茅ケ崎試写会そして韓国へ
vol. 22 2017-03-01 0
コレクターの皆様 3月を迎え少しずつ春の兆しを感じるこの頃ですがいかがお過ごしでしょうか。
前回お知らせさせていただきましたが2月11日、神奈川県茅ケ崎で『沈黙』試写会を開催しました。急な企画にもかかわらず15名ほどが集まり、上映後は監督朴壽南を囲み、映画の感想をお一人ずつ述べていただきとても実りある会となりました。
中央、関田寛雄(青山学院大学名誉教授)先生は、前作の『ぬちがふぅー玉砕場からの証言』の上映をご覧になってから長い間、新作『沈黙』の完成を応援されてくれたお一人です。
この『沈黙』の中で元慰安婦の方たちを見て、これは「個人と国家」の問題をテーマとしているというお話をして下さいました。
埼玉からは韓国人で日本に長く暮らしておられる李牧師が来られました。韓国のインターネットで本作のことを知り、直接お手紙を下さいました。茅ケ崎で試写をすることを伝えたところご夫婦でかけつけてくれました。
やはり韓国人である奥さまが「韓国でこうした映画を見るとき、どうしても日本人は、憎み恨むという対象になりやすいが、『沈黙』では、ハルモニ達を支援してきた日本人と出会い、交流したような気持になれた」と述べてくださったことが印象的でした。日本人と韓国人の視点はもちろん違いがあり、その違いをこうして上映後に述べ合うことはとても深い理解につながる気がします。
●監督朴壽南はいよいよ今週から再び訪韓します。
KBS海外同胞賞の授賞式に招請されおり、一連の公式行事に参加します。そしてその間、一日『沈黙』韓国スタッフと、日本上映版の打ち合わせをしてまいります。公開に向けてあともう少しです。
どうぞこれからも応援のほどよろしくお願い申し上げます。
アリランのうた製作委員会・朴麻衣