映画と共に全国行脚の1年。ありがとうございました!
vol. 21 2023-12-30 0
みなさま。こんにちは。共同監督の三好大輔です。
年末いかがお過ごしでしょうか?
今年2月に劇場公開した『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』は、シネマ・チュプキ・タバタで封切られてから、12月の佐賀シアター・シエマまで、全国35館での上映をすることができました。ありがとうございました。「全国に届けたい!」とクラファンを立ち上げ、皆さんから多大なるご支援を頂きながらも、売れないバンドツアーのように白鳥さん川内・三好の3人で全国を駆け巡り、約一年かけて北海道から沖縄まで、時に手分けしながら全国各地に届けることができました。ありがとうございました!
正直なところ、これだけ多くの劇場で上映していただくことは想像もしなかったことでした。映画館の方が次の上映館を繋いでくださったり、一般の方の声から上映が実現したところもありました。自分たちの力だけではなく、この映画を応援したいという皆さんの思いに助けられた1年でした。本当にありがとうございました。
自主配給という茨の道を選び、右も左もわからない中、沢山に方に相談にのっていただきました。そして映画興行を裏で支えてくれる頼もしいスタッフには感謝しかありません。
何よりも嬉しかったのは、全国の劇場の方々と出会えたことです。ミニシアターを営み、映画愛溢れる方々と直接やりとりさせていただけたことは作り手としても大きな励みになりました。ミニシアターを取り巻く環境が年々悪くなっている中でも、映画館の方々の存在は希望です。この人たちに支えられてこの映画は届けられるんだ、という当たり前かもしれないことに改めて感謝する日々でした。映画館に辿り着くまでの道のりも楽しく、あ、こんな住宅地の中に素敵、思ったよりも駅から遠いなぁ、アーケードの街に馴染んでるなぁ、などと思いながら、映画館に一歩足を踏み入れれば、どこも居心地のいい空間が広がっていました。映画館と、映画館を営む人たちと出会ったことで、またあの町に行きたいな、またあの人に会いたいな、という理由ができました。
映画をつくり、映画を伝え、いろんな方々の話をきけたことは大きな財産です。ここまで応援していただいた全ての方に感謝しています。ありがとうございます。
今後は自主上映を中心に上映の機会をつくっていけたらと思っています。映画館の無い町、まだこの映画を届けられていない土地や、自分の持ち場(学校や職場など)で上映したい方など、ぜひご相談ください。
そして最後にお知らせです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
新春1月7日(日)は三好大輔が自ら企画し、松本で上映会を開催します。公開から1年。ようやく松本の皆さんに届けることができます。
まつもと市民芸術館での上映はこの日1日だけになりますので、ぜひ足を運んでいただけたらと思います。
映画『目の見えない白鳥さん、アートを見にいく』上映
1月7日(日)まつも市民芸術館 小ホール
15:00〜<音声ガイド版>上映 + 三好大輔×菊地徹(栞日)のアフタートーク
19:00〜<日本語字幕版>上映
みなさまのご来場お待ちしております!
前売りチケットは市民芸術館窓口とオンラインで購入できます。
上映まで日があまりないので、拡散にもぜひご協力お願いします!
本当に本当に素晴らしい1年をありがとうございました。
良いお年をお迎えください!!
共同監督 三好大輔 川内有緒
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