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水族館劇場2017年夏興行「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」をクラウドファンディングで実現!
水族館劇場は、「ヨコハマトリエンナーレ2017」内の「ヨコハマプログラム」の一環として、今夏、横浜・寿町で芝居興行を行います。建て替え中の寿労働センター跡地に野外劇場を建て、《るなぱあく》(移動遊園地)を出現させます。
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野外劇の役者徒党。1987年旗揚げ。散楽藝能の源流を求めアントロポセンをさかのぼる!!!
水族館劇場は、「ヨコハマトリエンナーレ2017」内の「ヨコハマプログラム」の一環として、今夏、横浜・寿町で芝居興行を行います。建て替え中の寿労働センター跡地に野外劇場を建て、《るなぱあく》(移動遊園地)を出現させます。
旗揚げから30年。唯一無二の見世物芝居劇団「水族館劇場」が、この夏、横浜・寿町に一大ページェントを立ち上げます。役者徒党が渾身の力で現前させる「この丗のような夢」。芝居公演+巨大廢園《盗賊たちのるなぱあく》の実現に力をお貸しください!
私たち水族館劇場は、今夏、「ヨコハマトリエンナーレ2017」内の「ヨコハマプログラム」の一環として、横浜・寿町で芝居興行を行います。
寿町は、日本三大寄せ場のひとつと言われるまちです。水族館劇場にとっては、派生ユニット「さすらい姉妹」として、毎年正月に路上芝居をお目にかけている、ゆかりの深いまちでもあります。
寿町で、この夏にしかあり得ない一大ページェント(大仕掛けな野外劇)を実現したい。そのためにみなさまのご支援をいただきたく、このようなプロジェクトを実行する決断をいたしました。
「この丗のような夢・全」(2017年、東京・新宿花園神社)の一場面
花園神社の境内に建つ特設野外劇場(2017年、東京・新宿)
整理券を求める人たちの列。通りすがりの花園神社の参拝客に「何やってるの?」と聞かれることも多々ありました
座長の桃山邑、看板女優の千代次らを中心に、1987年に旗揚げしました。
建設現場の技術を用いて設立する仮設野外劇場と、25トンもの本水や回り舞台などを使ったケレン味のある演出を特徴とします。
これまで、北九州の港湾地区や、光源寺駒込大観音(文京区)や太子堂八幡神社(世田谷区)といった神社仏閣の境内に野外劇場を建立し、公演を重ねてきました。
今年4月には、芸能の聖地、花園神社(新宿区)で公演を行い、全10公演、2300人のお客さまにいらしていただきました。
幻影に追い詰められていく女優・明日待子を演じる千代次(「この丗のような夢・全」2017年、東京・新宿花園神社)
「この丗のような夢・全」、プロローグ(前芝居)の一場面
新聞各紙、週刊誌などにも紹介記事が掲載されました。
“誰かの夢の中に、あるいは自分の過去の夢の中に迷い込んだようだった。
—田中優子(法政大学総長)、2017年5月10日毎日新聞”
「水のサーカス芝居の一統」の異名をとる水族館劇場の仕掛けはケタ外れ。今回も十数トンもの水を四方から落とすなど、徹底的にスペクタクルにこだわる。
—2017年4月8日 朝日新聞
水族館劇場の野外劇場は、劇団員自らの手で建てられます。我々にとっては、小屋を掛けることも、芝居の営みのうち。水落としの仕掛けや、上下(かみしも)に備え付けられた回り舞台なども、すべて人力で動かします。
江戸時代には、お上(かみ)に興行を許された「江戸三座」以外にも、市中にいくつもの芝居小屋が掛けられたと言います。水族館劇場は、そんな「小屋掛け芝居」の精神を受け継いで、独自の興行のあり方を模索し続けています。
公演が近づくと、劇団員たちは日常の生業から離れ、〈座〉の建立のために集まります。
花園神社にて。〈座〉の建立は、建築資材を運び込むところから始まります
これまでに30を超える公演を行ってきましたが、ひとつとして同じ劇場はありません。その場所に合わせて図面を引きます
客席は、階段状に組み上げられます。ゴザが敷かれ、座布団が置かれます。座席の奥行きは一定以上の幅が確保されます
2017年、カルチュラル・スタディーズ学会の国際学会であり、多様な文化表現の場である「カルチュラル・タイフーン」で講義をする桃山
◎座付き作家・演出 桃山邑プロフィール
