【進捗状況のご報告】
vol. 16 2023-05-03 0
みなさま、ご無沙汰しております。
仏坂線香屋の井澗洸介です。
前回のご報告から月日が経ってしまいました。
ご報告が遅くなり、大変申し訳ありません。
いよいよコロナ禍も出口が見えてきました。
私たちのプロジェクトは3年前…令和2年から始まりました。
ほぼ、コロナ禍と同時のスタートでした。
私たちのプロジェクトも例に漏れず、コロナ禍の影響を大きく受けました。
また、水車小屋は私たちが思っている以上の文化的価値が判明し、
迂闊に手を付けられない状況にも陥りました。
ひとつひとつの課題を解決するのに3年…
時間をかけながらも、課題のひとつひとつをクリアしていき、
ようやくご報告の目途が立ってきました。
クラウドファンディングのリターンである餅まきはいまだ実現できていませんが、実現に向けた計画は着々と進んでいます。
令和4年12月
文化庁による実査が行われ、国登録有形文化財に申請する方向で文化庁・和歌山県・すさみ町、そして所有者の私たちとが同じゴールに向けて伴走していくことを確認しました。
修復に係る課題もクリアし、これでようやく本格的な修復に取り掛かることができます。
令和5年1月
水車大工の野瀬秀拓氏に、九州の水車を案内していただきました。
今もまだ、線香水車を使って原料を搗き、昔ながらの製法で杉線香を製造しているところも訪問させていただきました。
後継者不在のため、現在の線香製造は当代限りで終わるとのこと…
私たちの線香産業復活の取り組みを「頼もしい」と言って、応援してくださいました
令和5年3月
水車の解体作業が始まりました。
また、すさみ線香水車たまぐすの会や、設計士さんをはじめ、水車大工野瀬氏と今後の工事の進め方等について打ち合わせレクを行いました。
令和5年4月
新しい部品の取り付け作業が始まりました。
目標は、今年8月に再稼働させること!!!
そして、2024年は水車が造られてから160年
2025年は高祖父・井澗和三郎の100回忌…
ここの照準を合わせて、文化財の申請を行っていく予定です。
また、同時並行でカフェの開店準備も行っています。
今、メニューやコンセプトを随時打ち合わせているところです。
カフェのオープン時に併せて、餅まきのリターンを実施したいと考えております。
コロナ禍の出口に差し掛かり、このプロジェクトもどんどん前に進むようになりました。
引き続き、応援のほどよろしくお願いいたします!!