ありがとうございました。
vol. 7 2017-10-22 0
「成長する絵画」展2017を応援いただいた皆さま
こんにちは。本プロジェクト主催の浅羽です。ご報告とお礼が遅くなってしまいました。おかげさまでファンドは目標を達成し、作品展も先週日曜日に無事終えることができました。これも、多くの方に応援いただいたおかげで、本当に感謝しています。ありがとうございました。
今年の「成長する絵画」展のテーマは、“描き、表現し続けることで、共に見つけてきたもの” でした。「成長する絵画」アトリエが誕生して今年で11年目、私たちスタッフは、彼らが、いわゆる障がいがあると言われている人たちが、どうしたら自分を表現しやすくできるのか、ずっと模索してきました。描く材料、態勢、環境など、これまで私たちが常識と思っていたことが実はそうでなかったり、いろいろ見つけながら今に至っており、もちろん、それはこれからも続く、終わることのないプロセスです。
そして、そのプロセスでさらに考えさせられたのは「描くこと」「表現すること」の力でした。
「成長する絵画」に参加している彼らは、私たちとは身体の動かし方が違っていて、それが、肢体不自由、障がいと言われるゆえんです。この言葉の前提には、私たちは自由で彼らは自由ではない、というものがあるように思います。しかし、「表現」を真ん中に置いて彼らと向き合ってみると、──道具や環境さえ彼らに合わせられれば──障がいは障がいではなく、彼らは本当に自由な表現者になることができるとわかります。これは「表現」を介さなければ、容易にはつかみえないことのように思います。自分自身を表現するということにおいて、実は、健常といわれる私たちこそが不自由なのではないか、そう感じたりします。
作品展が終わってから1週間、昨日(10/21)は、いつもの「成長する絵画」アトリエでした。それぞれ新しいキャンバスを選び、新たな気持ちで描きました。“共に見つける” ことはこれからもずっと続きます。来年も作品展を行うつもりです。Facebookではアトリエの様子を随時、お知らせして行きます。また、来年、皆さんにお会いできますこと、楽しみにしています。本当にありがとうございました。
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