ストーリー溢れる、一輪挿し。
vol. 5 2017-01-24 0
こんにちは、スタッフのちなつです。
カフェオープンの2月1日もすぐそこ。「ここへ来たら、ほっと一息できるよね」そんな風に思ってもらえるように、空間づくりとメニュー開発に奮闘中の毎日です。
tiny peace kitchenの壁面には、大きな棚。ここに一輪挿しコーナーを設けることにしました。
お仕事で疲れた心身を癒してくれるものの一つに「自然」があります。このコーナーはそんな癒しを与えられる場所になったらいいな、と。どんな一輪挿しを置こうか、あれやこれや探し回って出逢ったのが、こちら。
カンボジアはコンポンチュナン州の窯元にて手作りされた一輪挿し。温かみのあるカラーと優しいフォルムが、なんとも素敵。デザインはもちろんですが、製作ストーリーに惹かれたことが、購入の決め手となりました。
そのストーリーをぜひ、皆さんとも共有させてください。映像をみるとより一層、この一輪挿しの魅力に惹かれます。これをみてほろり涙したわ、なんてスタッフも^^
(以下製作者ページより抜粋)
製作ストーリー映像 https://youtu.be/oiHkFx8kzjQ
コンポンチュナン州は焼き物の村として知られています。昔から、素焼き・野焼きの焼き物を生産してきましたが、焼成の際に温度が上がらず、釉薬も使わないため壊れやすいというデメリットがあります。そのため一つの鍋を作っても取引される金額はわずが50円未満というのが現実で、村からは焼き物をする人は徐々に減ってきており、外へ工場などへ出稼ぎに出てしまう問題もあります。
そんな中、地域の文化が失われないように、釉薬陶器を地域産業にしようと、地域の土や石などの素材を使った釉薬陶器が作られ始め、現在は10人の陶工たちによって切り盛りされるコンポンチュナン陶器。
陶器は素焼きの焼き色、釉薬の配合、本焼きでの温度、窯の中での置く場所など、どれ一つとっても少しずつ色に影響が出てきますが、それぞれに2つとない個性のある色をお楽しみください。