『成長する絵画』展2017をクラウドファンディングで実現!

『成長する絵画』展2017~脳性まひの若者4人が、描き、表現し続けることで、共に見つけたもの

  • 東京都
  • アート

誰もが、何にも媚びず、無理せず、心地良く、そのままの自分を表現するには……?障がいを持つ若者4人の造形表現を通して、来場された方と共に感じ、共に考える展覧会とワークショップです。

コレクター
53
現在までに集まった金額
254,000
残り日数
11
目標金額 400,000 円
このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2017年10月6日23:59までに集まった金額がファンディングされます。

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目標金額 400,000 円
このプロジェクトでは、目標達成に関わらず、
2017年10月6日23:59までに集まった金額がファンディングされます。
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Presenter
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PRESENTER
浅羽 聡美

造形作家。アトリエ ル・マタン主宰。 誰もが自分を自由に表現でき、自他ともに受けとめあえるアートを通して、ワークショップ、人材育成、情報発信などを行う。 これまで幼児から高齢者まで、教育、医療、福祉など多方面で活動している。 近年は特に、障がいのある子どもたちや保育園でのアートの導入に注力している。 新渡戸文化短期大学非常勤講師 著書『子どものチカラを引き出す美術と大人の関わり合い』 『保育園での表現者たち~アートが流れる日々から』 『アートという文脈で保育を考えてみると』

このプロジェクトについて

誰もが、何にも媚びず、無理せず、心地良く、そのままの自分を表現するには……?障がいを持つ若者4人の造形表現を通して、来場された方と共に感じ、共に考える展覧会とワークショップです。

心地よく、無理せず、ありのままに自分を表現するためにはどうしたらいいのか、常識や思い込み、当たり前を取り払いながら、素材を、道具を、身体の動きを、環境を、サポートの仕方を、この11年間、試行錯誤し続け、さまざまなものを見つけてきました。今も、その探求は続いています。
そうして自分にとっての、自分だけの表現方法を探り続けていく作業は、障がいのあるなしに関わらず、人が幸せに生きていくために必要なことだといえるでしょう。
展覧会とワークショップを通して、4人が“見つけてきたもの”をきっかけに、いまだ未知である“自分の表現”を見つけてみたいと思えたり、アート、教育、福祉、子育てに関わる方たちが、造形表現のあり方を考える場になればと考えています。

脳性まひの若者4人のアトリエ「成長する絵画」

2007年から11年

埼玉県で重度の脳性まひの子どもたちのアトリエ「成長する絵画」クラスがスタートしました。月2回のペースで制作を続けて11年。当初、小学生だった彼らは、現在、10代後半の若者になっています。
彼らは言葉によるコミュニケーションが難しく、筆を握ることや、自力で上体を起こし画面に視線を集中し続けることも難しい状況にあります。

素材を模索する

彼らは一様に、どんな素材がほしいかを言葉で伝えることも、自らの足で素材を選びに行くこともできません。サポートする私たちが用意する素材がすべてです。そう思えば思うほど、可能性を狭めないことを大前提に、これまで、パステル、木炭、墨汁、水彩絵具、アクリル絵具、インク、染料、ペン、さまざまな粘土、水彩紙、キャンバス、和紙、ダンボール、布、木材、石、ガラス、アクリル板、砂、テラコッタ、石膏、野菜や果物といったモチーフ、自然の風景や生き物の写真画像…あるとあらゆる造形素材を用いてきました。

素材を模索するためだけでなく、当初は、毎回、作品が完成すると達成感が持てるだろう、さまざまな素材に触れる経験がいいだろうという思いもありました。1回2時間程度の制作時間で、自宅で展示できるまで作品を仕上げようとすると、私たちのサポートが過度になりがちです。そして、特殊な素材であればあるほど、本人のタッチよりも、素材の組み合わせ自体が強く主張し、そうした制作の手順、プログラムを考えた人(私)の作品に思えてしまうというジレンマが生じてきました。さまざまな素材との新鮮な出会いというよさもあったかもしれませんが、なにより表現の主体であるはずの彼らが、その素材に慣れる以前に制作が終わってしまい、素材に振り回されるということも少なくなかったように思います。

