真田忍者ツアー無事開催されました!ー忍者の末裔が次々とー
vol. 20 2022-07-01 0
6月26日(日)、「真田忍者ミステリーツアー」を開催しました。参加者は県外からの方も含む19名、朝8時45分に中之条駅からマイクロバスに乗り、行き先も告げられずに出発。「どこに連れて行かれるんだ?」とワクワク、そしてドキドキのツアーが始まった。
岩井堂城址
さて、マイクロバスに乗ることおよそ10分。到着したのは屹立した岩山が聳える岩井堂城址を臨む「あづま温泉桔梗館」の駐車場。ここには戦国時代の砦があったといい、武田氏と上杉氏、そして武田氏滅亡後は真田氏と北条氏による攻防が繰り広げられた場所と伝わる。
柏原城址
つづいて向かった柏原城址も同じく戦国の城址だ。ここでは真田忍者割田重勝の末裔が登場。忍者の末裔に会えるとは思わなかったという参加者の声。しかし驚きは参加者の中にも割田重勝の末裔がいたのだ。そこで揃って記念撮影。
割田下総守重勝の末裔の方々
堀跡を見学したのち、手裏剣体験もできた。この場所には根古屋城温泉という温泉施設があって、いつも子ども達に体験できるようにと、手作りの手裏剣が用意されているらしい。これにはツアー参加者のテンションも上がる。
用意されていた手裏剣とボード
次に向かったのは高山村の中山城址。1584年(天正12)、真田忍者の割田重勝がこの城に忍び込んで馬を盗み、敵軍を翻弄したという逸話のある場所だ。マイクロバスを降りて本丸址まで歩いて登ること約10分。参加者の皆さん、体力には自信があるようで、急な坂にもかかわらずあっという間に登ってしまった。歴史好きは足が強いと聞いたことがあるがやはりその通りだった。
中山城本丸址まで歩く参加者
そして真田忍者の唐沢玄蕃と割田重勝のお墓へ。ここでは唐沢玄蕃の末裔唐沢栄氏が登場。それにしても忍者の末裔に会えるようにセッティングしてくださった山口通喜館長のアイデアとご配慮に脱帽、そして感謝!
割田氏、唐沢氏のお墓ともにお線香をあげ、般若心経を読誦してご供養。
唐沢玄蕃の末裔唐沢栄氏
割田下総守重勝の墓にて
昼食後は中之条町歴史と民俗の博物館「ミュゼ」を見学。当館学芸員で地域おこし協力隊の郷原匠さんによる忍具の解説ののち、実際にその忍具を手に取って鑑賞することができた。普段公開されていない忍具に触れるとあって、皆さん大満足のご様子!このツアー最大の盛り上がりだったかもしれない。
続いて清見寺へ移動し寺の歴史やカシャ退治のお話についてご説明し、開基鹿野家一族のお墓を見学。最後は中之条駅で解散となった。
参加者には、特典として吉川英治短編小説「乱波者」と「ミュゼ」山口館長の「吾妻衆真田忍者」DVDを贈呈した。
猛暑日の中、ご参加いただいた皆様には大変感謝申し上げます!また、事前準備や当日同行してくださった中之条町歴史と民俗の博物館「ミュゼ」館長山口通喜氏、ガイドの高橋義人氏、スタッフの皆さまにこの場をお借りして感謝申し上げます。
また皆さまにお会いできるのを楽しみにしています。
たいへんお世話になりました。