サイドストーリー小説を公開
vol. 3 2018-09-22 0
こんにちは
映画「あるいは、とても小さな戦争の音」監督の村口です。
脚本を書くにあたり、物語の登場人物のセリフや行動をよりスムーズに思い浮かべるようにするため、事前に登場人物のバックボーンを考えることがあります。
今回の作品で一番悩んだのが、登場シーンは少ないものの、本作の中で重要なファクターとなる元戦場カメラマンで主人公、佐久千夏の夫、佐久丈史でした。佐久はいかにして、戦場カメラマンになったのか、本作の中でそれを説明することはありませんが、この脚本を作る前段階でどうしても先にそれを創作しておきたいと思いました。ひいては、それが、本編の佐久の行動や微妙なセリフの言い回しに必ず影響があると思ったからです。
せっかくなので、今回は脚本執筆前の創作ノートに書いた、佐久が戦場カメラマンになるきっかけになった、ある出来事を小説に書き直して、公式サイト上に掲載したいと思います。(編集で行き詰った自己逃避の一環として(笑))
小説を書くこと自体、十年振りくらいになるので、とてもとても拙い文章ではありますが、映画「あるいは、とても小さな戦争の音」をより理解していただく上での一助になればと思います。
引き続き、映画「あるいは、とても小さな戦争の音」を宜しくお願いいたします。
村口知巳
「佐久丈史のストーリー」
~あるいは、彼はいかにして戦場カメラマンになったのか~
https://www.small-warsounds.com/novel