ソウル公演2日目レポート
vol. 8 2018-10-27 0
アンニョン!
さて、今日はソウル公演2日目・千穐楽のレポートを致します。
この日も17時から公演ということで、各自15時まで自由時間ということになりました。ホテル周りの史跡・旧跡なんかに行ったり、買い物に行ったりする中、私は大学路(テハンノ)でミュージカルを見ることにしました。
「キム・ジョンウク探し」というタイトルのミュージカルで、韓日中英それぞれの字幕付きで見られるということだったのでこれにしました。韓国小劇場協会の理事でもあり、演劇評論家でもあるチェさんに案内してもらい、テハンノの演劇チケットを販売しているチケットセンターへ。日本とは違って、当日券の方が割引価格で見られたりするそうで。今回も定価45,000ウォンのところ、20,000ウォンでチケットが買えました。日本円にして2,000円くらい。安い!
開場まで時間があったので、昼食。今回の字幕翻訳を引き受けてくれた上に、わざわざ日本からお手伝いにと駆けつけてくれた藤野羽衣子さん(写真左)の案内でソルロンタンのお店へ。
お米と麺が入っている牛骨スープという感じの料理でした。基本、韓国で食べたスープは全部薄味でした。お好みでキムチやカクテキなどを入れて食べるそうです。私は塩をいっぱい入れてしまいました。
料理の話で言うと「韓国の食事はほとんど辛い」と聞かされていて、「いや、そんな馬鹿な」と思って行ったのですが、確かに……辛い物が多い。というか、辛みに対する基準が恐らく違っていて、ケータリングに頼んだお弁当屋さんで理解しました。メニューを見ると辛い物には唐辛子マークがついている。なので、辛い物苦手なメンバーはそれ以外を頼むわけです。でも、それも辛かった、ということがあり。
ちなみに、私は辛い物大好きなので臨むところでした。そしてソルロンタンは全く辛くなかったけど、すごく量が多くて少し残したことを付記しておきます。
腹ごしらえも済み、少しテハンノをぶらついてから劇場へ。400名ほどは入れそうな丁度いい劇場。席について開演を待っていると、役者らしき男性が出てきて、前説らしきものを始めました。そしてコール&レスポンスらしきものを始めると、客席から大きな声と大きな拍手。やはり、韓国のお客さんはノリが良いようです。
で、その後90分ほどのラブコメ・ミュージカルを堪能しました。役者は3人だけ。これを一日に3回ほど。それを毎日やっているというのだから驚きです。役者は他にも数名いるようで、日替わりの交代制でやっているようですが。
主に、左右の二人のラブストーリー。中央の役者さんはコミカルな役担当で、何役もこなしていました。日本で言えば、お笑い芸人のロバート秋山みたいな感じで、とても面白かった。
実は結局のところ、字幕なしで観劇したのでした。本当は字幕が出るタブレットを貸してくれるようなのですが、韓国語ペラペラの羽衣子さんと一緒に行ったがために、必要ないと思われてしまったようで。細かい会話のニュアンスは分からなかったものの、ストーリーはほぼ理解できたし、却って貴重な経験になったので私は満足でした。
そして千穐楽。
詳しい模様は、本日配信した動画を見て頂ければと思いますが、初日に増してお客様方のノリが良く、プレイヤーたちもとても気持ちよく演技できたように思います。
公演が終わって、すぐに舞台をバラシます。これはどこでやっても一緒ですが、どこでやっても少し寂しいものです。
現地のスタッフの皆様とも一緒に記念写真。