1958年生まれ。現代河原者にして水族館劇場座付作者。若い頃より建築職人として寄せ場を渡り歩く。1980年、曲馬舘最後の旅興行から芝居の獣道へ。1987年に水族館劇場として、あたらしく一座創設。ほぼ年に一度のペースで本公演を行い、そのほとんどで作・演出を務める。看板女優・千代次を座長とするユニット「さすらい姉妹」にも台本を書き下ろす
今回の横浜・寿町での公演は、本公演「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」の上演と、美術展示や各種イベントからなる周辺プログラム「巨大廢園《盗賊たちのるなぱあく》」の、二段構えになります。
連作「この丗のような夢」は、「パノラマ島綺譚外傳 この丗のような夢」として、2016年に三重県芸濃町で初演されました。ロシアへ亡命した往年の大女優と、同時代を生きた劇作家が、大富豪一族を巡る因果と絡み合いながら復活の舞台を目指す……という筋立てでした。
その翌年、新宿・花園神社境内に転生した「この丗のような夢」では、戦後の新宿を思わせる、焼け跡にできた盛り場が舞台となりました。
そして、3部作の最後となる寿町公演では、「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」として、花園神社版をあらたに改稿。舞台美術も大幅にリニューアルします。
さらに、会場となる寿町総合労働福祉会館(寿労働センター)建て替え用地の広さを生かして、路地と廃虚の街区《盗賊たちのるなぱあく》を立ち上げます。
施設の建て替えにともない一時的に更地になっている寿労働センター建て替え用地。7月1日、建て込みが開始されました
寿町は、日雇い労働者が多く暮らしてきたまちです。東京の山谷、大阪のあいりん地区とともに、日本三大寄せ場のひとつと呼ばれることもあります。貧しくとも、体ひとつで稼ぎ、生きてきた人たちのまちです。
仕事を探す日雇い労働者たちが集まる場所が「寄せ場」です。寿町では、総合労働福祉会館の1階にあった「寿労働センター(無料職業紹介所)」がその機能を果たしていました。会館にはそのほかに、診療所や図書室、公営住宅などもあり、寿町で生活する人たちの中心的役割を担ってきました。しかし、1974(昭和49)年に建設された会館は老朽化などの問題を抱え、再整備されることになりました。
水族館劇場が今回小屋を掛けるこの敷地は、古い建物が取り壊され、新しい建物が建築される、その一瞬の隙間にできた、「ひと夏の幻」のような土地なのです。
寿町には、水族館劇場の看板女優・千代次がかつて暮らしました。桃山も、普段は現役の建設現場の職人です。寿町のビルも、いくつも建てました。千代次、桃山だけでなく、水族館劇場の役者たちはみんな、芝居のない期間は労働者であり、生活者です。
旗揚げメンバーのひとりである千代次は、誰よりも純粋に芝居と向き合ってきました(こんなことを書くと本人に怒られると思いますが、でも書かないとみなさんに伝わらないので書きます)。その千代次を座長とするユニット「さすらい姉妹」は、毎年正月に寿町で路上芝居をお目にかけています。
寿生活館で行われた「さすらい姉妹」の芝居で歌う千代次
おおみそかの夜に東京・山谷で行われた、さすらい姉妹の路上芝居
正月2日に東京・上野公園で行われた、さすらい姉妹の路上芝居
そんな寿町で、地域の方々やご来場されるお客さまに唯一無二の体験をしていただくべく、「巨大廢園《盗賊たちのるなぱあく》」は企画されました。
「巨大廢園《盗賊たちのるなぱあく》」は、8月3日、社会学者・毛利嘉孝氏、文芸評論家・藤田直哉氏、そして水族館劇場の役者・千代次によるシンポジウムでスタートします。同日には、現代美術家の会田誠さんによる「芸術公民館」の第1回が開催される予定です。
翌8月4日はヨコハマトリエンナーレ2017開幕の日。それに合わせて、前沖縄大学学長である横浜在住の加藤彰彦(野本三吉)氏による基調講演を行います。
さらに、現代美術家・岡本光博氏、写真家・鬼海弘雄氏、美術家・津田三朗氏、ヘアデザイングラムオーナースタイリスト・渡辺友一郎氏ら、多彩なアーティストが参画を表明。美術作品、巨大肖像写真展示、港のバーバー開店、メリーゴーランド、星空の幻燈会など、夏のあいだ、いろんなイベントを断続的に開催する計画です。大物ゲストを招いてのシンポジウムも検討中です。
これらの内容は、〈「接続」と「孤立」から、世界のいまを考える〉というヨコハマトリエンナーレのコンセプトとも、共鳴し合うものになるはずです。