6年が経った頃、極力、扱いがシンプルで、強度のある素材が、彼らの表出するものを痕跡として残しやすいということが見えてきました。強度のある麻キャンバスや木製パネルなどに、やはり強度があり、扱いがシンプルなアクリル絵具を中心に、終わりを決めない「成長する絵画」の連作の制作が始まりました。
その頃から、年に1回の作品展を開催するようになります。

表現方法、環境、関わりを模索する

毎回、素材が変わらないことで、じっくりと、より個々にしっくりくる表現方法を模索していくことが可能になりました。

クラスがスタートした早い段階で、ユニバーサルデザインの筆を試すなどしていく中で、そもそも筆で描く必要はあるのかということに思い至ります。手に直接絵具をつけて描くことを試みはじめ、そのストレスのなさ、気持ちの動きが体の動きに連動し、それがダイレクトにタッチとして残る、うまく描かなくてはということからも解放されるような心地よさに、絵は筆で描くものと囚われていたことに気付かされました。
けれど数年して、今度は筆を握るのが難しいと決め付けていたことに気付かされます。手に対して筆は絵具をたっぷり含むことができます。あるとき、筆の柄をしっかり握ることが難しく、ずっと手で描いていた亮也さんと相談し、筆を試してみることにしました。彼の手から筆が落ちないようにだけ、私たちが手を添えます。すると、これまで見たことのない力強く、伸び伸びとした線が生まれました。

体勢

長いこと、車椅子に座って描くのを当たり前のことと思っていました。
亮也さんは、長い時間、同じ姿勢でいると体が痛み、辛くなると休憩し、ときに車椅子から降りて横になり、痛みが引くと車椅子に戻って描いていました。2年前、横になって休んでいる亮也さんに、その状態で描いてみることを提案してみました。仰向けになった頭上にキャンバスを掲げます。車椅子に座っていても腕を大きく動かすことがままならないため、腕を宙に上げ続けること自体難しいと思われました。けれど、それ以来、休憩を挟まずに描き続けられるようになり、車椅子のときより自由に大きく腕が動き、よりダイナミックな表現が生まれるようになりました。それは私たちにとって、驚くような変化でした。

大きさ

キャンバスは、私たちが手で持って支えています。描きやすい角度、位置を本人に尋ねながら、その都度、探っています。4人とも自力で体を大きく動かすのが難しいため、大きなキャンバスになると手が届きにくくなり、サポートも難しくなります。ですからキャンバスの大きさには限界があるようにずっと感じていました。けれど、昨年から30号のキャンバスに描いてみると、これまで重層的な色彩、タッチが特徴だと思っていたていたわかなさんの表現は、大きなキャンバスに描くことでタッチが重なるだけでなく広がり、変化に富んだタッチのひとつひとつがよりいきいきと現れるようになってきました。今は、サポートする私たちも彼らも、30号以上の大きさのキャンバスに描くことも難しくないと感じています。

環境

翔生さんはものを投げたり、人を叩くことが度々あり、注意しても止むことはありませんでした。昨年、そうした行動を、言葉を話すことができない翔生さんのメッセージであると考えてみました。そのメッセージを想像し、場所を変え、静かな場所で制作を行ってみると、投げたり、叩いたりといった行動がぱったりとなくなり、制作に集中できるようになりました。今、ストレスなく、心地よく、好きな音楽に合わせ、演奏するかのように描いています。

タイミング

月2回2時間、制作の時間を設けています。
表現したいタイミングは人それぞれです。予め設定された時間に、気持ちや体調がぴたっと合うとは限りません。とくに丈太朗さんはデリケートです。けれどサポートする私たちは、描いてほしい気持ちが先に立ってしまいます。無理強いしていないか、いつも自問自答しながら臨んでいます。そうして今思うのは、体調も気持ちもデリケートであること自体が丈太朗さんであって、描かない時間も表現であるということです。何も描かれていない空間は、彼の息遣いで、1時間かけて描かれた1本の線は、とても雄弁だと感じています。

自分の表現を見つけるために

こうして11年かけて4人と共に、それぞれの“自分だけの表現方法”を見つけてきました。そして、その探求は今も続いています。これでいいと思ったところで、自分の中にある未知の可能性の扉を閉ざしてしまうことになると思っています。

