保険外サービスって必要?NO.1
vol. 6 2025-03-13 0
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残り12日間、引き続きの応援よろしくお願いいたします。
さて、本日は「保険外サービスがなぜ必要なのか」についてご利用者=お年寄り目線でお伝えしたいと思います。
保険外サービスは自費ヘルパーと呼ばれることもある通り、介護保険の訪問介護(ヘルパー)の業務と似通っています。
ご利用者の自宅に伺いサービスを提供する点から見ても、介護保険を使わないヘルパーと考えて間違いないと思います。
介護保険の訪問介護であれば、自己負担は1~3割、使用頻度にもよりますが、利用者の自己負担額は月額でも1万円程度で賄えます。
その点、自費ヘルパーは全額自己負担ですので頻度の高い方では月額で4~5万円になることもあります。
この点だけ見ると、介護保険のヘルパーがあるなら、自費ヘルパーは必要ないんじゃない?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし。
自己負担額10割でも、保険外サービス、自費ヘルパーは将来も含め絶対に必要なサービスだと断言できます。
その理由は
①介護保険制度には【限度額】という概念があり、月の利用回数が限られている。
②介護保険の訪問介護には厳しいルールがあり、そのルールに書かれていない内容は実施することができない。
③あくまでもケアプランという予定表に則って、契約の下で行われるサービスであり、突発的な対応が困難。
だからです。
①については、厳密には限度額を超えてサービスを利用できなくはないですが、超えた部分は介護保険の給付を受けることができません。つまり、10割自己負担になってしまいます。
そうなると、自費ヘルパーの負担額を超える場合もありますので、ご利用者の選択肢のひとつとして、やはり保険外サービスは必要です。
②について、訪問介護(介護保険)のルールでは以下のことは行うことができません。
・契約者本人以外の支援
例えば、本人以外の食事を作る、洗濯をする、本人が使う場所以外の掃除をするなどは認められません。
・ペットの世話や、ペットに関わる買い物の代行
・電球の交換、窓ふき、庭の清掃や除草
・病院内での介助
・引っ越しの荷造りや特別な食事(おせちなど)の用意、来客へのお茶出し
あくまでも介護保険での支援は生活していく上でご本人にとって欠かせないものであり、そう受け取られないもに関してはサービスの対象外となっています。
しかし、現実的に考えて、生活に必要な事柄に困難を抱える方は、当然、そのほかの部分についても困っています。
電球が切れて暗い中で生活していれば、思わぬケガを招く可能性もあります。
庭に草が生い茂っていれば、近隣とのトラブルを招くこともありますし、害虫の発生なども懸念されます。
もちろん、電球の交換を請け負ってくれる電気屋さんや、お庭の手入れを頼める事業者もいます。
しかし、それらに個別に依頼をかけることも困難である場合もあれば、知らない人が家に来ることへの抵抗感を口にされる方もいらっしゃいます。
その面から見ても、保険外サービスの必要性は明らかです。
そして、③についてですが、介護保険によるサービスは制度の性格上、基本的にプラン(予定表)に則って行われます。
では、例えば。
3/25 9:00~ 目に痛みを感じて病院へ行く。
と事前に予定できる方はいるでしょうか。
もちろん、極端な例ではありますが、予定外の突発的な対応については、保険外の方がより柔軟に動くことが可能です。
私自身が、16年にわたって介護保険の制度の中で仕事をしてきた上で、制度だけでは足りない部分を補う仕事が必要だと考え、個人事業として始めた介護保険外サービス。
現代の高齢者福祉にとって欠かすことのできない介護保険という公的制度を補うことに特化した事業です。
これからますますの高齢化を迎える日本全国で必ず求められるサービスだと私は考えています。
地域に密着した保険外サービスの形を【呉モデル】として全国にご覧いただけるよう、全力で進めていきます!
次回は保険外サービスって必要?NO.2【家庭内での介護者目線】をお伝えできればと思います。