「パノラマ島綺譚外傳 この丗のような夢」(2016年、三重県芸濃町)から、往年の舞台女優を演じる千代次
同じく「パノラマ島綺譚外傳 この丗のような夢」から、風兄宇内
同じく、山本紗由(左)と秋浜立
同じく、左から、七ツ森左門、高橋明歩、増田千珠
同じく、臼井星絢
◎公演名
ヨコハマトリエンナーレ2017ヨコハマプログラム
「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」
◎会場
横浜寿町労働センター再整備事業用地(横浜市中区寿町4-14-1)特設野外儛臺「盜賊たちのるなぱあく」
◎公演期間
9月1日(金)2日(土)3日(日)4日(月)5日(火) / 13日(水)14日(木)15日(金)16日(土)17日(日)
全公演 夜6時30分 劇場外顔見卋(プロローグ)スタート全席自由期日指定上演時間 約120分
◎出演
千代次 / 淺野雅英 山本紗由 / 臼井星絢 髙橋明歩 七ッ森左門 秋浜立 / 増田千珠 松林彩 石井理加 南海里 野原海明 / 伊藤裕作 羽鳥和芳 一色凉太 二見健太 山中秀太郎 / 藤田直哉 津田三朗 / 翠羅臼 風兄宇内
◎臺本+総監督
桃山邑
http://www.suizokukangekijou.com
2015年、三軒茶屋・太子堂八幡神社公演のときの木戸。水族館劇場の公演は、通常、前売り券は期日指定で、当日に整理券を配布。番号順の入場となります
◎巨大廢園《盗賊たちのるなぱあく》
その他、田中純氏(思想史学者)の講演、ボッチン(美術作家)によるコマ撮りアニメーション上映などが決定しております。詳細は決まりしだい、水族館劇場の公式サイト、ツイッター、フェイスブックで随時お知らせしていきます。
http://suizokukangekijou.com/news/
https://twitter.com/szkgekijou
https://www.facebook.com/suizokukangekijou/
*「巨大廢園《盗賊たちのるなぱあく》」の展示・イベントは、原則的に入場無料(カンパ制)とします。
▽制作
中原蒼二 淺野雅英
▽制作協力
長瀬千雅 矢吹有鼓 居原田遥
本公演は、横浜トリエンナーレ組織委員会、公益財団法人横浜市芸術文化振興財団、水族館劇場が主催となり、3年に1度開催される現代アートの国際展・横浜トリエンナーレの第6回展「ヨコハマトリエンナーレ2017」の関連プログラムのひとつとして実施されます。
「この公演について 1」の項目で、〈本公演「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」の上演と、美術展示や各種イベントからなる周辺プログラム「巨大廢園《盗賊たちのるなぱあく》」の二段構え〉と書きましたが、《盗賊たちのるなぱあく》は、もともとは水族館劇場の自主企画として発想されました。芝居だけでなく、それを彩る「ルナパーク(移動遊園地)」があることで、寿を訪れるすべての人に、より特別な体験をしていただくことができるからです。
制作費は、主催三者で資源を出し合っていますが、それでも、さまざまな展示・イベントにかかる費用のすべてをまかなうことはできません。水族館劇場を古くから応援してくださっている方は、役者たちが手弁当で、体ひとつで劇場設営から芝居までやり遂げることをよく知ってくださっていると思いますが、今回は、より幅広いみなさまにご支援をお願いしようと考えるに至りました。
我々にとってひとかたならぬ想いのある寿町に小屋を掛けるという、きっともう二度とはない機会。我々の芝居をきっかけに、横浜に、寿町に、ひとりでも多くの方に足を運んでいただきたいと切望しております。
横浜・寿町に、我々にしかできない「この丗のような夢」を現前させたい。そのために、3,000,000円を目標金額として、ご支援をお願いしたいと思います。
◎支援金の使途
「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」制作費の一部、および「巨大廢園《盗賊たちのるなぱあく》」の制作費として 3,000,000円
三重県芸濃町で、地元の中学生にレクチャーする桃山
三重県芸濃町での公演では、複数回観劇する中学生の姿もみられました
2016年、東京・青山で行われた芸濃町公演の報告会。左から伊藤裕作(作家、水族館劇場制作)、千代次、中原蒼二(水族館劇場制作)
