刀匠宮入小左衛門行平氏を訪問(その1)
vol. 11 2022-06-05 0
去る5月25日(水)に長野県坂城町の宮入小左衛門行平氏を訪問し、作刀作業を撮影させていただきました。
本日はその写真を公開させていただきます。
撮影:金子敦子
道場入り口の額と内部の神棚
折り返し鍛錬・皮鉄造り
刀剣は、炭素量が少なくて柔らかい心鉄(しんがね)を炭素量が高くて硬い皮鉄(かわがね)でくるむことによってできています。その硬くて丈夫な皮鉄を造っているところです。
ところで「相槌を打つ」という言葉がありますが、その語源は刀工が鍛錬するときに、師の打つ槌に合わせて弟子がタイミングよくもうひとつの槌で打つことをいうのだそうです。
火造り
火造りとは素延べした玉鋼を日本刀の形に打ち出す工程です。
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次回はヤスリ、センを使って表面を整える作業を紹介します。
お楽しみに!