【主題歌担当アーティストが決定しました】
vol. 15 2023-10-14 0
こんにちは。戸田真琴です。
今作の主題歌を担当するアーティストが決定いたしました!
【主題歌】macaroomと知久寿焼
音楽家の知久寿焼(パスカルズ、ex.たま)とエレクトロニカ・ユニット、macaroomによるコラボレーション。
アルバム『kodomono odoriko』(2020年)リリース。
NHKドラマ『星とレモンの部屋』(2021年)劇伴、主題歌提供。
【知久寿焼(ちく・としあき)】
ギター/ウクレレと地味なおかしなさびしい歌たち。1965年2月10日埼玉県川口市産。1984年「たま」結成、2003年解散。1995年「パスカルズ」に加入。ウクレレ、口琴、ときどき歌担当。2019年 54歳にして初のアルバムCD「知久寿焼のうたその1/その2」発表。「その1」収録「ひとだま音頭(合奏編)」の録音で集まった珍妙な顔ぶれによる「知久寿焼ちんどん楽団」活動開始~うつみようこ(ちんどん太鼓)、関島岳郎(テューバ)、大塚やよい(鍵盤、大正琴)、中川樹海(三線)。2020年5月エレクトロユニット macaroom とともに、アルバム「kodomono odoriko/macaroomと知久寿焼」発表。2023年1月アルバム「ちくちんどん楽団」発表。久保田麻琴氏にミックス・マスタリングを依頼。CM、Eテレ等の楽曲歌唱それなりの数。趣味はツノゼミ科昆虫の研究。2019年7月あかね書房より、丸山宗利、小松貴、の両昆虫学者との共著図鑑「ふしぎないきものツノゼミ」を上梓。2022年6月発売「学研の図鑑LIVE『昆虫新版』」の生体白バック撮影班参加、日本産ツノゼミを採集・撮影。
【macaroom(まかるーむ)】
ボーカルのemaruを中心としたエレクトロニカ・ユニット。
アサヒが作詞作曲編曲プログラミングなど担当。
東京藝術大学講師でもある秋山ボブ大知による先端技術的なサウンドデザイン、酔拳世界一となった武術家の木石南によるカンフーのライブ・パフォーマンスなど、ポップスの極北で牛歩している。またほとんどの写真、映像は木石南による。
著作権法最前衛で活動し、macaroomによるすべての楽曲が第三者によって無断で使用できることを宣言している。
最新アルバムは『inter ice age 4』。
スコットランドのPost Coal Prom Queen、マンチェスターのSarah Angelらとコラボレーション曲をリリース。
音楽家の知久寿焼(パスカルズ、ex.たま)とともに「macaroomと知久寿焼」名義でアルバム『kodomono odoriko』リリース。ドラマ劇伴、主題歌提供など。
ギャラクシー賞奨励賞受賞のNHKドラマ『生理のおじさんとその娘』で劇伴担当。
ベルリン国際映画祭でプレミア上映されたカナダ映画『Queens of the Qing Dynasty』への楽曲提供。
アサヒは木石岳名義で音楽書の執筆もあり、著書に『やさしい現代音楽の作曲法』『歌詞のサウンドテクスチャー』など。
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脚本を書いている中で、macaroomと知久寿焼さんの楽曲がうっすらと頭の中を流れ始め、やがて自覚か無自覚か、いつのまにか物語の中の重要なピースとして彼らの音楽がひとりのキャラクターのように、あるいは世界をがらっと変えてしまうためのスイッチのように佇んでいました。とてもふしぎなことでした。
知久さんの歌声は「たま」の楽曲でずっと聴いていて、それを再生するのはなんだか悲しげな歌にすらも見捨てられそうなほのかに惨めでさみしいときでした。
この映画には、みじめさを裏返すための魔法を絶対に仕込みたいと思っています。
macaroomさんと知久さんのコラボレーションは「星とレモンの部屋」という番組の劇伴アルバムをみなさんぜひ聴いてみてください。サブスクにもあります。できれば夜に。
小さな頃に聴いたのか、歌ったのか、いいや誰か別の人が口ずさんでいるのを聴いたのか、あるいは自分で帰り道につくってみた歌なのか、夢の中で聴いたような、いいやたしかに知っているような、そんな音楽が映画世界をもう一層おおきな幕で包み込んでくれるような、そんな予感を持ってご依頼しました。
とにかく、どんな曲がやってくるのか楽しみで仕方ありません。みなさんもぜひご期待下さい。
戸田