2016年に東京芸術大学千住キャンパスで開催されたトークイベント。左から、毛利嘉孝氏(社会学者)、小二田誠二氏(日本言語文化学者)、桃山
8月9日追記:前売り券、招待券(優先入場前売り券)をご希望の場合、該当のリターンをご購入いただいたのち、ご希望日をお尋ねする画面が出てきますので、そちらで観劇ご希望日をお知らせください。水族館劇場の前売り券は期日指定(座席指定なし)となります。
*支援者限定の本公演のニュースレターをお届けします。シンポジウムやイベントなどの情報をいち早くお知らせします
*「fishbone 特別号」(公演パンフレット)にお名前を掲載します
*座長の桃山邑から、お礼のメッセージを送らせていただきます
*コレクター限定動画「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版 ダイジェスト映像」をお届けします
*「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」前売り券(4500円)1枚を謹呈します
*「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」招待券(優先入場前売り券)1枚を謹呈します
*「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」招待券(優先入場前売り券)2枚(ペア)を謹呈します
*「もうひとつの この丗のような夢 寿町最終未完成版」上演(未完成)台本を謹呈します
*書籍『水族館劇場のほうへ』(羽鳥書店)を、サイン入りで謹呈します
水族館劇場の歴史が詰まった書籍『水族館劇場のほうへ』(羽鳥書店)
*公演終了後の総打ち上げにご招待します
*ドキュメントDVD「盗賊たちのるなぱあく〜アウトオブトリエンナーレ〜」をお届けします
*「この丗のような夢」3連作(芸濃町・新宿・寿町)特製ポスターを3枚組で謹呈します
花園神社公演のポスター。宣伝美術にはデザイナー・近藤ちはるを起用。時空を超えて夢とうつつが入り混じる水族館劇場の世界をグラフィックで表現します
*《盗賊たちのるなぱあく》に参加してくださる写真家・鬼海弘雄さんの写真パネル(縦1メートル10センチ、横90センチ)を、鬼海さんのサインと水族館劇場のダブルネーム入りで謹呈します
舞踏家 吉本大輔 2001 (c)Kiroh Kikai
笑うおばあちゃん 1986
鬼海弘雄(きかい・ひろお)さん 1945年、山形県生まれ。法制大学文学部哲学科卒業後、トラック運転手、遠洋マグロ漁船乗組員、暗室マンなど様々な職業を経て写真家になることを決意。以来、写真表現の追求に身を投じ、1973年より浅草で出会った人々を撮り続けている一連のポートレイト群、独自の視点で町を写し出したシリーズで、一躍その名を知られるようになる。また、故郷の山形に通底するイメージを長期にわたって追い続けたインドとトルコのシリーズもある。主な受賞歴に土門拳賞、日本写真協会新人賞、伊奈信男賞、さがみはら写真賞。海外でも評価が高くアリゾナ州立大学、ニューヨーク国際写真センター(ICP)、ヒュースト美術館などに作品が収蔵されている。
写真仕様:
デジタルプリント
UV加工・撥水加工(退色しにくい素材を使用しています)
サイズ タテ110cm ヨコ90cm
「アップデート」に写真のリターンにかんする情報を追加しました
*秘蔵映像のプライベート上映会にご招待します。座長の桃山や劇団員と、旗揚げ当時の様子などが記録されたレア映像を鑑賞しながらの食事会です
*来春開催予定の三重・芸濃町での新作公演にご招待します(国内の交通費・宿泊費ふくむ)
劇場の設営はすでに始まっています。目標金額に達しなくても、公演は必ず行います。
ジリジリと照りつける太陽に向かって、一段また一段と建て込みは続く(7月17日、水族館劇場公式ツイッターより)
忘れられない、ひと夏限りの巨大《るなぱあく》を現前させるために全力を尽くしますが、不足している資金を集めるために、ご支援が必要です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。あらまほしき世界の再構築を思考する、一大ページェントです。ご支援のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
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