現代の茶人からの応援メッセージリレー vol.4
vol. 4 2019-06-30 0
映画製作チームの高津です。
現在、71名の方にご支援いただき、100万という節目の一歩手前です!ありがとうございます。
一方、まだクラウドファンディング成功のためのベンチマークには大きく届いていない状況です。
ぜひ、ファンディング前半で、日本茶ファン、日本茶の魅力を知っている皆様からご支援と熱量をいただき、
後半戦でその熱をより遠くの方法、未来のお茶ファンに届けていきたいと考えております!
ぜひ、皆様のご支援よろしくお願いします!!
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現代の茶人たちからの応援メッセージリレーvol.4は、
大阪の多田製茶、次世代を担う製茶問屋の多田雅典さんです。
茶畑からゲストの一口までのリレーの中で、「製茶問屋」という仕事は、
非常に重要な役割を果たす職人ですが、一般の消費者にとっては、どのような仕事なのかイメージしにくいものだと思います。
特に、製茶問屋の技術である、選別、火入れ、合組といったレガシーな技術は受け継がれる一方で、日本茶の流通における製茶問屋の役割について、昔と今で、再定義が必要であり、
このことを言語化して説明できる方はなかなかいません(故に、消費者にとってもその役割を実感できる場面は少ないと思います)。
今回、日本茶ドキュメンタリー映画の中では、製茶問屋として、前田文男さん、多田雅典さんの2名のプロフェッショナルに出演をお願いしました。
特に、多田さんには、これからの茶業会の真ん中で活躍していかれる世代であること、そして、一度茶業以外の仕事で活躍され、外の世界を見た後に茶業に入ったというバックグラウンドから、現代における製茶問屋の役割・価値について語っていただきました。
稼業が150年近く続けている製茶問屋というのが前提としてあるんですが、何よりも日本茶の面白さを発見した、これに尽きると思います。何より、これは偉そうな発言になるんですけれども、業界の外から茶業界を見た場合にもっともっと新しいチャレンジができるんじゃないかというところに気づいて挑戦をしております。自分が好きなことや楽しいことに仕事にしてさらに挑戦できるって、非常に最高ですよね。
そんな多田さんに、現代人に日本茶の魅力を伝える上で大切なことをお聞きしたところ、その答えは、"品質管理"と"言語化"。当たり前のようなことで、ゲストの方に届くリレーの中で、製茶問屋の仕事の本質が見えてくる答え。そして、特に"言語化"は、これからの世代の製茶問屋には必要不可欠の技術になってくると思います。
日本茶の魅力を嗜好品として位置付けた場合、まず絶対的に大事なことは、商品としての品質が高品質であること。これが絶対条件だと思っています。その上で、生産者や製茶問屋、そして日本茶を提供する小売店、サービス流に従事する関係者が、誇りとこだわりこれをきちんと言語化して伝えることが非常に重要だと思っています。もっともっと日本茶の言語化、これを意識することが、これからますます必要になると考えております。
日本茶に興味はあるが、日本茶体験の場にはまだ足を運んだことがない。そんな方へのメッセージを多田さんからいただきました。
人によって触れる琴線は異なると思いますが、私にとって日本茶は知的欲求を満たす最高の嗜好品です。一を知れば十に疑問を抱く、非常に奥深い世界だと思っております。まずは軽い気持ちで日本茶の世界に飛び込んでいただき、その広さと深さを実感してもらえれば、自ずと道はいらけるんじゃないかと思っております。
多田さんが語る、現代における製茶問屋の役割・価値について、本編を楽しみにお待ちください!
日本茶ドキュメンタリー映画製作チーム
高津 真