そうした探求は、障がいのあるなしに関わらず、人が豊かに生きて行く上で大切なことなのではないか、彼らとの11年で、そのことを強く感じています。
まずは、自分の中にある常識や思い込み、当たり前を取り払ってみる、そうして見えてきたことを試してみる、すると新しい表現、実は自分の内にあったのに気付かなかった“なにか”を見出せるかもしれない、そう感じています。

本展覧会で多くの方が彼らの表現に出会うことで、いまだ未知である“自分の表現”を見つけてみたいと思えたり、福祉や教育、子育てに携わる方々が、ご自身のフィールドでの人との関わりに、なにかしらの気付きを得られる機会になることを願っています。

展示の構想

2012年以降、毎年、都内のギャラリーで展覧会を開くようになり、「成長する絵画」展は、今年で7回目を数えます。回を重ねる毎に、たくさんの方々に来場いただいてきました。なにも飾らない彼らの、ありのままの造形はなんとも力強く、ときに繊細で、軽やかで、見る人を惹きつけます。

今回は、3回目以降の展覧会と同じ Gallery OkarinaBを会場に、これまでと違った展示を行う予定です。新作の展示だけでなく、過去の出展してきた作品を印刷したものでギャラリーの壁面を覆い、ギャラリーに1歩、足を踏み入れるだけで4人それぞれの世界を体感していただける空間をつくります。そこに制作風景の動画を流し、それぞれが“見つけてきたもの”を感じられるようにします。

 
昨年の展覧会の様子

来場者が参加できる共同制作「成長するキャンバス」

1500人の共同制作

毎回、展示会場には、「成長する絵画」クラスで実際に使用されている画材を置いています。それらを使って、来場された方々が展示作品から影響を受けながら、1枚の大きなキャンバスに自由に描き重ねていく「成長するキャンバス」という共同制作を行っています。これまで、幼児からご高齢者まで、のべ1,500人の手が加わった大作になっています。
今回もさらに、来場者に描き重ねてもらう予定です。


昨年の来場者の制作の様子

みなさんと共に考えるワークショップを同時開催

展覧会期間中の10月8日に、別会場でワークショップを予定しています。
この11年で彼らと共に“見つけてきたもの”を入り口に、ご自身が、誰にも媚びず、無理せず、心地よく表現する方法を探って行きます。自分の内なる声に耳をすまし、とくに身体感覚に意識を向けながら描きます。
そうした制作体験に、動画視聴、対話を通して、多くの皆さんと、“人が造形表現すること”について考えていきたいと思っています。それにより、障がいの有無に関係なく、誰もがありのままに表現できる場が広がっていくことを願っています。
ワークショップの詳細、参加の申し込みは下記をご覧ください。


昨年のワークショップの様子

4名の制作風景を動画でご覧ください。

展覧会開催概要

場所:『Gallery OkarinaB 』東京都文京区根津2-16-10
   東京メトロ千代田線 根津駅より 徒歩 2 分
日時:
10月7日~9日,13~15日(10,11,12日は休み)12:00~19:00
入場:
無料

ワークショップ開催概要

場所:『花まる学習会お茶の水教室5階』東京都千代田区神田駿河台4-4-5 駿河台スピックビル 東京メトロ千代田線 新御茶ノ水駅 B2出口 徒歩2分
※展覧会会場から移動時間20分程度の場所になります。

日時: 10月8日 14:00~17:00
内容: 制作体験と対話 ※手に絵具をつけて描きます。汚れてもいい服装でお越しになるか、エプロンなどをお持ちください。
入場:5,000円プランのご支援のリターンとして、ご招待者限定です。
定員:30名

ご支援の用途

今回ご支援いただきました資金は、多くの方々に今回の展覧会を知っていただくためのPR(フライヤーの作成、印刷、配布のための郵送費)、ギャラリー、ワークショップ会場にかかる費用(会場費、光熱費などの維持費、作品の運搬費)、展覧会場での共同制作の画材費に補てんさせていただきます。

ご支援のリターン

◎展示作品のポストカード1セット 3,000/10,000プラン 今回の展示作品を印刷した8枚セットのポストカードです。


昨年のポストカードセット例

◎ワークショップの招待券 5,000プラン 10月8日のワークショップのご招待券1名様分を、当日、WS会場でお渡しいたします。※ワークショップにご参加いただける方のみ、こちらのプランでご支援ください。


