プロローグ その1
vol. 1 2015-03-21 0
ことのはじまり
去年の年末、ワークショップを終えて、タイニーハウスを牽引して広島県に行きました。無事に現地に到着して、少し気持ちも落ち着いたので、ちょっと足を伸ばして尾道まに寄り道を。尾道では不思議な縁でいろいろな面白い人に出会いました。タイニーハウスという言葉を知っている人が多くてびっくりしたのを覚えてます。みんな「すぐにでもつくりたい!」と盛り上がっています。
その帰り道、高速道路を走りながら「そうだ、映画をつくろう」と思って友達に連絡しました。せっかくつくるなら、その先の暮らしをイメージしていたほうが楽しいだろうなと思ったからです。
TEDの映像に激しく共感して、そのまま会いに行ってしまった(この話しはまたどこかで)Deeの話しには、タイニーハウスに住むことで得られる「小さくて美しい暮らし」のかけらが散りばめられていました。小さな宝石箱のような、ギュッと濃縮されたすてきな空間と時間。自分らしく生きる人の暮らしそのものが芸術的な表現として他の人を感動させることができる。しかも最小限で。
アメリカを中心にタイニーハウスに住む人たちが増えていて、その暮らしも個性的です。デザインや大きさもさまざま、暮らし自体が自然に自己表現につながっている原因の1つは、自分たちでつくる(セルフビルド)文化だからではないかと思います。そんな文化運動とも言える「タイニーハウス・ムーブメント」を実際に見て感じて、それを多くの人と共有したい。夜の高速道路でぼんやり考えていたのが3ヶ月前??遠い記憶のような不思議な感じです。
そこからさらに遡る3ヶ月のワークショップのリポート。YADOKARIで記事になりました。 お時間がある時に、ぜひ読んでみてください。ここでの素晴らしい経験がなかったら、出会いがなかったらこの映画が生まれることもなかったと思います。
って、まだ生まれてないですけどね。みなさん、応援よろしくお願いします〜;)
追加:このワークショップでつくったタイニーハウスは広島県の神石高原町という山間の町で小さなお店として活用される予定。神石高原ティアガルテンという7月にオープンする施設です。現在はタイニーハウスの後ろに、子どもが遊べるツリーハウスの製作真っ最中(HPのイメージとは異なります)です。
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