とさか公演エピソード・中2女子
vol. 4 2021-08-14 0
友情出演で2役を演じたのは、朝花と同じ学校のここちゃんと花恵ちゃん。
入学時の自己紹介のシーン「趣味はタップダンスです。サッカー部に入ろうと思っています」先生思わず「ダンス部じゃないんだね・・・」
このプロジェクトが舞台初挑戦の花恵ちゃん。周りが初対面のリトル・ミュージカルメンバーばかりの中で、台詞が決まっていないアドリブのシーンの演技などは、とても難しと思っていたのですが、、
本番前の稽古で、私が代役として子どもたちに混ざって教室のシーン入った時、花恵ちゃんが他の演者の台詞にすかさず言葉や表情で反応しているのを肌で感じて、こんなふうに場を支えたり、盛り上げてくれていたんだと感動しました。
同級生を演じる二人は、別の役も演じました。歌の下手な加代をカラオケに誘う、リア充な女子。嫌がる加代に「私また加代の歌聞きたーい」「加代がかわいそうだって」嫌味たっぷりな役を、稽古でも全力で演じておりました。
本番当日、会場に向かう中2女子3人。
「久しぶりのマスク無しの舞台、私自身とても楽しみでありドキドキしています。全力でやりますので、最後まで楽しんでください!」ここちゃん
「見にきてくれた人も楽しい舞台に、私自身も初めての舞台なので楽しみつつ頑張ります」花恵ちゃん
そして本番、、、
自己紹介のシーン「趣味は歌舞伎を見ることです」台詞を稽古と変えてきた、舞台度胸満点のここちゃん。
今回初舞台とは思えないほど、堂々と演じきった花恵ちゃん。はっきり良く通るきれいな声も光っていました。
花恵は舞台や演技が初めてだったので、不安や緊張で今回のプロジェクトをやりきれるか少し心配していましたが、舞台の演技を見て頑張ったんだなぁと感じました。今回声をかけていただきありがとうございました。同年代の子たちが夢中に頑張ってる姿を見て、一緒に舞台に立たせてもらって、花恵にとってもすごく貴重な経験で学ぶ事がたくさんあったと思います。ありがとうございました。(花恵ちゃんのお母さん)
3人は同じ演劇部に入部しましたが、新型コロナウィルスの影響で学校内の演劇発表会がなく、今回のプロジェクトが舞台初共演でした。今、学校では行事ごとがなく、中学生に文化祭のような機会をつくりたいというのが、このプロジェクトの目的のひとつでもありました。お互いマスクを外した顔を見たのも初めてとの事です。そんな閉鎖的な今の環境の中で、この舞台が彼女たちの中学時代のいい思い出のひとつとなれたら幸いですし、この経験を糧に、今後も自分たちの力でやりたいことを実現していって欲しいと願っています!頑張れ中2女子!!