなさんにはわかるように、「放射能汚染のために、故郷を追われ、共同体や家族をばらばらにされた津島の人たちが、故郷を奪われた悲しみ、悔しさ、無念さを切々と語る証言ドキュメンタリー」です。つまりこの映画の力は、登場する津島のみなさんの“言葉の力”です。

 つまりこの賞は、映画に登場し懸命に語ってくださった津島のみなさん、そしてその背後にいらっしゃる、「ふるさとを返せ!」と裁判で闘っている他の津島のみなさんを顕彰する賞なのです。

 だから3月11日(奇しくもあの震災から14年目に当たります)のj受賞式には、この映画の主人公の1人で、津島訴訟の原告団団長の今野秀則さん、そして原告のみなさんを無報酬で懸命に支える弁護団を代表して、共同代表の原和良 弁護士に参加していただき、いっしょに受賞させていただくことにしました。

 ただ申し訳ありませんが、いただく賞金は、現在、制作中の「福島は語る・第三章」の制作費と、私が34年間通い続けたガザへの支援金に使わせてください。

 映画制作に協力してくださった津島のみなさん、そしてこの映画の製作をクラウドファンディングで支えてくださったみなさんに、改めて深くお礼を申し上げます。

 ほんとうにありがとうございました。

                     2025年3月4日   映画監督・土井敏邦

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  • 5000

    〈お礼状とポストカード〉

    • お礼状(郵送)1通
    • 「津島」ポストカード(2枚/土井敏邦・撮影)
    • エンドロールにお名前を明記(1名/劇場公開時に)
    • 2026年08月 にお届け予定です。
    • 61人が応援しています。
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    土井敏邦作品DVDとパンフレット

    • お礼状(郵送)1通
    • 「津島」ポストカード(2枚/土井敏邦・撮影)
    • エンドロールにお名前を明記(1名/劇場公開時に)
    • 映画「津島―福島は語る・第二章―」パンフレット(1冊/劇場公開時に)
    • 土井敏邦監督作品DVD1冊 「パレスチナからフクシマへ」
    • 2026年08月 にお届け予定です。
    • 103人が応援しています。
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    「福島は語る」自主上映権とDVD2冊

    • お礼状(郵送)1通
    • 「津島」ポストカード(2枚/土井敏邦・撮影)
    • エンドロールにお名前を明記(1名/劇場公開時に)
    • 映画「津島―福島は語る・第二章―」パンフレット(1冊/劇場公開時に)
    • 土井敏邦監督作品DVD2冊 「パレスチナからフクシマへ」 「飯舘村―放射能と帰村―」
    • 映画「津島―福島は語る・第二章―」特別鑑賞券2枚(劇場公開時に)
    • 映画「福島は語る」(文化庁映画賞文化記録映画優秀賞)自主上映権(1回)
    • 2026年08月 にお届け予定です。
    • 20人が応援しています。
  • 50000

    津島写真集(森住卓)とDVD3冊と自主上映

    • お礼状(郵送)1通
    • 「津島」ポストカード(2枚/土井敏邦・撮影)
    • エンドロールにお名前を明記(1名/劇場公開時に)
    • 映画「津島―福島は語る・第二章―」パンフレット(1冊/劇場公開時に)
    • 土井敏邦監督作品DVD3冊「飯舘村―放射能と帰村―」 「パレスチナからフクシマへ」他1作品
    • 映画「津島―福島は語る・第二章―」特別鑑賞券2枚(劇場公開時に)
    • 映画「福島は語る」(文化庁映画賞文化記録映画優秀賞)自主上映権(1回)
    • 写真集「浪江町津島」(森住卓・著)1冊
    • 2026年08月 にお届け予定です。
    • 7人が応援しています。
  • 100000

    土井敏邦・講演と自主上映権とDVD4冊

    • お礼状(郵送)1通
    • 「津島」ポストカード(2枚/土井敏邦・撮影)
    • エンドロールにお名前を明記(1名/劇場公開時に)
    • 映画「津島―福島は語る・第二章―」パンフレット(1冊/劇場公開時に)
    • 土井敏邦監督作品DVD4冊「飯舘村―放射能と帰村―」「“私”を生きる」 「アミラ・ハス」他1作品
    • 映画「津島―福島は語る・第二章―」特別鑑賞券2枚(劇場公開時に)
    • 映画「福島は語る」(文化庁映画賞文化記録映画優秀賞)自主上映権(1回)
    • 写真集「浪江町津島」(森住卓・著)1冊
    • 土井敏邦 講演1回(交通・宿泊費は主催者負担)
    • 2026年08月 にお届け予定です。
    • 8人が応援しています。
  • 200000

    写真集と講演と自主上映権とDVD5冊

    • お礼状(郵送)1通
    • 「津島」ポストカード(2枚/土井敏邦・撮影)
    • エンドロールにお名前を明記(1名/劇場公開時に)
    • 映画「津島―福島は語る・第二章―」パンフレット(1冊/劇場公開時に)
    • 土井敏邦監督作品DVD5冊 「飯舘村―放射能と帰村―」「“私”を生きる」「アミラ・ハス」他2作
    • 映画「津島―福島は語る・第二章―」特別鑑賞券2枚(劇場公開時に)
    • 映画「福島は語る」(文化庁映画賞文化記録映画優秀賞)自主上映権(2回)
    • 写真集「浪江町津島」(森住卓・著)1冊
    • 土井敏邦 講演2回(交通・宿泊費は主催者負担)
    • 2026年08月 にお届け予定です。
    • 1人が応援しています。