昨年のワークショップの様子

◎展示作品のポスター 10,000プラン 今回の展示作品を印刷した大判のポスター1枚です。作品は主催側で選ばせていただきます。


一昨年のポスター例

◎オリジナル作品 30,000プラン 今回の展示作品から、ご希望の作品を1点をお選びいただきます。展覧会にお越しいただいた際に、作品をご指定ください。ただし、ご要望にそえない場合もあります。展覧会にお越しになれない方はご相談ください。作品のサイズはF4(333×242mm)程度です。

◎オリジナル作品 50,000プラン今回の展示作品から、ご希望の作品を1点をお選びいただきます。展覧会にお越しいただいた際に、作品をご指定ください。ただし、ご要望にそえない場合もあります。展覧会にお越しになれない方はご相談ください。作品のサイズはF6(410×318㎜)からF20(727×606mm)程度です。

◎展覧会の会場にお名前を掲示 すべてのプラン「成長する絵画」展のサポーターとして、展覧会会場にお名前を掲示させていただきます。※掲示をご希望されない方はお申し出ください。

想定されるリスクとチャレンジ

展覧会、ワークショップの開催は決定していますので、目標金額に達しなくても開催いたします。

今回、皆様からの資金を元に、より広く、このようなアートのあり方を発信し、今後、関西、東北などでも展覧会、ワークショップを開催していきたいと思っています。

作家紹介

髙濵丈太朗


2016年の展示作品

平わかな

2016年の展示作品

真嶋翔生


2016年の展示作品

松元亮也

2016年の展示作品

アトリエ ル・マタンの紹介

この展覧会を主催するアトリエ ル・マタン(千葉県市川市)は、アートとファシリテーションによって、子ども大人も、より生きやすい世の中をつくっていくために活動しています。

評価を気にすることなく、誰もが自由に自身を表現できる造形的アプローチと、その制作プロセスを、対話を通して振り返り、気付きを得るファシリテーション 的アプローチを実践、研究しています。教育、福祉、医療等、さまざまな現場でワークショップ、研修、人材育成、情報発信などを行っています。
造形作家である浅羽聡美が主宰し、ファシリテーターである浅羽雄介と、この活動に共感するアーティストたちの協力を得て活動しています。

『Atelier Le Matin』
https://www.facebook.com/atelierlematin/
『成長する絵画』
https://www.facebook.com/seichousurukaiga/
『保育園の表現者たち』
https://www.facebook.com/hyougenshatachi/

誰もがありのままの自分を表現できる世の中へ―

誰もが、他と比較されたり、評価されることなく、ありのままの自分を表現できる「場」、互いの違いを受けとめ合う「人との関わり」を求めているのではない かと思います。そのような場、関わりがあれば、誰もが幸福に生きていけるのではないか、そう思います。どうしたらそのような社会が実現するのか──。本作品展で多くの方々に、誰にも媚びない彼らそのもののような作品の数々をご覧いただくことが、そのような理想の社会がつくられる手がかりになるのではないかと思っています。

展覧会&ワークショップを開催し、多くの方々と共に考える機会をつくるために、皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

リターンを選ぶ

  • 3000

    3000円リターン

    • ポストカードセット
    • サンクスレター
    • 展覧会の会場にお名前を掲示
    • 2017年10月 にお届け予定です。
    • 27人が応援しています。
  • 残り5枚

    5000

    5000円リターン

    • サンクスレター
    • ワークショップご招待券(当日WS会場でのお渡し)
    • 展覧会の会場にお名前を掲示
    • 2017年10月 にお届け予定です。
    • 21人が応援しています。
  • 10000

    10000円リターン

    • 作品ポスター(大判)
    • ポストカードセット
    • サンクスレター
    • 展覧会の会場にお名前を掲示
    • 2017年10月 にお届け予定です。
    • 5人が応援しています。
  • 残り4枚

    30000

    30000円リターン

    • オリジナル作品(30,000プラン)
    • サンクスレター
    • 展覧会の会場にお名前を掲示
    • 2017年10月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。
  • 残り4枚

    50000

    50000円リターン

    • オリジナル作品(50,000円プラン)
    • サンクスレター
    • 展覧会の会場にお名前を掲示
    • 2017年10月 にお届け予定です。
    • 0人が応援しています。