ソウル公演1日目レポート
vol. 7 2018-10-25 0
アニョハセヨ。
日本に帰って来て3日が経ちました。せっかく覚えた韓国語も(あいさつ程度ですが)全然使うことがなくなってしまいました。
さて、遅くなりましたが、ソウル公演のレポートを上げたいと思います。
まずは、ホテルの部屋の壊れたトイレがどうなったかの話をします。
ソウル公演初日の朝、水漏れに気づいて水を流すボタンを押したところ、うんともすんとも言わないのでした。そこでフロントに行って直してもらおうと思ったのですが、日本語を使えるスタッフがいなかったので、片言の英語でお願いすることに。
私「すみません。」
フロント「(英語)」
私「トイレが壊れたんですけど」
フロント「Toilet?」
私「(日本語使えない人か……)アー……Water, STOP!」
フロント「Oh, Your room number?」
私「two, zero, four」
フロント「OK.(そして電話に出た)」
私は、何がどうOKなのか分らぬまま、確認しようもないので、朝食をとったのでした。
そして朝食を済ませ、部屋に戻ってシャワーを浴びようとしたところ、便器の蓋が上がっていることに気づいたのでした。ん?と思って、ボタンを押してみると、見事に水が流れるではありませんか。仕事、早っ!
さて、そんな話はさておき公演初日です。
13時から2時間程最終チェックの稽古をして、その後は各自準備。私は通訳の方と前説の段取りをしました。普段から前説は私がすることが多く、出来るだけ観客をほぐすために笑ってもらうようなことを喋るのですが、通訳を介して果たして笑いが取れるのか不安でありました。さらに、歌舞伎の観劇につきものの、見得を切る時の拍手のレクチャーもしなければなりません。現地通訳のイムさんからもアドバイスを頂き、開場を待ちました。
韓国の開場時間は日本よりも短めで、『白浪っ!』の場合は開演の15分前でした。
前説の時間が来まして、アニョハセヨーから始めます。見得を切る時のレクチャーでは勢いよく拍手も頂き、おまけに笑いもとれて、ホッとしました。
そしていよいよ本番。多少のミスはありながらも、無事公演を終えることが出来ました。
ソウルのお客様たちはとてもノリが良く、終演後の拍手もとても熱いもので、歓声も上がったりしていました。
終演後は、韓国小劇場協会の方々と交流会。焼肉のお店に連れて行ってもらいました。
韓国の劇場の方々、俳優の方々などとお話ししましたが「白浪っ!」のことをとても気に入ってもらえたようでとてもホッとしました。
あと、やっぱり本場の方が焼く焼肉は旨かったです。焼き加減が上手いんだなあ。