「時の海 - 東北」ブログをスタートしました
vol. 1 2017-02-11 0
本プロジェクトを応援・ご支援してくださり、ほんとうにありがとうございます!このブログでは、作品、プロジェクト、そして東北の”地”と”人々”について広くお伝えしていきます。ブログの中で、みなさんの体験やメッセージ、被災地への想いなど随時ご紹介したいと思っています。
プロジェクトページの「ご意見質問」よりみなさんのメッセージや被災地への想いなどを受け付けておりますので、ぜひお寄せ下さい。
本プロジェクト「時の海 - 東北」は6年前に発生した東日本大震災での犠牲者への鎮魂のために始まりました。2011年の震災直後、当たり前の「日常」が根本からくつがえり、状況も理解できないまま時間が過ぎていったという方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
宮島達男さんも、当時は訳もわからずとにかく「何かしなければ」という気持ちから、自身の車で東北・石巻へ向かったといいます。石巻専修大学のボランティアセンターに登録。その指示で石巻市内で泥かきへ入ったそうです。
本作品を設置予定の鮎川地区は、石巻市内から約1時間の牡鹿半島先端部にある小さな港町で、昔から「クジラの町」として有名ですが、地震と津波によって壊滅的な被害にあわれました。石巻市内からの主要道路が1本ということもあり、復興作業が難航しているエリアです。これらの課題に反して、人々は「生命力」や「想像力」に満ち溢れているように感じます。売店のおばちゃんと話せば、「鮎川のクジラをピーアールしたい」「鮎川の自然を見てほしい」など未来の話が始まります。自然が与えた大災害は、大きな傷跡を残しましたが、人間の生きる力は、それを乗りこえ新たな挑戦をすることができるのです。
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