クラウドファンディング終了いたしました!
vol. 3 2021-03-09 0
こんばんは、監督の石田です。
クラウドファンでイング、終了いたしました。
目標金額を上回ることができ、これも皆様のご支援や、周りに拡げて頂いたお陰でございます。
心より感謝申し上げます。
現在、作品もほぼほぼ出来上がってきておりまして、
全体尺としては30分くらいの作品になりそうです。
自分なりに手応えはあります。
見たことのない作品になっているなと思います。
1シチュエーションで、30分持たせられるかという勝負でもありました。
周りからは、もっとシーンを増やした方がいいんじゃないとか、
場所を変えたカットをもっと入れた方がいいんじゃないかとか、
そういう意見も多くありましたが、
今回思い切って夜の屋上以外の絵は一切入れませんでした。
それは、よりリアルさを追求したかったからです。
ストーリーが、自殺しようと思った3人が偶然同じ日の、同じ時間に、同じ場所で出会うという、
圧倒的なフィクションであるからこそ、
見せ方や演出がリアルでノンフィクションなければ、
チープなものになってしまうなと思ったからです。
カット割も極力リアルに見せるにはどうしたらいいかと考えながら、編集しました。
なるべくカットを割らず、長回しのシーンを多用しました。
カットをバツバツ切ったり、間を詰め詰めにしたり、時間軸がどんどん切り替わると、
人間の頭の中でフィクションという認識の強い作品になると思います。
なので、カットをなるべく割らず、人間同士の会話の間をそのまま残して、
よりリアルなノンフィクションの認識が強くなる作品を目指しました。
今回の作品は、カオスなものになったなという感じがします。
まだ自分の中でも、映画のストーリーに納得がいっていません、
うーん、という感情が残ります。
それはセリフ一つ一つもそうです。
映画を見ていただければわかると思いますが、
出ている人間が言っていることが2転3転します。
さっき言ってたことと違うじゃんと、
でもその時は正しいと思って言っているんです。
それは、人間の価値観そのものだと思います。
人間や世の中そのものがカオスです。
だけど、人間は不安定な生き物だから、
答えがなくては前に進めません。
答えがあるから前に進めるとも言えます。
だから、その場で正解だと思った判断は、どんな判断でも正しいんです。
でもそれは、誰かからすると、間違ったことにもなりかねないんです。
でも、それでいいんです。それでいいと思います。
正解、不正解ではなく、肯定していく。受け入れていく。
そんな映画にしました。
試写会のリターンをご購入いただいた方は、
4/10(土)午後、シネマハウス大塚にて上映会予定をしておりますが、
緊急事態宣言の影響もあり、調整を進めておりまして、
詳細の時間に関してはもう少し様子を見て3月にまた改めてご連絡いたしますので、
メールの方見落とさないようご注意くださいませ。
宜しくお願い申し上げます。