現代の茶人からの応援メッセージリレー vol.1
vol. 1 2019-06-15 0
クラウドファンディング開始から1週間が経過し、
40人もの方から熱いご支援をいただきました。ありがとうございます!
これからアップデートにおいて、
映画に出演いただいた皆さんの紹介と、いただいた応援メッセージを掲載させていただきます!!
トップバッターは、青鶴茶舗の、フローラン・ウェーグさん。
フローランさんは、フランス人として初めて日本茶インストラクターの資格を取得され、
現在は、自身がセレクトした日本茶を扱う日本茶専門店を経営されています。
日本茶専門店 青鶴茶舗
私(高津)も、フローランさんのお店には何度も遊びに行っていますが、
日本茶に対する情熱は素晴らしく、何より、全国の茶産地に足を運び、自分の五感でそのお茶を感じ、人に紹介したいと思った商品だけをこだわって扱われている姿に心を打たれます。
そして、フローランさんの中の日本茶も、現在進行形で進化しています。映画の取材で、「これまで飲んできた日本茶の中で一番印象に残っているものはなんですか?」という質問に、次の答えをいただきました。
私は逆にそういういろんなお茶を飲んで、いろんなお茶がものすごく美味しい、ものすごく面白いお茶がたくさんありました。とはいっても、これが一番だというものはないなと思います。各時期、自分のその時の好み、少しずつお茶の道を歩みながら、勉強しながら、私のお茶の感じ方、見方、楽しみ方変わっていくので、本当に一番いいお茶は、逆にこれから飲むお茶かなと、逆に言いたいですね。未来のお茶です。
また、フローランさんはお茶を"淹れる"ということをとても愛されています。お茶を淹れることが手間なのか、それとも楽しい時間なのか。少し視点を変えるだけで、日々のいろんなところに、楽しいものが見つかるかもしれません。
我々日本人にとって、日本茶が身近すぎるからこそ、その価値に気づく機会が少ないと思っております。今回、そんな思いもあって、日本の外から日本茶の魅力に気づき、そして日本に来て第一線で活躍されているフローランさんに出演をお願いしました。
最後に、本編では取り扱うことのできなかった、和紅茶について。
フローランさんがインタビューで次のように答えています。このような、少し違う視点から、しかしその本質を探求しながら日本茶と向き合っておられるフローランさん。
本編でのフローランさんのお話も、楽しみにお待ちください!
これからの国産の紅茶はどうなるというのはとても楽しみです。それは日本茶の大きい分野になる必要ないです。日本茶全体の一部として、生産量はとても少なくてもいいと思います。
とてもいい国産の紅茶があると思います。そこが入り口としても面白いと思います。海外にはお茶といえば紅茶をよくわかっている方が多いので、そこが入口となって、全体に興味が行くんじゃないかと思います。
そういう意味では、これから国産の紅茶がどうなるということは楽しみにしています。気をつけなければならないのは、例えば今、"べにふうき"(日本茶の一品種)が流行っていますが、一番危険なのは、"べにふうき"は紅茶の"やぶきた"になる。"べにふうき"じゃないとダメになる、そうなったらどこにも行かないと思います。みんながいろんなことをちゃんと、今までやったことに達成感を持たず、これからやることに研究していろんな人に飲ませて、そういうのをまだ実験中と考えればいいと思います。
目標達成に向けて頑張ってまいります!
ご支援・シェアなど、皆さまのペースで応援いただけると嬉しいです。
それでは、良い週末を!
日本茶ドキュメンタリー映画製作チーム
高津 真
- 前の記事へ
- 次の記事へ