応援メッセージ 【12】
vol. 32 2020-03-21 0
応援メッセージ、第12弾!!
今回は横浜美術館の方で、和田監督が横浜トリエンナーレに参加する際にサポートしてくださった方、そして和田監督との親交も深いイラストレーターの方から、応援メッセージが届きました!
庄司尚子(横浜美術館コーディネーター)
Ongoingの野獣派、奥多摩の鬼才、和田昌宏。夫婦、親子、友人、隣人など、身近な他者との間にあるどうしようもない分かり合えなさや、平坦な日常に突然ぱっくりと口をあける意味不明で不条理な出来事など、私たちが気づかない、もしくは気づかぬふりをしている人の業のようなものを、和田くんは敏感に感じ取り、描きだしてきました。作品に答えは用意されてないけれど、見終わったときいつもどこか明るい気持ちになるのは、和田くんが目の前で起こる出来事をまずはまるっと受けいれ、自分とむきあう人を信頼し、愛し、とことんつきあおうとするからかもしれない、と勝手に思っています。
その彼が、若き日から目標だった映画製作についに、ついに乗り出すという知らせ。トレイラー映像で断片的に明らかになってきたその内容には、これまで和田くんが発表してきた数々の映像作品のエッセンスがそこかしこに。見慣れた奥多摩の風景やおなじみの出演者に加えてHソケリッサが演じる『セイタイさん』の怪しさが画面に深みを増している!これが映画にまとまったらどれだけとんでもないものができるのか…と思うと、今から楽しみで仕方がないです。
でもいうまでもなく映画の製作にはお金が必要です。これまでもいろいろなことを犠牲にほぼ持ち出し、手弁当で製作してきた和田くんと、山奥プロダクションの仲間たち。ぜひちょっとでもお金の心配なく製作に取り組んでほしい!
ということでつたないながらいちファンとして心からエールを送りたく、みなさまのご協力よろしくお願いいたします!
多田玲子(イラストレーター)
よくわかんなさそうな映画の予感がするけど、わかんない物や事って、面白いもんねえ。 口の中の世界&和田くんの頭の中の世界が、よくわからない面白い映画になるのをすんごく楽しみにしてます。