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部落問題の最前線について、多様な切り口で縦横無尽に語る対談集をクラウドファンディングで実現!

いま、部落問題の最前線を語る!
被差別部落に生まれた女性が米寿を迎えて取組んだ渾身の対談集!!

日本初のマイノリティ団体「全国水平社」結成から100年へ。京都市の被差別部落に生まれ、文字と教育を奪われてもなお差別と闘ってきた88歳の女性が、部落問題に携わる当事者、研究者、実践家と縦横無尽に行った対談集を出版します。

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,200,000円を達成し、2019年1月7日23:59に終了しました。

コレクター
137
現在までに集まった金額
1,220,000
残り日数
0

FUNDED

このプロジェクトは、目標金額1,200,000円を達成し、2019年1月7日23:59に終了しました。

Presenter
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1980年生れ。 静岡大学人文社会科学部教員。専門は地域社会学及び差別・マイノリティ研究。 編著に『差異の繋争点―現代の差別を読み解く』(ハーベスト社、2012年)。共著に『現代日本の宗教と多文化共生―移民と地域社会の関係性を探る』(明石書店、2018年)など。 これまで、(公財)世界人権問題研究センター、柳原銀行記念資料館、地域福祉センター希望の家などに在職。

老いてなお湧き立つ人間解放への思い(ジャーナリスト・中村一成)

vol. 9 2018-12-03 0

 1950年代からの同和対策事業は、歴史的な差別是正措置だったが、行政要求偏重の運動は創造性と自立性を失い、「対象者」の大半は事業終結を号砲に運動体から離れた。

 運動が不要なほど差別が減じたのなら喜ぶべきことだが、現実は違う。運動や教育の結果、「公」には減じたかに思えた部落差別はネット空間で息を吹き返し、今やリアルな被害を生み出し続けている。運動の弱まりと反比例する形で差別は新たな形で強まっている。

 この危機感が企画の出発点にあると思う。著者(1931年生まれ)は研究者や隣保館職員、ムラの女性たち、若年・壮年の活動家や元行政職員らと語らう。どこまでも水平に、オープンに、自らの人生を総動員し、相手の語りを理解しようとする。根底にあるのは、彼女が幾度も口にする「一人一人の自覚」を解放の基底に据えるとの思い、自分が変わることこそが他者を変える出発点との信念だろう。「部落民」で「女性」という二重のマイノリティ性を跳ね返し、道なき道を歩んできた著者ならではの強靭さと柔軟さが垣間見える。

 真剣だからこそ手厳しく、率直な言葉が飛び交う。反アウティング裁判で見えた理論的な課題とは。「武器としての人権」を教えない同和・人権教育の問題とは。他の反差別運動に比し、次代の担い手や新しい運動が生れ難いのは何故か。他の運動との連携はどれほどなされたか。都合よく運動を利用してきた行政の奸智と、行政依存に陥った運動の実態。隣保館や識字運動の可能性――。内容の幅広さは、毀誉褒貶を孕みつつも紡がれてきた解放運動の歴史の厚みをも示す。対話を貫くのは、老いてなお湧き立つ人間解放への思いである。

                             中村一成(ジャーナリスト)

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  • 1000

    お礼のお手紙と編者自筆の全国水平社宣言をお送りします

    • お礼のお手紙+全国水平社宣言(編者自筆・複写版)
    • 2019年01月 にお届け予定です。
    • 22人が応援しています。
  • 5000

    完成した本(『いま、部落問題を語る』)と編者オリジナルのしおりを差し上げます

    • お礼のお手紙+全国水平社宣言(編者自筆・複写版)
    • 完成した本(『いま、部落問題を語る』)
    • 編者オリジナルのしおり
    • 2019年09月 にお届け予定です。
    • 64人が応援しています。
  • 10000

    完成した本と前作を同時に差し上げます

    • お礼のお手紙+全国水平社宣言(編者自筆・複写版)
    • 完成した本(『いま、部落問題を語る』)
    • 編者オリジナルのしおり
    • 前作『歩―識字を求め、部落差別と闘いつづける』
    • 2019年09月 にお届け予定です。
    • 35人が応援しています。
  • 20000

    お名前を掲載させていただきます

    • お礼のお手紙+全国水平社宣言(編者自筆・複写版)
    • 完成した本(『いま、部落問題を語る』)
    • 編者オリジナルのしおり
    • 前作『歩―識字を求め、部落差別と闘いつづける』
    • 完成した本にお名前を掲載(任意)
    • 2019年09月 にお届け予定です。
    • 4人が応援しています。
  • 30000

    出版記念会に招待します

    • お礼のお手紙+全国水平社宣言(編者自筆・複写版)
    • 完成した本(『いま、部落問題を語る』)
    • 編者オリジナルのしおり
    • 前作『歩―識字を求め、部落差別と闘いつづける』
    • 完成した本にお名前を掲載(任意)
    • 出版記念会への招待(参加費無料)【2019年秋開催予定/於:京都市】
    • 2019年10月 にお届け予定です。
    • 9人が応援しています。
  • 50000

    スペシャル・ドネーションA(「お気持ち」をプラス)

    • お礼のお手紙+全国水平社宣言(編者自筆・複写版)
    • 完成した本(『いま、部落問題を語る』)
    • 編者オリジナルのしおり
    • 前作『歩―識字を求め、部落差別と闘いつづける』
    • 完成した本にお名前を掲載(任意)
    • 出版記念会への招待(参加費無料)【2019年秋開催予定/於:京都市】
    • 2019年10月 にお届け予定です。
    • 3人が応援しています。
  • 100000

    スペシャル・ドネーションS(「お気持ち」をさらにプラス)

    • お礼のお手紙+全国水平社宣言(編者自筆・複写版)
    • 完成した本(『いま、部落問題を語る』)
    • 編者オリジナルのしおり
    • 前作『歩―識字を求め、部落差別と闘いつづける』
    • 完成した本にお名前を掲載(任意)
    • 出版記念会への招待(参加費無料)【2019年秋開催予定/於:京都市】
    • 2019年10月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。